サステナブル・マーケティング

Sustainable Marketing

サステナブル・ブランド ジャパン編集局

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/11/03/TOP-B4G-2800_1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンは、2022年11月29日に、〝人にも地球にもやさしいブランドの在り方〟を議論する「Brands for Good Summit」を日本で初開催いたします。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/11/03/SB_logo_bfg_blackgreen400_1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><strong><a href="https://www.b4g-summit.com/">公式サイトはこちら</a></strong></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>昨今、ブランディングという言葉が見直されています。生活者が理想とする豊かさの概念が移り変わり、モノを売るための時代から、社会に問いかける時代へと、ブランドの存在意義が問われるようになりました。<br />商品やサービスだけでは伝えきることのできない《ブランドとしての在り方》を企業はどのように伝えていけばよいのか。生活者と企業はどこに接点を生み出せば良いのか。<br />ここ数年注目が集まる《パーパス》の策定から、生活者の共感を呼ぶ具体的なコミュニケーションまで、人にも地球にもやさしいブランドの在り方について議論します。</p>
<p>Brands for Goodは、企業がマーケティング活動(コミュニケーション)を通して、持続可能な社会の実現に向けて、生活者の行動変容を促すことを目的にした、サステナブル・ブランドの中で生まれた新たなグローバルベースのイニシアチブです。 </p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>登壇者</strong><strong>(</strong><strong>一部</strong><strong>)</strong> </p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/11/03/speaker.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>開催概要</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/11/03/SB_logo_bfg_blackgreen400.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><strong><a href="https://www.b4g-summit.com/">公式サイトはこちら</a></strong></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>日時：2022年11月29日(火)13:00～18:30<br />会場：室町三井ホール＆カンファレンス(東京都中央区日本橋室町3丁目2番1号 CORED室町テラス3階)<br />主催：サステナブル・ブランド ジャパン(株式会社 博展)<br />定員：200名(現地参加)<br />参加費：5500円(税込) / <a href="https://bfgs2022.peatix.com/">事前登録制</a><br />内容：セッション / ネットワーキングレセプション</p>
<p><strong>参加対象</strong><strong> :</strong><br />マーケティング・コミュニケーション部門担当者<br />ブランド戦略・管理部門担当者<br />CSR / サステナビリティ部門担当者<br />マーケティングコンサル企業<br />広告代理店<br />クリエイター　他 </p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>プログラム</strong></p>
</div>
<div class="elem_table">
<table align="left" border="0" cellpadding="0">
<tbody>
<tr>
<td>内容</td>
<td>登壇者</td>
</tr>
<tr>
<td>オープニング(ご挨拶)</td>
<td>Sustainable Brands Japan<br />Country Director<br />鈴木 紳介</td>
</tr>
<tr>
<td>SESSION -1<br />「パーパス・ドリブン企業の実際」</td>
<td>株式会社セブン銀行<br />代表取締役会長<br />舟竹 泰昭 氏</p>
<p>エスエムオー株式会社<br />代表取締役<br />齋藤 三希子 氏</td>
</tr>
<tr>
<td>SESSION-2<br />「ブランド・コミュニケーションで加速するSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」</td>
<td>エコアルフ・ジャパン株式会社<br />DIRECTOR/取締役<br />下川 雅敏 氏</p>
<p>The Breakthrough Company GO<br />クリエイティブ・ディレクター<br />砥川 直大 氏</p>
<p>【ファシリテーター】<br />Brands for Good +<br />Communication Producer<br />一般社団法人 NEWHERO 代表理事<br />高島 太士</td>
</tr>
<tr>
<td>SESSION-3<br />「パーパスをブランディングに生かす－日本企業が見落としがちなポイント－」</td>
<td>PwCサステナビリティ合同会社<br />サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス　<br />マネージャー<br />間宮 孝治 氏</p>
<p>SB国際会議 サステナビリティ・プロデューサー<br />株式会社レスポンスアビリティ代表取締役<br />サステナブルビジネス・プロデューサー<br />足立 直樹</td>
</tr>
<tr>
<td>SESSION-4<br />「BRANDS FOR GOOD－持続可能な暮らしをブランドの力で引き起こす新提案－」</td>
<td>高島 太士</p>
<p>SB国際会議 アカデミック・プロデューサー<br />駒澤大学 経営学部 市場戦略部 市場戦略学科 教授<br />Aalborg University Business School<br />Guest Professor<br />青木 茂樹</td>
</tr>
<tr>
<td>SESSION-5<br />「Pull Factor Project Workshopー生活価値に飛び込んだストーリーづくりから得られたものー」</td>
<td>クラシエホールディングス株式会社<br />経営企画室 企画部 課長<br />大上 夏子 氏</p>
<p>高島 太士</td>
</tr>
<tr>
<td>クロージング(ご挨拶)</td>
<td>鈴木 紳介</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">ネットワーキング 　レセプション</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>＜取材のご希望・お問い合わせ先について＞</strong></p>
<p>「Brands for Good Summit」 公式サイトは<a href="https://www.b4g-summit.com/">こちら</a><br />サステナブル ブランド ジャパン E‐Mail：<a href="mailto:info-marketing@hakuten.co.jp">info-marketing@hakuten.co.jp</a></p>
</div>
<p></div>
<p></p>

SBコミュニティニュース

話題のキーワード

経営 management

ブランド戦略

パーパス✖️ブランディング「Brands for Good Summit」を11月29日、日本初開催

<p></p>
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<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/10/01/cannes800.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>一般社団法人NEWHERO代表理事の高島太士氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンの法人会員コミュニティによる「2022年度第2回 SB-Jフォーラム」がこのほど博展(東京・中央)本社とオンラインで開かれた。今回は世界最大の広告の祭典であり、「国際クリエイティビティ・フェスティバル」の名前で毎年開催されている「カンヌライオンズ」の近年の受賞作品から企業のコミュニケーション手法のヒントを得ようという趣向で、約3時間半にわたる報告と討議が行われた。参加者は地球環境や社会を変える大きなインパクトを持つ最先端の広告作品の世界観に引き込まれつつ、自社の目指すべきパーパスブランディングのあり方について考えた。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>カンヌライオンズの紹介に先立って、青木茂樹・SB国際会議アカデミックプロデューサーがリモートで登壇し、サステナブル・ブランド ジャパンが国内企業の持続可能な環境・社会への取り組みとブランドイメージについて毎年独自に調査しているジャパン・サステナブルブランド・インデックス(Japan Sustainable Brands Index:JSBI)の最新版(2021年版)の結果について改めて報告。 </p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>企業のSDGsへの貢献度合いをイメージした得点と、実際の取り組みに対する評価得点の両方を上げるには、CSRやサステナビリティの活動、広告や流通部門が相互に連携し、パーパスに根差したブランドの存在感をしっかりと示すことが肝要であり、そのためには、「社内外の共鳴を呼ぶようなソーシャルインパクトをいかに打ち出せるかにかかっている」と強調した。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>カンヌライオンズ受賞作品のソーシャルインパクトに着目を</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>続いて大手広告代理店で社会課題やSDGsをテーマにしたクリエイティブの製作に多く携わり、現在はコンサルタントの立場で企業のパーパス策定やサステナビリティ経営の支援を行うPwCサステナビリティ合同会社の間宮孝治氏が「ソーシャルインパクトの可視化とストーリーテリング」と題して講演した。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/10/01/mamiyab800.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>PwCサステナビリティ合同会社の間宮孝治氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>間宮氏は企業のブランディングを、課題解決と利益を両立させるべく、企業が未来の稼ぐ力を培うための「評判形成力」だと位置付け、その取り組みがどういう因果関係で将来の利益増加や機会損失減につながるかを想像し、ストーリーを描いてみるよう参加者に提言。その上でカンヌライオンズの受賞作品を「ソーシャルインパクトに着目して見てほしい」と続けた。ポイントはそれぞれの作品が、なぜそのインパクトを目指し(パーパス)、どうやってそのインパクトを実現したか(施策)、そして、実際にどんなインパクトが達成されたか(数値)の3点にあるという。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>今年を象徴するウクライナの作品　ゲストにゼレンスキー大統領も</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>ここでフォーラムはいよいよ受賞作品の鑑賞タイムへと移り、自身クリエイターとして何度も現地入りしている一般社団法人NEWHERO代表理事の高島太士氏と間宮氏とが、2018〜2022年(2020年はコロナ禍で開催されず)の受賞作の中から8作品の映像を一つずつ紹介しながら解説と感想を述べ合う形で行われた。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>最初の作品は、2022年を象徴する、「BACK UP UKRAINE」。画面に映し出されるウクライナの歴史的建造物の数々が戦火で破壊されるなか、これらを既存の携帯電話のアプリを使ってデジタルアーカイブしようと呼びかけるもので、デジタルクラフト部門でグランプリを獲得した。今年のゲストスピーカーには同国のゼレンスキー大統領も招かれ、世界のクリエイティブコミュニティに対してウクライナへの支援を訴えたという。</p>
</div>
<div style="width: 560px; margin: auto;"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/lPJYmH_V_as" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>創設4年のSDGs部門　島国パラオがパスポートに施した工夫とは？</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>続いて2018年に創設されたSDGs部門でこれまでにグランプリを受賞した３作品が紹介された。このうち「Palau Pledge」(2018)は、観光客が珊瑚を傷つけ、海にごみを散乱させ、保護されている生物を密猟するなど、自然破壊が進んでいた島国パラオで、パスポートに施したある工夫に焦点を当てた作品だ。</p>
</div>
<div style="width: 560px; margin: auto;"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/qhMmIdSyGyA" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
<div class="elem_paragraph">
<p>その工夫とは、パスポートに押すスタンプ自体が誓約書になっていること。「私は客人として、みなさんの美しくユニークな島を保存し保護することを誓います。足運びは慎重に、行動には思いやりを。自然に消える以外の痕跡は残しません」。誓約書は瞬く間にSNS上で拡散され、あのレオナルド・ディカプリオもいち早く賛同したという。</p>
<p>また2019年には、動物の画像を広告に使っているブランドや組織に対し、そのメディア支出の0.5%を国連開発計画(UNDP)が支援する野生動物の生息地を守る活動に寄付するよう奨励するイニシアチブの取り組みを描いた作品がグランプリに、また2021年にはスウェーデンの金融系のスタートアップ企業による、あらゆる製品がCO2をどれほど排出し、どうすれば削減できるのかを自動に計算できるツールについての作品がグランプリに選ばれた。この企業は2019年にも、購入した製品のCO2排出量によって利用制限がかかるクレジットカードを開発し、大きな話題を呼んだのだそうだ。</p>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/10/03/unnamed_1.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>SDGs部門の4年間の歩みを振り返って、間宮氏は「最初はパブリックセクターの事例が多かったのが、最近は民間の事例が増えてきたのが大きな特色。そうした取り組みほど社会的インパクトが大きいのはもちろん、回り回って自社の財務にプラスになって返ってくる。日本におけるSDGsの広がりもそうだったように、社会貢献的なところから始まったものが今では民間が取り組んで結果を出さなくてはいけなくなっている傾向が見て取れる」と分析。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/10/03/unnamed-1_1.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>さらに上記の3作品について、高島氏は例えばパスポートのスタンプを変えただけでディカプリオが来たというような変化の中には「(人々の)意識をデザインする」という発想が、また動物保護のイニシアチブには「ユニオンを形成する」という、スウェーデンのスタートアップ企業には「機能に制限を加える」という、パーパスブランディングのヒントにもなるクリエイティブなアイデアが潜んでいると指摘した。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_block">
<div class="inner">
<div class="elem_heading_lv3">
<div>
<h3>カンヌライオンズ受賞作品に見られる<br />クリエイティブなアイデア(パーパス・ブランディングのヒント)</h3>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>＃意識をデザインする<br />＃ユニオンを形成する<br />＃機能に制限を加える<br />＃アートを活用する<br />＃廃棄物を資源にする<br />＃廃棄物に機能を追加</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>P&amp;Gがインドで生理教育を促進　1企業が国の教育を変える</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>そして、2022年のSDGs部門のグランプリに輝いたのが、インドにおけるP&amp;Gの活動だ。これまでずっとタブーとされ、教科書にも載っていなかった生理と生理用品についての教育を促進するための取り組みを追った作品「THE MISSING CHAPTER」である。</p>
</div>
<div style="width: 560px; margin: auto;"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/zCo1ZYEApqs" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
<div class="elem_paragraph">
<p>「死ぬかと思った。たくさんの血が流れて。誰もそのことを話してくれなかった」と語る少女。インドでは毎年2300万人もの少女が思春期を迎えて学校を退学している現状があるという。その課題にP&amp;Gの生理用品ブランドである「ウィスパー」が立ち向かい、本来あるべき教科書の一章として、生理にまつわる生態を理解するための解説文を赤い紙にイラスト付きでデザインし、この赤い紙を生理教育に懸ける革命のシンボルとしたのだ。</p>
<p>ユニークなのは、このシンボルを美しいアートへと変容させ、街中の至るところに目に見える形で施したこと。これがSNSなどで広がって少女たちの声は国の意思決定者に届き、政府は歴史的な決定として教科書に生理についての章を追加することを約束した。</p>
<p>この作品について高島氏は「いちばんすごいなと思うのは、1民間企業が、国の教育の在り方を根本的に変えたこと」と評価。アイデアとしては「アートの活用」が大きく、作品のインパクトとしては、生理教育の必要性を訴える100万件以上の嘆願書が寄せられたこと、P&amp;Gが1100万人の少女たちに生理用品を提供したこと、その結果、P&amp;Gは目標以上の売り上げを得たことの3つを挙げた。</p>
<p>またこのウィスパーの事例は将来の財務にもつながっていくのではないかという観点から、間宮氏は、「インドの生理教育を変える突破口になった商品ということで、その道筋が想像できるように思う。市場を広げるという意味で最初のアクションに取り掛かる意味は大きい」と述べた。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/10/01/sb-j800_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>フォーラムは全8作品を鑑賞した後、各作品から得たアイデアを、自社の製品やサービスにどのように生かせば、新たなソーシャルインパクトを生み出すことができるかをテーマに、会場とオンライン上とでグループ討議が行われた。このうち会場のメンバーからは、自社製品の容器を環境負荷の低い素材に変えることができないかといった話に始まり、物の本質を見極めるためには子どもたちへの教育が重要ではないか、といったところにまで議論が及んだことが報告された。各グループそれぞれに課題を共有し、活発な意見交換がなされたようだ。</p>
<p>最後に青木氏は、「そもそもJSBIを設計した理由は、暖簾に腕押しのような感覚でなく、手応えのあるサステナビリティを推進してほしいから。それにはお客さまも巻き込み、共鳴、共感を広げていく新しいコミュニケーションを図っていかなくてはいけない。カンヌライオンズの事例を通じて、その必要性を感じていただけたのではないか。皆さんの中から新しい事例が生まれる日を楽しみにしている」と述べ、フォーラムを締めくくった。</p>
</div>
<p></div>
<p></p>

2022年度

SB-Jフォーラム

パーパス

カンヌライオンズに学ぶパーパス・ブランディングとは――2022年度第2回SB-Jフォーラム

いからしひろき

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/06/16/jsbi.JPEG"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>国内企業の持続可能な環境・社会への取り組みとブランドイメージを独自に調査するジャパン・サステナブルブランド・インデックス(Japan Sustainable Brands Index：JSBI)の最新版(2021年版)が、サステナブル・ブランド国際会議2022横浜で公表された。調査対象の企業は第1回(2020年版)の180社から300社へと大幅に増加。サンプル数も9000人から1万5000人へと拡大した。その結果から見えてきたのは、SDGs達成に対する生活者の期待にまだ多くの企業が応えられていないという現実で、企業が取りくむ余地は大きいということだ。(いからしひろき)</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>▷JSBI</strong><strong>レポート(速報版)</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf</a></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>トヨタと良品計画が今年も1位、2位　業種別では消費財業界の健闘が目立つ</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/06/16/jsbi1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>高島氏、田中氏、青木氏</sup> </div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_block">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>ファシリテーター</strong><br />青木茂樹・サステナブル・ブランド国際会議 アカデミックプロデューサー<br /><strong>パネリスト</strong><br />高島太士・一般社団法人NEWHERO<br />田中理絵・電通 グローバル・ビジネス・センター シニア・マネジャー、電通グループ ＤＪＮサステナビリティ推進オフィス</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>JSBI調査の結果発表と概要説明は、2月24日のサステナブル・ブランド国際会議の基調講演で行なわれた。ファシリテーターを務めたのは青木茂樹氏、パネリストとして、広告映像を手がけるドキュメンタリストの高島太士氏と電通の田中理絵氏が登壇した。</p>
<p>JSBIでは、SDGsへの貢献イメージを指標化した「SDGs貢献イメージ得点」と、SDGsの17目標(質問数30)に照らし合わせて各企業の取り組み度合いを評価した「SDGs評価得点」の合計点を基準化し、総合得点を出している。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/06/16/JSBI_top30.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>基調講演では上位20社が発表された。1位のトヨタと2位の良品計画は前年と同じ順位。3位には前年の25位から大きく順位を上げたスターバックスジャパンがランクインした。</p>
<p>電通の田中氏は、SDGsの注目領域である森林保全や農業などに取り組み、独自のコミュニケーションを実施する住友林業(4位)、クボタ(6位)、王子ネピア(11位)に注目。</p>
<p>NEWHEROの高島氏は、7位のP&amp;Gの広告を例に挙げ、「トランスジェンダーや障がいを持つ方などを起用し、“応援したくなる人を企業として応援する”という広告が共感を得ているのではないか」と分析した。</p>
<p>会場では、企業のイメージ(SDGs貢献イメージ得点)と取り組み度合い(SDGs評価得点)の指標にギャップがある企業のランキングも発表された。</p>
<p>「SDGs貢献イメージ得点」より「SDGs評価得点」が高かった企業は、SDGs達成に取り組んでいるが消費者にそのイメージを持たれていない企業とも考えられる。その上位には東京電力、NHK、ワタミグループ、大和ハウス工業、大成建設といった企業が並んだ。青木氏は「知られるためのコミュニケーションが重要になる」と指摘。</p>
<p>一方、「SDGs評価得点」より「SDGs貢献イメージ得点」が高かった企業は、やっているというイメージが強いが、具体的に何をやっているかが認知されておらず伝えきれていないといえる。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>業種別ランキングと傾向</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/06/16/jsbi4.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>さらには、調査対象の19業種300社の平均得点をもとにした業種別ランキングも紹介した。注目は3位の「化粧品・トイレタリー」(前年5位)と7位の「流通・小売業」(前年11位)で、消費活動がコロナから復活しつつあることを示していた。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv3">
<div>
<h3>SDGsの認知度、1年で58.1%から84.2%へ</h3>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>同時に行ったSDGsの認知度調査では、前年58.1%だった認知度が今回は84.2%まで上昇した。</p>
<p>性別に基づき調査した「SDGs重要度」では、男性より女性の方がSDGsを重視している傾向にあることが分かった。特に目標1「貧困をなくそう」、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標6「安全な水とトイレを世界中に」、目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標16「平和と公正をすべての人に」への関心が高く、そうした課題に女性が直面していることを示唆している。</p>
<p>SDGs評価得点を業種別に分類した「業種別SDGs企業評価」では、多くの業種が目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標8「働きがいも経済成長も」への貢献イメージで高い評価を得ている一方、目標10「人や国の不平等をなくそう」や目標14「海の豊かさを守ろう」は総じて低く、企業が取り組むべき領域や課題はまだ多いことが分かる。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/06/16/jsbi5.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>高島氏は「自分の業界がどこにあり、何に注目されているかを分析することが大事。『出版＋教育、広告、印刷業』であれば、本業に関連する目標4『質の高い教育をみんなに』への貢献が高く評価され、表では赤色になっているが、他業種の目標4の取り組みを促進したり、色のついてない目標や点数の低い目標(青色)で、すでに取り組みをしていて広告を打てるところがあれば、新しい表現にチャレンジして、赤色に変える取り組みができるのではないか」と提案した。</p>
<p>青木氏は「SDGs貢献イメージ得点はマーケティングや広告、流通活動が反映され、SDGs評価得点は広報、サステナビリティ戦略、CSR活動が反映されていると考えられる。両者が連動することが重要で、そのためにも従来の企業の縦割り構造を変えていくことが必要だ。パーパスの下で、両者を連動させていく経営者層の意志が求められる」と締め括った。</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>▷JSBI</strong><strong>レポート(速報版)</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf</a></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>上位企業が大切にしているのは、取り組みをわかりやすく伝えること</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/06/16/jsbi2.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>秋吉氏、北村氏、岩﨑氏、青木氏 (左上から時計まわり)</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_block">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>ファシリテーター</strong><br />青木茂樹・サステナブル・ブランド国際会議 アカデミックプロデューサー<br /><strong>パネリスト</strong><br />秋吉武士・良品計画 無印良品 東京有明 副店長<br />岩﨑有里子・イケア・ジャパン Communication Country Communication Manager (オンライン)<br />北村暢康・サントリーホールディングス サステナビリティ経営推進本部 サステナビリティ推進部長</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>翌日のセッションでは、「サステナブルな世界を生み出すリーダー企業の『解体新書』」をテーマに、JSBIで高得点を獲得した3社を招き、青木氏が取り組みについて話を聞いた。登壇したのは、全体2位の良品計画、16位(飲料・嗜好品部門2位)のサントリーホールディングス、37位のイケア・ジャパンだ。</p>
<p>まずは3社の社内での取り組みについて聞いた。</p>
<p>良品計画の秋吉武士氏は、商品開発には3つのコンセプトがあると言う。それは「素材の選択、行程の点検、包装の簡略化」だ。無駄を省いて本質とは関係ないことはやめるというシンプルなものであり、それが環境に対する取り組みに結びついている。</p>
<p>サントリーの北村暢康氏は、「評価の源泉は何をやっているのかというファクト」だと語った。サステナビリティは言うだけではなく、やらなければいけないものであり、「それは企業の責務」という言葉に非常な重みを感じた。</p>
<p>イケアの岩﨑有里子氏は、社内研修の重要性を説いた。同社では「従業員全員がサステナビリティのアンバサダー」(岩﨑氏)だと考えており、採用の際はサステナビリティの考え方を含むイケアのバリューと合うかどうかも重視しているという。</p>
<p>次に、顧客接点をつくるための取り組みについて聞いた。各社ともBtoC企業であり、SDGs貢献イメージ得点も非常に高いからだ。</p>
<p>良品計画の秋吉氏は、「そもそも“役に立つ”ということを大戦略として掲げている」と述べた。それは個々の客だけでなく地域にも当てはまるといい、実際各店舗にはある程度の権限を与えられ、それぞれの地域のニーズ開拓に力を入れている。</p>
<p>サントリーについて、北村氏は「大事なのは情報開示と情報発信。ただし、サステナビリティの場合は盛ることなく、相手に合わせた接点かつ相手に合わせたやりかたで説明をしていかなくてはならない。それが社会からの信認獲得につながる。ファクトをベースに“わかりやすく”伝えることも必要になる」と説明した。</p>
<p>イケアは実店舗を使ったコミュニケーションに力を入れている。例えばクライメートフットプリントが通常のミートボールより9割少ない植物由来の「プラントボール」を販売する際には、売り場に目立つのぼりを掲げ、いわゆる顔ハメ写真パネルなどを設置し、分かりやすく伝える工夫をしたという。</p>
<p>3社の取り組みに共通するのは「わかりやすさ」。サステナビリティの取り組みの発信にどう取り組んでいけばいいのか分からないという企業にとって大いに参考になるものだった。</p>
</div>
<p></div>
<p></p>

SB国際会議

ニュース

サステナブル・ブランド国際会議2022

情報開示

ステークホルダー

マーケティング

生活者が考える、SDGs達成に貢献するブランドイメージ調査「JSBI2021」　上位企業の取り組みを聞く

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_heading_lv3">
<div>
<h3>調査対象企業を17業種から19業種、180社から300社に拡大</h3>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/main_1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンは、「サステナブル・ブランド国際会議2022 横浜」で発表した“生活者のSDGsに対する企業ブランド調査”『Japan Sustainable Brands Index(ジャパン・サステナブルブランド・インデックス、以下JSBI)』について、個別企業毎に詳細情報をカスタマイズした2021年度版の有料版レポートの提供を開始いたしました。なお、2020年度版においても調査対象だった180社については、対前年比較をした詳細レポートの販売もいたします。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>『JSBI』は、企業のサステナビリティに対する活動を更に促進することを目的に、日本国内に展開する企業ブランド19業種300社に対して、生活者のアンケート結果をもとに、企業のSDGsへの取り組みやブランドイメージを分析したサステナブル・ブランド ジャパン独自の調査です。全国の18歳―79歳の男女の1万5000回答サンプルをもとに、企業の取り組みや商品、およびブランドのサステナブル価値を評価指数化いたしました。</p>
<p><strong>▼速報版レポートはこちら</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf</a></p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>・調査対象企業一覧(300社)</strong>※速報版レポート P51、52を参照</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub5.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub6.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>・JSBI </strong><strong>カスタマイズレポート(有料版)について</strong></p>
<p>・販売価格：33万円(税込)<br />・自社と任意の3社を比較した分析レポート(定型)をご提供。<br />・サステナブル活動の指標として活用が可能です。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>▼カスタマイズレポートのイメージ(一部)</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub1_3.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub1b_3.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub1c_3.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>企業が生活者にどのようなイメージを持たれているのか、実際の取り組みが生活者にどの程度認識されているのかなど、企業のサステナビリティ活動に関する生活者とのコミュニケーションにおける課題を可視化することで、今後の活動の指標としてお役立ていただけます。</p>
<p><strong>・対前年比較レポート(有料版)について</strong><br />※2020年度版でも対象となっていた180社のみ対象<br />・販売価格：49.5万円(税込)<br />・企業の経年的なサステナブル活動の指標として活用が可能です。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>▼対前年比較レポートのイメージ(一部)</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub2.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub2b.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub2c.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>・レポートのお問い合わせ先 </strong><br />サステナブル・ブランドジャパン(運営：博展)  info@sustainablebrands.jp<br />＜参考＞<br />JSBIの速報版についてのリリース：<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000039931.html" target="_blank">https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000039931.html</a><br />JSBIについての掲載記事：<a href="https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1207301_1501.html" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1207301_1501.html</a> </p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>・JSBI</strong><strong>調査方法について</strong>　<br />「SDGs貢献イメージ得点」と「SDGs評価得点」の評価を比較することで、サステナブル活動に関する生活者とのコミュニケーションの課題が見えてきます。</p>
<p>・調査方法：インターネット調査 ※回答者は、グループ分けされた6つの企業(対象企業社数計300社)について、それぞれ30問の設問に回答。<br />・調査対象者：18歳-79歳の男女 ※スクリーニング調査で「対象企業を知らない」と回答した人を除外して本調査を実施。<br />・調査地域：全国47都道府県<br />・使用パネル：予め登録されたクローズドモニターによって構成されたパネル<br />・調査期間：2021年11月9日～12月11日<br />・回 収 数：1万5000サンプル(1社あたりの回答者数は300サンプル)<br />・調査実施者：サステナブル・ブランド ジャパン (株式会社 博展)</p>
<p><strong>・今後の展開について</strong>　<br />今回は試行調査として企業数を300社に限定し実施しました。今後は調査対象社数を増やし、さらに調査手法を再考しながら、経年的に調査を続けることで、JSBIを有用な指標として確立し、企業のサステナブル活動の促進に貢献してまいります。</p>
<p><strong>・調査結果概要</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub3.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>簡易版レポートでは、今回の調査対象企業300社から、TOP100と19業種別の上位ランキングを公開いたしました。総合1位は「トヨタ自動車」、2位「良品計画(無印良品)」、3位「スターバックス」。業種別傾向は、「薬品・医療用品」「エネルギー」「化粧品・トイレタリー」が高評価。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>▼JSBIの速報版はこちら<br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf</a></p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>・JSBI　TOP30企業(SDGs貢献イメージ得点+SDGs評価得点)</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/05/12/sub4.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>・サステナブル・ブランドとは</strong><br />2006年に米国で誕生したサステナブル・ブランド(SB)は、経営の根幹に「サステナビリティ(持続可能性)」を取り入れ、自社の競争力とブランド価値を高め、持続可能な社会を目指すコミュニティを形成する取り組みです。</p>
<p>一企業、一団体では達成困難なSDGsに対して、組織の枠、企業の垣根、そして国境を越えた交流の場を提供し、参加者同士が次なるイノベーションを生み出すプラットフォームの創出を目指しています。日本では本活動をサステナブル・ブランド ジャパンとして、株式会社 博展が推進しています。</p>
<p><strong>・サステナブル・ブランド国際会議とは</strong><br />​サステナブル・ブランド国際会議は、米Sustainable Life Media(SLM)社が展開する国際会議ネットワークで、12カ国で開催(2021年度)され、参加者数はグローバルで1.3 万人を超える規模のサステナビリティ領域のグローバルリーダーが集うコミュニティ・イベントです。国内では株式会社 博展がSLM社と提携し、持続可能性について議論、ネットワークを広げる場として開催しています。</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>・お問い合わせ先について</strong><br /><strong>＜JSBIのレポートについて＞</strong><br />サステナブル ブランド ジャパン　E‐Mail：info@sustainablebrands.jp<br />「サステナブル・ブランド ジャパン」サイト：<a href="https://www.sustainablebrands.jp/" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp</a></p>
</div></div>
</div>
<p></div>
<p></p>

“生活者から見たSDGsに貢献する企業ブランド調査”『JSBI 2021』、有料版カスタマイズレポートの提供開始

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href=" https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/02/24/jsbitop800.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンは24日、全国の1万5000人を対象に国内19業種300社の持続可能な環境・社会への取り組みとブランドイメージについて調査した「ジャパン・サステナブルブランド・インデックス(Japan Sustainable Brands Index：JSBI)」を発表した。サステナビリティに対する企業活動のさらなる促進を目指して、各社の取り組みや商品、ブランドの価値を評価指数化したもので、今年が2回目。持続可能な取り組みを行っているブランドとして認知されている企業の1位と2位には2年連続でトヨタ自動車と良品計画が、3位には昨年の25位から躍進したスターバックス・ジャパンが入った。SDGsの認知度は昨年の58.1%から84.2%にまで上昇した。(廣末智子)</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>調査企業19業種300社、回答サンプル数1万5000人へと拡大</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>人権や環境問題を中心に世界の潮流が大きく動き、社会の変革につながるような企業のアクションが求められる昨今。サステナビリティを事業活動の柱に組み込むのはもちろんのこと、自社の取り組みが生活者の目にはどう映っているのかという視点から活動を見つめ直し、生活者の抱く企業イメージと、実際の企業アクションとのギャップを埋める行動や製品・仕組みづくりを行うことが欠かせない。そのような観点から、企業の取り組みを生活者目線で見直し、生活者が企業やブランドに対して持つ認識が、その時々の消費行動や、商品の推奨行動にどのような影響を及ぼすかを可視化する目的で始まったのがこのJSBIだ。</p>
<p>今回の調査は対象企業を前回の17業種180社から19業種300社へと、インターネットのアンケートによる回答サンプル数も全国の18〜79歳の男女1万5000人(前回は9000人)へと大きく拡大し、昨年11月〜12月にかけて実施。対象企業のSDGsへの貢献イメージを指標化した「SDGs貢献イメージ得点」と、SDGsの17の目標(質問数30)に照らし合わせて各企業の取り組み具合を評価した「SDGs評価得点」の合計点を基準化し、総合得点を出した。上位30社は以下の通り。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>JSBI TOP30</strong><strong>企業 (SDGs貢献イメージ得点+SDGs評価得点)</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/02/24/JSBI_top30.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup><strong>SDGs</strong><strong>貢献イメージ得点</strong><br />SDGsに貢献しているイメージがあるかを100点満点で評価。調査対象が「SDGsに貢献していそうだ」というイメージを持たれている企業が高い得点を得る傾向にある。<br /><strong>SDGs</strong><strong>評価得点</strong><br />SDGsの17目標と企業が実際に行っているサステナビリティ活動とを照らし合わせて評価。サステナビリティに対する具体的な活動内容が認識されている企業が高い得点を得る傾向にある。</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>▷上位100社の結果：レポート(速報版)</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf</a></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>業種別の傾向としては、「素材・化学・機械」「家電・AV機器」が高水準ながらも前回より評価をやや下げ、「薬品・医療用品」「エネルギー」のほか、「化粧品・トイレタリー」「食品」「流通・小売業」「ファッション・アクセサリー」など、生活接点に近い業種が高く評価された。一方で「金融・保険」「出版・教育・広告・印刷」は前回と同じく低評価だった。</p>
<p>また今回の調査では、生活者が各企業に対し、SDGsの17の目標のうち何に力を入れてほしいと感じ、実際にどの目標の達成度が進んでいると評価しているのかについても初めてアプローチした。</p>
<p>その結果、生活者が企業に力を入れてほしいと求めているのは、経済を軸とした目標(9番の「産業と技術革新の基盤をつくろう」と11番の「住み続けられるまちづくりを」、8番の「働きがいも経済成長も」)と、健康や平和を軸とした目標(3番の「すべての人に健康と福祉を」16番の「平和と公正をすべての人に」)であり、3番と9番については実際に企業の取り組みが進んでいると評価する割合が高い一方、11番と16番について評価を得ている業種はほとんどないことも明らかになった。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>SDGsの認知度1年で58%から84%へ急上昇</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/02/24/SDGs500.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/02/24/sdgsdif_1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>一方、同時に調査したSDGsの認知度は、今回、84.2%にまで到達。2018年の独自調査では9.3%だったのが2020年12月末時点で行われた初回のJSBIでは58.1%に、そして今回、9割近くにまで一気に上昇したことで、この数年で生活者の間にSDGsが急速に浸透し、関心が高まっていることを裏付ける形となった。</p>
<p>今回の調査結果について、監修にあたった青木茂樹・駒澤大学経営学部市場戦略学科教授は、「いちばんのポイントは、生活者がSDGsの中でもレジリエントな街づくりや平和の実現を重要視しているのに対し、現状ではそれに応える活動を推進している企業の姿は見えづらいのがはっきりしたこと。重要なのは、自社の事業をいかに広く捉え、生活者の求める方向に寄せていくか。例えば脱炭素の観点から語られることの多いエネルギーの課題も、資源争いに終止符を打つという観点に立てば、平和の実現に寄与するとアピールすることも可能であり、調査結果にはサステナビリティをブランド戦略に生かすヒントが詰まっている」と語っている。</p>
<p>調査・分析結果は、本日2月24日から明日まで開催する「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」で発表。サステナブル・ブランド ジャパンでは今後、JSBIが企業にとっての有用な指標として確立するよう、調査手法を再考しながら調査を継続する。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>▷レポート(速報版)</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/JSBI2021-Report_Ver.1.0.pdf</a></p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>■調査方法：インターネット調査　※回答者は、グループ分けされた6つの企業（対象企業社数計300社）について、それぞれ30問の設問に回答。<br />■調査対象者：18歳-79歳の男女　※スクリーニング調査で「対象企業を知らない」と回答した人を除外して本調査を実施。<br />■調査地域：全国47都道府県<br />■使用パネル：予め登録されたクローズドモニターによって構成されたパネル<br />■調査期間：2021年11月9日～12月11日<br />■回 収 数：1万5000サンプル（1社あたりの回答者数は300サンプル）<br />■調査実施者：サステナブル・ブランド ジャパン（株式会社 博展）</p>
</div></div>
</div>
<p></div>
<p></p>

サステナブルブランド・イメージ調査　首位はトヨタ　SDGs認知度は84%に

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/700_1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパン(以下SB-J)は、SB初のマーケティング担当者向けセミナー「SB2021 Sustainable Marketing Day in 日本橋」を開催いたします。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://sbtokyo-hkt.wixsite.com/sb21-s-marketing-day" target="_blank"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/logo_1.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"><strong><a href="https://sbtokyo-hkt.wixsite.com/sb21-s-marketing-day">公式サイトはこちら</a></strong></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>SDGsへの対応やESG経営が企業にとって必須と言える時代です。ステークホルダーである株主、従業員、取り引き先への必要な対応も急速に変化し、企業は、社会に対してパーパスを示すことが求められています。一般の生活者の7割がSDGsを意識する今、いまだに「サステナブルな商品が本当に売れるのか？」という認識では時代錯誤となりました。(2020年12月:<a href="https://www.sustainablebrands.jp/article/story/detail/1202898_1534.html">ジャパン・サステナブルブランド・インデックス(Japan Sustainable Brands Index JSBI)調べ</a> )</p>
<p>先端企業ではDXをさらに推し進め、SX(Sustainable Transformation：サステナブル・トランスフォーメーション)をいかに実現するかという段階に突入し、イニシアチブを握るための競争が始まっています。</p>
<p>今回のセミナーでは、世界の成功事例などを用いながら、ブランドや企業価値を高めるマーケティング、ブランディングについて解説。最新事例を共有し、生活者を巻き込むサステナブル・マーケティングのムーブメントを創出する第一歩を考えます。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>登壇者（一部）</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/OOKURA.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>大倉 佳晃 氏</strong><br />株式会社OKURA BOOTCAMP<br />代表取締役社長</div>
</div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/Yoko-OHYA-1.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>大屋 洋子 氏</strong><br />株式会社電通</div>
<div>PRソリューション局　ソーシャルイノベーション部</div>
<div>コミュニケーション ディレクター    </div>
<div>「電通 Team SDGs」</div>
<div>SDGsコンサルタント</div>
</div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/Nobuyasu-KITAMURA.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>北村 暢康 氏</strong><br />サントリーホールディングス株式会社</div>
<div>サステナビリティ経営推進本部</div>
<div>サステナビリティ推進部長</div>
</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/Futoshi-TAKASHIMA.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>高島 太士 氏</strong></div>
<div>一般社団法人 NEW HERO</div>
<div>代表理事</div>
</div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/takeshita.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>竹下 隆一郎 氏</strong></div>
<div>PIVOT株式会社</div>
<div>チーフSDGsエディター/執行役員</div>
</div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/tsuji.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>辻 愛沙子 氏</strong></div>
<div>株式会社arca</div>
<div>CEO　Creative Director</div>
</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/matsuhashi.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>松橋 衆 氏</strong></div>
<div>株式会社 良品計画    </div>
<div>営業本部 無印良品 東京有明 店長</div>
</div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/Shigeki-AOKI.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>青木 茂樹</strong></div>
<div>サステナブル・ブランド国際会議</div>
<div>アカデミックプロデューサー</div>
<div>駒澤大学 経営学部 市場戦略学科 教授</div>
</div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/Shinsuke-SUZUKI.png"/></div>
<div class="m_paragraph">
<div><strong>鈴木 紳介</strong></div>
<div>Sustainable Brands Japan, Country Director</div>
<div>株式会社博展</div>
</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>開催概要</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://sbtokyo-hkt.wixsite.com/sb21-s-marketing-day" target="_blank"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/10/18/logo.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"><strong><a href="https://sbtokyo-hkt.wixsite.com/sb21-s-marketing-day">公式サイトはこちら</a></strong></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>テーマ：MOVE ON～パーパスの構築から事業化への進展へ～<br />日時：2021年11月26日(金)13:00～17:00<br />会場：室町三井ホール＆カンファレンス|オンライン(ハイブリッド開催)<br />主催：サステナブル・ブランドジャパン（株式会社博展）<br />協力：三井不動産株式会社、一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント<br />定員：200名(現地参加定員)<br />参加費：5,500円(税込)(事前登録制)<br />内容：Keynote(基調講演) / Breakout Sessions(テーマ別講演及びディスカッション)</p>
<p><strong>参加対象 :</strong><br />マーケティング・コミュニケーション部門担当者<br />ブランド戦略・管理部門担当者<br />CSR / サステナビリティ部門担当者<br />マーケティングコンサル企業<br />広告代理店<br />クリエーター</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>プログラム</strong></p>
</div>
<div class="elem_table">
<table align="left" dir="ltr" style="width:690px">
<tbody>
<tr>
<td>内容</td>
<td>登壇者</td>
</tr>
<tr>
<td>オープニングトーク</td>
<td>Sustainable Brands Japan<br />鈴木 紳介</td>
</tr>
<tr>
<td>Keynote Talk①単独講演<br />「ブランド価値を高める、<br />SDGs時代のマーケティング」</td>
<td>株式会社OKURA BOOTCAMP<br />代表取締役社長<br />大倉 佳晃 氏</td>
</tr>
<tr>
<td>Keynote Talk②スペシャル対談<br />サステナビリティへの体質改善(SX)<br />ーサステナビリティをパーパスからマーケティングや<br />事業レベルまでに落とし込むにはー</td>
<td>【Speakers】<br />サントリーホールディングス株式会社<br />サステナビリティ経営推進本部<br />サステナビリティ推進部長<br />北村 暢康 氏</p>
<p>サステナブル・ブランド国際会議<br />アカデミックプロデューサー<br />駒澤大学 経営学部 市場戦略学科 教授<br />青木 茂樹</td>
</tr>
<tr>
<td>Breakout Session①<br />フェーズは変わった！<br />SX時代のサステナビリティ・コミュニケーション最前線</td>
<td>【Facilitator】<br />株式会社電通<br />PRソリューション局　ソーシャルイノベーション部<br />コミュニケーション ディレクター<br />「電通 Team SDGs」SDGsコンサルタント<br />大屋 洋子 氏</p>
<p>※他調整中</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">休憩時間(10分)</td>
</tr>
<tr>
<td>Breakout Session②<br />パーパスを可視化するコミュニティ構想</td>
<td>【Facilitator】<br />一般社団法人NEW HERO　代表理事<br />高島太士氏</p>
<p>【Panelist】<br />株式会社良品計画<br />営業本部　無印良品東京有明 店長<br />松橋 衆 氏</p>
<p>※他調整中</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">休憩時間(10分)</td>
</tr>
<tr>
<td>Breakout Session③<br />クリエイティブの力で世界をつくる。<br />ーサステナブル・イノベーションー</td>
<td>【Facilitator】<br />サステナブル・ブランド国際会議<br />アカデミックプロデューサー<br />駒澤大学 経営学部 市場戦略学科 教授<br />青木 茂樹</p>
<p>【Panelist】<br />PIVOT株式会社<br />チーフSDGsエディター / 執行役員<br />竹下 隆一郎 氏</p>
<p>【Commentator】<br />一般社団法人NEW HERO　代表理事<br />高島 太士 氏</p>
<p>※他調整中</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>日本橋エリアでは、11月下旬から12月上旬にかけて、「日本橋SDGs月間」と題し、「ぐるり展」「日本橋サステナブルサミット」など、BtoC・BtoB問わず、様々なSDGs関連イベントが開催されます。</p>
<p>本セミナーは、その一環として、サステナブル・マーケティングに特化した、サステナブル・ブランドジャパン初のマーケティングセミナーです。生活者を巻き込んだコミュニケーションの在り方、サステナブル・マーケティングの方法論を題材に、日本橋から発信いたします。</p>
<p>「日本橋ぐるり」公式サイトは<a href="https://www.nihonbashi-gururi.tokyo/3">こちら</a></p>
<p><strong>＜取材のご希望・お問い合わせ先について＞</strong></p>
<p>SB2021 Sustainable Marketing Day in 日本橋 公式サイトは<a href="https://sbtokyo-hkt.wixsite.com/sb21-s-marketing-day">こちら</a><br />サステナブル ブランド ジャパン E‐Mail：<a href="mailto:info@sustainablebrands.jp">info@sustainablebrands.jp</a></p>
</div>
<p></div>
<p></p>

DX/デジタル

経済 economy

「SB2021 Sustainable Marketing Day in 日本橋」マーケティング担当者向けセミナーを11月開催

横田伸治

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/09/22/600400_f2.png"/></div>
<div class="m_paragraph">オンラインで登壇したネスレ日本の的場太氏</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンは、法人会員コミュニティの2021年度プログラム「第2回SB-Japanフォーラム」を9月15日、オフライン(博展本社、東京・中央区)とオンラインを併用し、開催した。7月に行われた初回に続き、一般生活者全国9000人回答に基づく、企業のSDGs貢献に対するブランドイメージの調査である「JSBI」を特集。ケーススタディではゲストとしてネスレ日本を招き、JSBIによる実際の評価を紹介しながら、企業のサステナブル・アクション発信の在り方を議論した。(横田伸治)</p>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/09/22/600400_f1.png"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>冒頭では、サステナブル・ブランド国際会議アカデミックプロデューサーを務める青木茂樹・駒澤大学経営学部市場戦略学科教授が、初回の振り返りとして「我々のユニークな点は、あくまで消費者からの評価に絞っていること」と、一般生活者からのアンケートに基づくJSBI算出方法の特徴を説明。「B to C企業の事業活動がアウトプットにとどまらず、どうアウトカムに繋げ、さらにソーシャルインパクトを生むかが大切」と、サステナビリティが購買行動に与える影響を具体的な指標で評価する意義を語った。</p>
<p>続いて、サステナブル・ブランド国際会議ESGプロデューサーで、サンメッセ総合研究所代表の田中信康氏が登壇。同氏はSB Japanのコンサルティングファームであり、サステナビリティによる価値創造ストーリーの企画・立案に取り組む「SBJ-Lab」を紹介。価値創造ストーリーにおける「情報開示」については、企業がただ商品を売るのではなく、事業活動全体をデザインする必要に迫られている現状がある点で特に重視される。▽IR部門では投資家に企業の取り組みを伝える情報開示▽マーケティングでは事業・サービスの提供といったカスタマーへの情報開示▽HR部門では、「ここで働きたい」という従業員意識を生むための雇用者への情報開示――など、各ステークホルダーへのコミュニケーションをブラッシュアップしていくことは、本フォーラム全体を通しても重要なテーマとなった。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>企業経営層のサステナビリティへの取り組みは国内でも本格化</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>前段の解説を踏まえ、「ステークホルダーコミュニケーション」と題されたセッションでは、田中氏が「産業構造自体が激変し、消費者の意識も変化している。企業経営は一言で言えばトランスフォーメーションしていかないといけない」と、既存チャネルの衰退およびECシフトの加速・在宅勤務の浸透・中高級市場の低迷などのトレンドを挙げながら、企業のサステナビリティをめぐる昨今の動きを紹介した。まず取り上げられたのは、日本の上場企業のうち、丸井グループや日本郵船をはじめ、約13%にあたる55社がESG/サステナビリティ―委員会を独自に設置する(2020年6月時点)など、企業経営陣が本格的にサステナビリティに取り組むようになったことだ。</p>
<p>東京証券取引所がまとめる「コーポレートガバナンス・コード」(CGコード)においても、2021年6月の改訂でサステナビリティが主要テーマとして組み込まれた。具体的には、ジェンダー、国際性、職歴、年齢などにおいて多様性のある人材を中核に配置すること、またサステナビリティに関する基本方針を策定して環境・社会問題に対処し、さらにステークホルダーと対話・開示すること、の2点が特に重視されたと田中氏は指摘する。</p>
<p>一方で、地球温暖化対策推進法、環境配慮促進法、女性活躍推進法など主法令を挙げながら「ESGに関する国内法令としては、ドラスティックに変わったわけではない。CGコードで大きな指針が示されたとはいえ、企業が本気で動き出すのはまさにこれからだ」と奮起に期待を寄せた。さらにより複雑化・長期化していく企業の情報開示とコミュニケーションにおけるポイントは、大きく次の5つであるという。</p>
<p>・長期ビジョンの開示<br />・ダブルマテリアリティによる重要要素の開示<br />・競争優位性に影響を与えるリスクと機会<br />・価値創造プロセス<br />・ビジネストランスフォーメーション――</p>
<p>これは中長期を見据えた際に企業が社会に与えられる影響を定め、適切に開示し、競争におけるリスクも検討した上で、ビジネスモデル自体が適合しているかどうかを判断していくプロセスだと解説した。</p>
<p>ESGをめぐるグローバルガイドラインについては、「非常にカオスな状況になっている」と評する。GRI、IRC、SASB、TCFDなど各種ガイドラインが乱立する中、ガイドライン同士がより多様なユーザーに向け、包括的な企業報告を目指し共同声明を発表するなど収れんしていく方向にあるという。</p>
<p>各種ガイドラインの動きが活発になり、サステナビリティによるビジネスインパクトが増す中で、サステナブル・アクションが企業経営にとっての機会であると同時にリスクともなったとも言い換えられる現状。田中氏は「当初はIR的評価とマーケティング的コミュニケーションは切り離されていたが、見て見ぬふりはできなくなってきた」と指摘する。経営者の積極的な関与が求められる中、存在感を増すのが、企業価値評価に活用する金融ESG評価、また生活者からのイメージを指標としたJSBIスコアの2つだ。</p>
<p>田中氏はセッションの締めとして、双方を比較分析。例えば、味の素は金融ESG評価・JSBI共に高スコアとなった一方で、日本コカ・コーラは金融ESG評価が高くJSBIスコアが低い結果となっている。つまり、本来JSBI上でも高スコアとなるような取り組みを打ち出している企業でも、消費者目線のイメージではギャップが生じていることが分かる。田中氏は両評価においてバランスが取れている状態が理想であるとして、セッション冒頭でも触れられた「ステークホルダーとのコミュニケーションをデザインすること」の重要性を改めて投げかけた。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>JSBIをもとに課題を分析――ネスレ日本</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/09/22/600400_f5.png"/></div>
<div class="elem_paragraph">オンラインで登壇したネスレ日本の嘉納未來氏</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>フォーラム後半では、ネスレ日本から嘉納未來・コーポレートアフェアーズ統括部長、的場太・コーポレートコミュニケーション室長を招き、実際に同社が受けたJSBI評価を参照しながらケーススタディを行った。</p>
<p>現在187か国で展開、社員数は計27万人を超えるネスレグループは1867年、栄養失調が社会問題となっていたスイスで乳幼児用乳製品の製造販売業として生まれて以来、CSVを事業活動の根幹と位置づける。現在は製品包装の脱プラスチック化や、コーヒーのカプセルごみ回収スキームを確立するなどの取り組みを打ち出し、金融ESG評価も高い。では、▽企業が行う個別のサステナブル・アクションへの評価(SDGs評価得点)▽消費者による企業全体へのイメージ(SDGs貢献イメージ得点)▽「この企業で働きたいと思う」「この企業に共感できる」など消費者とブランドの感情的つながりの評価(カスタマー・エンゲージメント)――から成るJSBIスコアではどうか？</p>
<p>まず、総合得点では180社中49位、また業種別ランキングでは21社中9位と全体に高い評価だ。しかしSDGs評価得点は同88位、業種別でも12位と「取り組みの内容を知っている立場からすれば、もっと高く評価されて良いはずの結果」(田中氏)。青木氏は「具体的な取り組みがまだ一般に認知されていないのでは」と指摘したが、嘉納氏は「これまではキットカットなどのブランド単位でのコミュニケーションが多かった。企業としての情報開示はまさに今取り組んでいるところなので、現状の評価としては思ったより高い」と前向きにとらえる。</p>
<p>評価得点のうち17項目別の評価を見ると、「飢餓」や「パートナーシップ」で高く、「教育」が低いといった傾向が見える。これについて嘉納氏は「日本国内では『コーヒーとチョコレートの会社』という認識が浸透しているので、教育のイメージは低いのでは。飢餓については、やはりグローバル企業であることを知っていただけているのかも」と分析した。</p>
<p>特徴的だったのは、回答者の内訳と評価の照合だ。他企業と比べても、ネスレ日本は男女別では男性、年齢別では50代以上の回答者による評価が高くなった。的場氏は「製品と接点が多い層から高く評価していただけたのかと考えると、50代以上の方はやはりコーヒーか。ただ、購入時にどのように企業の取り組みの情報を得てもらえているのかどうかが気になる」と、やや驚いた様子を見せた。</p>
<p>他方、SDGs貢献イメージ得点を見ると、全180社の中で13位、業種別でも21社中5位と非常に高い結果だ。回答者の内訳では、評価得点と同様に男性および50代からの得点が高くなった。田中氏は「外資系企業という点で、一般消費者からのイメージ評価では強い可能性がある」と分析。嘉納氏は「広報としてはSDGsコミュニケーションがまだまだ課題だが、この結果は非常にありがたい」と受け止める。</p>
<p>最後にカスタマー・エンゲージメント評価を業種平均と比較すると、「この企業を応援したい」との評価が突出して高い一方、「働き方改革に取り組んでいる」の項目では低くなっている。この点について的場氏は「コロナ以前からテレワークを推奨するなど先進的な働き方を導入しているが、まだまだ知られていないのかもしれない」。さらに「この企業は社会になくてはならない企業だ」との項目が低くなった結果についても、同社の主力製品が嗜好品としての印象が強い点を考慮しつつ、企業全体の事業内容の発信が課題であると受け止めた。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/09/22/600400_f3.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/09/22/600400_f4.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>こうしたネスレ日本の事例を踏まえ、フォーラム終盤のグループワークでは「自分がネスレ日本のサステナビリティ・広報担当だったら、まずどのようなアクションを起こすか？」をテーマに、参加者らがSWOT分析を用いて同社の強み・弱みを抽出。同社での既存の取り組みを参考に、より消費者に価値創造ストーリーを届けるためのコミュニケーションを、具体的な施策として提案した。</p>
<p>主力製品の一つである栄養機能食品「ミロ」をマーケティング展開していくアイデアが多く出た中、的場氏は「ミロがこれほどサステナブルなアイテムとして注目を頂けることに驚いた」と評価。嘉納氏も、産婦人科医院や子ども食堂などでミロを配布し、ネスレ創業ストーリーを生かしながら食生活支援を行っていくという案について、「シングルマザーの家庭にもミロを届けていくことで、貧困などの社会問題に貢献しながらブランドのイメージを上げていける。とても良いアイデアを頂いた」とワークを締めくくった。</p>
</div>
<p></div>
<p></p>

経営陣が取り組むべき「ステークホルダーとのサステナビリティ・コミュニケーション」第2回SB-Japanフォーラム

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/07/30/00_top.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパン(SB-J)は、法人会員コミュニティの2021年度プログラム初回となる「第1回SB-Japanフォーラム」を20日、博展(東京・中央)本社で開催した。一般生活者の企業に対するSDGs貢献のエンゲージメントを指標化したSB-Jの独自調査「JSBI」を活用し、企業はサステナブル・ブランド戦略をどのように組み立てることができるのか。フォーラムではYKK AP(東京・千代田)の実際のJSBI結果と分析を基に、参加者らによる戦略構築のグループワークを行った。(サステナブル・ブランド ジャパン編集局)</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/07/30/01_aoki.png"/></div>
<div class="m_paragraph">サステナブル・ブランド国際会議アカデミックプロデューサーの青木茂樹氏</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>事例紹介、グループワークに先立ち、青木茂樹 サステナブル・ブランド国際会議アカデミックプロデューサー/駒澤大学経営学部市場戦略学科教授がサステナブル・ブランディングの構図について解説を行った。青木氏は「(外部との)コミュニケーションに対して、社内の対応が構造的にバラバラになってはいないか」と参加者に投げかけた。</p>
<p>例えばマーケティング部門では、製品やブランドを顧客、株主、取引先に知ってもらうことに主眼を置いている。広報部門であれば、行政やNPO/NGO、地域住民などとのコミュニケーションを通しブランドを広報し、時にはクレームに対応する。それらの活動の中でサステナビリティがトレンドとなる一方で、生産管理のミスなどがあればブランドは一気に毀損する。</p>
<p>各部門に通貫するコンセプトや考え方、理念がないままにコミュニケーションを図ることは「何かちぐはぐだ」と青木氏は述べる。「中期経営計画でSDGsが取り上げられたが広告コミュニケーションはどうしたらいいのか」「製品の担当者は、ブランディングとかサステナビリティじゃ売れないと話す」「統合報告書を制作したが、広告宣伝になると対象が広いし伝わりにくい」「経営層から良いイメージを広めろと言われるが、言うは易し、やるのは大変だ」――。企業のさまざまな部門で悩みが尽きない原因には、構造的な問題がある。</p>
<p>この構造上の問題を解決するためにはパーパスが重要な役割が果たす、と青木氏は解説した。企業から一貫した発信を行い、顧客や従業員、投資家のエンゲージメントを獲得し、サプライヤーの力を引き出すためには、パーパスを中心としてコミュニケーションや事業を再設計することが必要だ。</p>
<p>欧州では、ISOやタクソノミーなど、さまざまなルールの策定を先導することによってパーパスを中心とした企業活動を半ば強制的に広げようとする動きがある。一方国内では、ルール策定について比較的消極的な面がある。むしろ市場を分析し読み解くことで、企業が自発的にサステナビリティを掲げパーパスを中心に据えて活動することが試みられている。そうすると、顧客や従業員が「なぜ企業がサステナビリティに取り組むのか」ということに対して納得感を得ることが一層求められる。企業側からは、外部環境にどういった動きがあるのかを十分に把握・分析し、その中でマネジメントとしてどういう事業をデザインするかが重要になるというわけだ。そこでJSBIが有効な指標として機能する。</p>
<p>企業活動と社会課題の解決を融合する上で大切なことは、外の声を聞くことだ。SDGsという切り口から、生活者が企業活動をどう評価・イメージしているかを指標化したJSBIは、企業が今後、どのようにライフスタイルや価値観を訴求するのか、社会の求める声に応えるのか、ストーリーを提示して持続可能な生活という体験を提供するのかを検討する上で大きな意味を持つ。</p>
<p>JSBIの要点は2つ。企業がSDGsに貢献しているかという獏とした生活者の持つイメージの得点と、SDGsの各項目に対する企業の行動への生活者への評価の得点だ。それぞれを偏差値として算出し、足したものが総合得点となる。</p>
</div>
<div class="elem_link left">
<p><a href="https://www.sustainablebrands.jp/article/story/detail/1202898_1534.html" target="_blank">リンク=特集：ジャパン・サステナブルブランド・インデックス(JSBI)</a></p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>JSBI指標を基に自社の立ち位置、施策を分析する</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/07/30/02_YKKAP.png"/></div>
<div class="m_paragraph">YKK APのサステナビリティ推進部部長・三浦俊介氏</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>青木氏の解説に続き、窓やドアなどを扱うYKK APの実際のJSBI調査結果を基に、その分析・活用の事例が紹介された。ファスニング事業と並びYKKグループの中核を担う同社は、建築物の窓やドアといった開口部パーツを中心に、庭周りのエクステリア商品の他、素材として産業用アルミパーツの提供なども手掛けている。</p>
<p>同社のサステナビリティ推進部部長・三浦俊介氏 は「YKKグループの根底にあるのは『善の巡環』というYKK創業者の言葉。他人の利益を図らずして自らの繁栄はないという精神が従業員の行動指針として浸透している」と話す。事業活動の中で発明や創意工夫をこらし、常に新しい価値を創造することによって、事業の発展を図り、それがお得意様、お取引先の繁栄につながり社会貢献できるという考え方を「競争力の源泉」としていると説明した。</p>
<p>さらに同社は2021年、従業員と役員で新たなパーパス「Architectural Productsで社会を幸せにする会社。」を定めた。YKK精神「善の巡環」を引き継ぎながらも「新しいパーパスは、改めて『社会の幸せ』とは何か？といったことを社員一人ひとりが考える新たなスタート地点となっている」という。</p>
</div>
<div class="elem_link left">
<p><a href="https://www.ykkap.co.jp/company/jp/about/" target="_blank">リンク=YKK APについて(公式サイト)</a></p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>社会課題解決につながる思いを持つYKK APだが、その企業活動は一般生活者の目にどのように映っているのか。JSBIの業種別(不動産・建設・住宅設備業界)ランキングでは、同社の総合得点は100.89点で8位。JSBIは100点を平均とする偏差値での算出のため、高得点と言える。また調査対象が一般生活者のため、エンドユーザーに近い企業、知名度の高い企業ほど上位になる傾向がある。三浦氏は「単に得点に注目するというより、ユーザーの皆様が何を評価してくださっていて、どこに自社の思いとのギャップがあるのか、自社の立ち位置を考慮して分析・検討することが重要だ」と見方を話した。</p>
<p>得点の内訳は、同社の場合SDGs評価得点が49.27点(業種別10位)、SDGs貢献イメージ得点が51.62点(業種別4位)だった。この結果について三浦氏は、研究・開発を最上流とする同社のBtoBのバリューチェーンではエンドユーザーとの接点が限られるため、前述のように得点が出にくいことを考慮しつつ、「SDGs評価得点が比較的低いということは、一般生活者に自社の事業領域が十分に伝わっていないということ。これから改善が見込める点だ」と課題を抽出する。</p>
<p>一方で、同社の主力事業の「窓」について、社会の中での注目度が大きく上がっているという。まず、脱炭素という側面で、建築物の省エネルギー化には「窓」の断熱が非常に大きな効果がある。また、気候変動という大きな課題に伴い、台風被害などのリスクが高い地域では特にシャッターの需要が高まっているなど、「窓」の機能が見直されている。</p>
<p>三浦氏はSDGs貢献イメージ得点が比較的高かった結果に触れつつ、2010年から一貫して猫を起用するYKK APのプロモーションを紹介。猫は家の中でも「快適な場所」を選んで過ごすことから、快適な「窓」と猫の親和性は高い。「窓の機能(断熱効果)」を専門的なエビデンスベースの数値で説明する従来のプロモーションに加え、外部との接点となる「窓」が果たす、快適性を高める機能を情緒的な側面から訴求することも重要な施策とした。今後は、前述のパーパスを軸としたコミュニケーションが、情緒面の訴求においても果たす役割が大きくなるという。さらにYKK APと他社事例との具体的比較などを加え、JSBIの指標を詳細に紹介。また回答者の性別や世代などさまざまな角度から、社会の課題感を分析した。</p>
<p>フォーラムではYKK APの事例を基に、グループワークを行い、参加者が「YKK APのJSBI(SDGs得点)を高めるための事業戦略、コミュニケーション戦略とは？」をテーマとして話しあった。参加者たちはまず同社のSWOTを分析。強みと弱みを明確にした上で、資料や既存施策をもとにサステナビリティへの事業ポートフォリオを想定。さらにサステナビリティへの3つの価値づくりとして、具体的な施策を提案した。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/07/30/03_QA.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/07/30/04.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/07/30/05.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p></div>
<p></p>

JSBIを活用したサステナブル・ブランド戦略とは――2021年度 第1回SB-Jフォーラム

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/article/story/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/06/09/700_2.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>「ジャパン・サステナブルブランド・インデックス(JSBI)」は、全国の9000人の回答による国内17業種180社の持続可能な環境・社会への取り組みとブランドイメージのSB独自の調査です。サステナビリティに取り組む企業が消費者にどのようなイメージを持たれているのか、実際の企業の取り組みと消費者の評価の間にどのような差異があるのかを可視化します(調査対象企業は今後拡大予定)。</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_link emphasis">
<p><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2021/JSBI_Report_Ver-1.0.pdf" target="_blank">JSBI 2020速報版レポート(無料)のダウンロードはこちらから</a></p>
</div>
<div class="elem_paragraph center">
<p><strong>JSBI 2020定型レポート(有料)のご案内を開始しました。</strong><br />詳細は以下フォームよりお問い合わせください。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://www.sustainablebrands.jp/contact/index.html"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/article/story/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/06/09/20050_1.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>第1回サステナブル・ブランド調査、トヨタや良品計画が上位　SDGs認知度は58.1%に</strong></p>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/article/story/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/06/09/sdgs.png"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>持続可能な取り組みを行っているブランドとして認知されている企業の上位5社には、トヨタ自動車、良品計画、日立製作所、住友林業、ライオンが入った。調査を率いた青木茂樹・駒澤大学経営学部市場戦略学科教授は「持続可能な社会をつくるには、価格競争を超えた軸で企業が評価される必要がある。調査から、消費者が企業のどこを評価し、なにを求めているのかが判明した。この結果を、サステナビリティを念頭においた企業経営に生かしてもらいたい」と語る。<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1200254_2557.html">(続きはこちら)</a></p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>SBJコラム：サステナブル・マーケティングの構図<br />－JSBI指標を活用したCustomer Journeyの構築－　青木 茂樹</strong> </p>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/article/story/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/06/09/aoki_1.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>2021年2月24・25日に開催されたサステナブル・ブランド国際会議(SB)2021横浜では、第1回JSBI(Japan Sustainable Brands Index)を公表した。企業のサステナビリティを促進するため、これに関心の高い消費者からの視点を重視した企業ブランドの指標がJSBIである。その詳細は下記よりダウンロードしてもらうとして、ここではこの指標をつくった背景やその活用について述べたい。</p>
<p><a href="https://www.sustainablebrands.jp/article/sbjeye/detail/1201250_1535.html">コラム第1回</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/article/sbjeye/detail/1201251_1535.html">コラム第2回</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/article/sbjeye/detail/1201252_1535.html">コラム第3回</a></p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド国際会議2021横浜セッションレポート：<br /><strong>サステナブル・ブランド調査結果に見る企業と消費者の関係とは</strong></p>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/article/story/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/06/09/600315_1.png"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンが日本の生活者9000人に対して行った調査、JSBIは、生活者がどのような企業を「持続可能性を実現する活動に積極的だ」と評価しているのかをスコアに表した指標だ。企業のサステナビリティに対する活動はどれだけの消費者たちの共感を呼び起こしているのか。そのために企業は今何を為すべきなのだろうか。<a href="https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1201703_1501.html">(続きはこちら)</a></p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド国際会議2021横浜セッションレポート：<br /><strong>広報任せにしないブランディングが企業イメージをつくる――JSBIが示す社会への伝わり方</strong></p>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/article/story/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/06/09/700_350.png"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>企業がSDGsを積極的に推進しても、それがどのように消費者に伝わり、マーケティングにどう生きているのかを見える化することは難しく、大きな課題のひとつでもある。サステナブル・ブランド国際会議2021横浜のセッション「サステナブル・ブランドへの海図―JSBIの調査報告とその分析」では、JSBIで高スコアを獲得したスターバックス コーヒー ジャパンのほか、企業の発信に一線で携わる登壇者がJSBIの意義について話し合った。<a href="https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1201999_1501.html">(続きはこちら)</a></p>
</div>
</div>
</div>
<p></div>
<p></p>

SBシンポジウムレポート

特集：ジャパン・サステナブルブランド・インデックス(JSBI)

廣末智子

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/04/28/ad700.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>右上から時計まわりに、佐藤氏、大屋氏、吉田氏、竹嶋氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>今、コミュニケーションの世界でも、サステナビリティを軸としたマーケティングやブランディングをどう進めるべきなのかが問われている。持続可能な社会を実現するためには、組織や企業の枠を超え、社会に一つのムーブメントを起こしていくことが重要で、社内外のすべてのステークホルダーに対し、自社がどんな未来を目指し、どんな社会的課題に取り組んでいこうとしているのかを、ストーリー性を持って訴え、共感を得ることが求められているのだ。そこで、こうした課題にどう対応すべきかについて、広告代理店の両雄とも言うべき、電通と博報堂がサステナブル・ブランド国際会議2021横浜のセッションに並んで登壇。「サステナブルブランドであるために、広告コミュニケーションにできることは」をテーマに議論した。そして両社が最後に共同宣言した7つの提言とは――。(廣末智子)</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>ファシリテーター：</strong> <br />青木 茂樹　サステナブル・ブランド国際会議 アカデミックプロデューサー<br /><strong>パネリスト：</strong><br />大屋 洋子  電通 PRソリューション局 コミュニケーション ディレクター<br />竹嶋 理恵  電通 PRソリューション局 コミュニケーション・ディレクター ／ 電通TeamSDGs プロジェクトリーダー<br />佐藤 友亮  博報堂 第五ビジネスデザイン局 部長 MDコンサルティング局 マーケットデザインコンサルタント<br />吉田 啓一　博報堂 MDコンサルティング局 マーケットデザインコンサルタント</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>広告会社が考えるサステナブルブランドとは</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>パネリストとして登壇したのは、電通から、電通TeamSDGsという組織を横断したプロジェクトチームでリーダーを務める竹嶋理恵氏と、同じチームメンバーで「食生活ラボ」プロジェクトも主宰する大屋洋子氏、博報堂からは、新設されたマーケットデザインコンサルティング局でコンサルティングサービスを手がける佐藤友亮氏と吉田啓一氏の4氏。いずれも、クライアント企業やメディア関係者らのSDGsやサステナビリティに関する戦略や企画立案をはじめ、ブランドとサステナビリティを融合させるビジネスモデルの構築などをサポートする、広告代理店の醍醐味を知り、仕事に情熱を傾けるプロ集団だ。</p>
<p>セッションは「広告会社から見るサステナブルブランドとは」という議題で始まり、「社会課題を解決する強いブランドパーパスがある」「宣言しているだけではなくアクションまで行っている」「そのアクションは一過性ではなく持続性がある」「そして生活者からの共感をしっかり得ている」の4つのポイントが挙げられた。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>サステナビリティ活動は積極的に発信し、コミュニケーションをとるべきだ</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>続いてファシリテーターを務めるサステナブル・ブランド国際会議アカデミックプロデューサーの青木茂樹氏が、4氏に「日頃クライアントと接する中で見えてきた、サステナビリティの取り組みの現状や課題」について質問。4氏ともまず「サステナビリティ活動の発信といってもどうしてよいか分からない」とする悩みがいちばん多いことに同意し、次いで「そもそもサステナビリティ活動って大々的にコミュニケーションして良いものなのか？」と自問する企業も多いことを挙げた。</p>
<p>この問いについて博報堂の佐藤氏は、「まさにSDGsというテーマは『絶対善』であり、誰も否定ができないが故にちょっとワクワクしなかったりするし、すごく正しいことって日本的な文化の中では意外と胸を張って言いづらい面があり、クライアント企業の中にもそれを感じることがある。しかし有言することで責任が生まれるという意味でも、むしろ発言するべきだ」、電通の竹嶋氏も「SDGsにしてもサステナビリティにしてもやっていることをちゃんと伝えていかないと、やってないと見なされてしまうことが怖い。昨今、米国でブラック・ライブズ・マターの問題もあったが、これから先は日本企業も含めて、ああいうことが起こった時に自社としてどういうスタンスを取るのかということをはっきりさせないといけない時代が来ると思う」と話し、企業はサステナビリティ活動に対して積極的に発言し、コミュニケーションを取るべきとする意見でまとまった。</p>
<p>またクライアントの中には「今までのCSR活動の延長で良いのか？」と悩む企業もあると言い、これに関しては、博報堂の吉田氏が「それだけではやはり発信力が弱かったり、HPのいちばん奥にあって誰も知らないものになりがちだ」と指摘したのに対し、佐藤氏は「CSR自体、やっていることはすごく正しいことなので、組織的にそれを事業の真ん中に据えるのであれば、僕はむしろ(CSR活動の)延長でもいいと思っている」と肯定する意見も。もっとも最近はサステナビリティ推進室といった経営トップ直轄の専門部署を設置する企業が増えており、電通の2氏は「サステナビリティへの向き合い方が大きく変わっている」(竹嶋)「この1年で問い合わせの幅が広がっている」(大屋)と強調。佐藤氏も「これまで広告コミュニケーションを担当されていた方がサステナビリティの部署にいくような動きもあり、人や組織の循環や融合で、CSR活動とサステナビリティ活動はどんどん合体していくように思う」との見方を示した。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>日本の生活者もサステナビリティを求め始めている</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>次に、「日本の生活者はどこまでサステナビリティを求めているのか」、また、「サステナビリティ活動はバリューチェーンでいうとどこが対象なのか」といった命題に頭を悩ませる企業も多いことが挙げられ、前者について、電通では毎年、SDGsに対する生活者調査を行っており、昨年は29%だったSDGsの認知度が、今年は大きく伸び(セッション時点で数字は未発表だが、4月26日に54.2%に上ると発表)、また“脱プラ”や“サーキュラーエコノミー”“エシカル消費”といった言葉に対しても「今後、自分の生活に取り入れたい」とする人の比率がSDGsの認知度を上回る結果が出ていることを根拠に、竹嶋氏は「確実に波は来ているというか、もうここにある実感がある。また若い人たちは学校でも学び、生活の中に染みついているので、その人たちがこれから消費の真ん中にくることを考えても、大きな流れがくる」と断言。</p>
<p>また後者については、大屋氏が「おそらくバリューチェーンすべて、が答えだ」と述べ、さらに「今やSDGsが事業活動の基本OSのようになっており、アウターはもちろん、この会社に勤めていて良かったと社員が思えるような、インナーに対するコミュニケーションも大事になってきている」と付け加えた。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>トヨタの広告は「ブランドに人格を与えているよう」</h2>
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</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>セッションは、このような課題を踏まえた上で、では実際にどういう広告コミュニケーションが今、企業ブランドに必要なのかという議論に移り、両者がいくつかの企業に見られる広告コミュニケーションの好事例を紹介。電通は、まずステークホルダーに共感を呼ぶ力やストーリー性の高さといった観点で、KDDIの「私たちの『つなぐチカラ』は未来のためにある。」とするサステナブルアクションや動画、そしてユニチャームの2030年に向けたビジョンやステートメントの例を挙げた。</p>
<p>一方の博報堂は、2050年までにCO2排出量を80％以上削減し、容器やレジ袋のプラスチック対策を100%進めるなど4つの取り組みテーマを掲げ「未来への約束」を果たすことを目指すセブン＆アイ・ホールディングスの「GREEN CHALLENGE 2050」の新聞広告を挙げ、「未来についてすごく語っているようで何も言っていないような企業が多い中、従業員や一般のお客さまにこれだけ分かりやすく説明している。もちろん達成できてこそ、ではあるが、少なくともスタート地点に立っていることを感じさせるのが素晴らしい」(佐藤氏)と評価した。</p>
<p>また両社がともに高評価したのが、オウンドメディアである『トヨタイムズ』などを通じて豊田章男社長が自らの強い言葉で社内外にビジョンを示すトヨタ自動車だ。同社が静岡県に建設中の壮大な実証実験都市である「ウーブン・シティ」について、竹嶋氏は「コンセプトとして未完成ということを挙げ、常に進化していくというという姿勢にすごく共感できる」、また豊田社長のメッセージについて大屋氏は「聞いているだけでワクワクする。社長が自分の言葉で語るのはいちばん本気度が伝わり、ことサステナビリティやSDGsということになるとすごく重要だ」、吉田氏は「今、トヨタと言ったら、豊田社長の勢いのある姿が浮かぶ。まるで、ブランドという抽象的な概念に人格を与えているようだ。トヨタはもう車の会社から未来の会社になっているなあと本当に思う。必ずしもトップでなくても良いので、発信力のある人がブランドのある意味“化身”となって話すことの重要性を感じる」と話した。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>電通と博報堂の共同宣言7カ条</h2>
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</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>このようにいくつかの企業の好事例について両社が意見を述べ合った後、セッションはいよいよクライマックスである「電通と博報堂の共同宣言(7カ条)」の発表へ。最初に竹嶋氏が「これは、私たち4人からみなさまへの提言ですが、完成形とは思っておらず、この先、変えていくこともあるでしょうし、あるいは一緒につくっていくということもあると思う。みなさまが考えるきっかけになれば、と思い、7カ条にいたしました」と断った上で、各氏が交互に宣言の中身を読み上げた。その内容は以下の通りだ。</p>
</div>
<div class="elem_block">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>第1条　独自視点のある社会課題(ファクト)を捉える<br />第2条　企業やブランドの理念/志と結合し、戦略をストーリー化<br />第3条　目標や活動を定量的/具体的に示し、旗を立てる<br />第4条　サステナブルブランドとしての顔をつくり、本気感を伝える<br />第5条　ステークホルダーと共創関係になるモチベーション設計<br />第6条　未来を見据えるために、若い世代を巻き込む<br />第7条　アクションをベースに、プロセスも含めて継続的に発信</p>
</div></div>
</div>
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<p>提言を終えた両社は、博報堂の2氏が「社会課題の解決と事業成長の両輪を回し、持続的拡大を図る」ことを軸に据えたコンサルティングサービスを、また電通の2氏はSDGsウォッシュにならないための「コミュニケーションガイド」や、バリューチェーン全体を対象にサーキュラーエコノミーの構築を支援する「SDGsビジネスソリューション」の提供などを手掛けていることを紹介。「みなさんぜひ恐れずにコミュニケーションし、情報の発信をして、仲間を一緒につくっていきましょう」(竹嶋氏)などと呼び掛けた。</p>
<p>最後に青木氏は、今回のサステナブル・ブランド国際会議2021横浜で初めて実施したJSBI(Japan Sustainable Brands Index)の結果、サステナビリティに対する企業の実績や思いと、消費者が持つイメージとの間に乖離があることが判明したことを例に、「やはりお客さまを巻き込まないとサステナビリティが経済のエンジンにならない。そういう意味でまさに課題が突き付けられているところに、両社の共同宣言を通じて、企業のサステナビリティをそもそものところから理解し直し、構造化、ストーリー化をしてお客さまへのラストワンマイルにつなげる仕組みについて勉強させてもらった」と締めくくった。</p>
</div>
<p></div>
<p></p>