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  • 公開日:2018.09.20
  • 最終更新日: 2025.03.27
JR東日本、東京駅で「食品ロス」テーマに野菜フェア

JR東日本は9月20日から30日まで、形が規格外であることや供給過剰を理由に廃棄される「もったいない野菜」を東京駅内で開催するマルシェやレストラン18店舗で販売・提供するキャンペーンを行う。野菜の輸送には東北新幹線「なすの274号」を使用。同社は「食品ロスは社会問題であり、地域の生産者の収入を不安定にしている一因」とし、地域と農家が抱える問題の解決に加え、多くの人に地域情報を発信したい考えだ。 (サステナブル・ブランド ジャパン=橘 亜咲)

環境省の最新の調査によると、食べられるにも関わらず捨てられる「食品ロス」は年間約646万トンに達する。キャンペーン「新幹線でもったいない野菜をお届け!産直新鮮!採れたて野菜フェア」で販売・使用される「もったいない野菜」は、当日の朝、郡山駅近くの福島県大玉村で収穫され、同駅を11時39分に出発する「なすの274号」で運ばれる。一部、福島県矢祭町などで収穫される野菜は宅配便で配送されるという。

販売予定の野菜は、ねぎや人参、ごぼう、春菊、ジャガイモ、玉ねぎ、なすなど。マルシェでは通常価格より約2-3割安い価格で販売。レストランでは「大地のパエリア」「野菜天ぷら盛り合わせ」などのメニューとして提供する。

JR東日本 事業創造本部 新事業・地域活性部門 地域活性化グループ 主席の菊池友美さんは、「新幹線で届けられる野菜は鮮度が高く、おいしい。規格外でも変わらずおいしいと感じていただけるよう、多種多様なお客様の嗜好に対応するため、様々な形態のレストランで『新幹線でもったいない野菜をお届け!採れたて野菜レストランフェア』として取り組む」と説明した。

今回、JR東日本が「もったいない野菜」の販売・使用を決めた背景には、昨年11月に策定した成長戦略「生活サービス事業成長ビジョン(NEXT10)」がある。10年先を見据えた同戦略では、かつての「駅を中心とするビジネス」を超えて「くらしづくり(まちづくり)」に挑戦する方針を掲げる。

同社は「駅から、街から、未来をつくろう」のスローガンのもと、「のびる(事業創造・オープンイノベーション)」「ひらく(駅を中心とした魅力あるまちづくり)」「つなぐ(地域活性化・交流の促進)」「みがく(既存事業のレベルアップ)」を4本柱とし、成長を目指している。

「もったいない野菜」を販売するマルシェは、東京駅内の商業施設「グランルーフ」の2階デッキで17時から21時まで、東京駅地下1階の「動輪の広場」では11時から20時まで開催される。「もったいない野菜」をメニューとして提供するレストランは、「グランルーフ」「グランルーフフロント」内の18店舗だ。

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