世の中で「サステナビリティ」という言葉の浸透が進む一方で、それがサステナブルな消費に結びついていないと感じている企業が多いのではないだろうか。
楽天グループは、サステナブルな買い物を提案するインターネット・ショッピングモール&メディア「EARTH MALL with Rakuten」で計測した「グリーンな商品 売れ筋ランキング」を発表した。
このランキングから、生活者がどのような視点でサステナブル消費をとらえているのかを読み解く。
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「サステナブルな商品を買いたい」。そう思ってはいても、一歩踏み出せずにいる生活者はさまざまな理由を抱えている。価格の問題、どの製品がサステナブルなのか分からない、どの店舗に行けば購入できるか知らないなど……。
そんな生活者の悩みを解決する手助け役を担っているのが、サステナブルな買い物を提案するインターネット・ショッピングモール&メディア「EARTH MALL with Rakuten」だ。
「EARTH MALL with Rakuten」は昨今のサステナビリティの認知度アップに伴い、昨年比4.5倍のアクセス数を誇る。
取り扱う商品もMSC認証、ASC認証、FSC認証、国際フェアトレード認証、レインフォレスト・アライアンス認証など客観的で国際的な認証を取得している商品を厳選。生活者が必要なものを検索し、サステナブルなものを購入することができる仕組みになっている。
そんな「EARTH MALL with Rakuten」を運営する楽天グループが発表した、年代別の「グリーンな商品 売れ筋ランキング」からサステナブル消費の傾向が見えてきた。
特に顕著なのが20代、いわゆるZ世代と30、40代の傾向の差だ。
以下がランキングの表になっている。20代、30代、40代の3世代に分類して比較してみる。
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このランキング結果を受けて、「EARTH MALL with Rakuten」担当者はサステナブル消費の年代別傾向をこう分析する。
「30、40代であまり大きな傾向の違いが見られないというのは、一つの特徴だと考えることができます。
ランキングでは、食品・日用品が多くランクインしており、サステナブルな商品が身近な存在として消費者の生活に入り込んできていることがわかる結果となりました。特に『コピー用紙』や『オリーブオイル』などは、これまでも日常的に購入していたであろう商品をサステナブルな商品に切り替えていくような傾向があることがうかがえます。
20代のランキングでは、日用品や食品などに加えて、『お香スティック』や『瓶型ソーラーランタン』など、商品パッケージや商品デザインにもこだわりがみられ、生活雑貨やインテリアとして活用できる商品がランクインしています。
また、『グリーンクレイペースト』など、スキンケア商品が上位にランクインしており『オーガニックコスメ』の人気の高まりもうかがえます。
20代は他の世代と比較し、よりサステナブルな商品をひとつの価値と捉え、商品選びをする傾向になることがわかります。
また、20代のランキングでは『お香スティック』や『ソーラーランタン』、『アップルビネガー』など、サステナブルなストーリーを通じて、商品の魅力を紹介している商品がランクインしているといえるでしょう」。
生活者の「サステナブル消費の促進」は企業にとって、喫緊の課題。年代ごとの傾向を見極め、発信するメッセージ、アプローチ方法に変化を加えていくことは、これまで以上に大きなテーマになっていくだろう。