ニュース

インタビュー

ワールドニュース

SBコミュニティニュース

スポンサー記事

コラム

SBシンポジウムレポート

次世代育成

地方創生

マーケティング

nest

SB-Jフォーラム

サステナブル・ブランド ジャパン編集局

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g00_14.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>3月23、24日に、「北陸新幹線開業記念特別イベント サステナブル・ブランド国際会議2024 福井シンポジウム」が福井市で開催された。北陸新幹線が金沢〜敦賀間で延伸し、福井駅に乗り入れたことを記念し、北陸新幹線福井誘客プロジェクト実行委員会とサステナブル・ブランド ジャパン(SB-J)が主催。福井県の5校の高校生と全国から選抜されたSB Student Ambassadorの高校生40人が参加した。初日は修学旅行参加者と受入側が“交流”を通し、互いに知識や体験をアップデートする新しい修学旅行について活発に議論を交わした。2日目は県内の高校生が企画した旅程を参加者が体験し、福井県の魅力を確かめた。</p>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g01_17.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"><sup>吉田氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>開会にあたり、北陸新幹線福井誘客プロジェクト実行委員会 委員長の吉田圭吾氏が挨拶し、「北陸新幹線福井誘客プロジェクト」とは、新幹線の延伸を契機に福井県の魅力を発信するものだと説明した。吉田氏は、プロジェクトの一環で県内の高校生が取り組んだ修学旅行のモデルプラン作成に触れ、「高校生が日常的に目にしている物事に焦点を当てたプランとなり、非常にユニークな内容となっている。今年5月には、首都圏の高校が新しい形の修学旅行を県内で実施する。事前に地元の高校生とオンラインで交流を深め、その中でプランをアップデートする旅になっており、このような取り組みは日本初だと思う」と力説した。</p>
<p>続いて、SB-J カントリーディレクターの鈴木紳介が挨拶。新幹線の停車駅ができたことによる福井県内の盛り上がりを「一時的なものではなく、持続させる必要がある。今日のこの会議が、福井の魅力を多くの方に知っていただくきっかけになれば」と話し、会場に集まった高校生を「この出会いを大切に交流していただきたい」と激励した。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_various img_right">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g03_29.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"><sup>杉本氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>また、来賓として福井県知事の杉本達治氏も駆けつけた。杉本氏は福井県ならではの歴史と魅力について言及。20世紀初頭、世界で戦争が頻発する中、ポーランドの戦災孤児やナチスドイツから迫害を受けていたユダヤ人を救済する拠点として敦賀が大きな役割を果たし「人道の港」と呼ばれたことや、県内の約7万年の歴史を持つ地層からは恐竜の化石が発見されていることなどを紹介し、「シンポジウムが実り多きものとなることを祈っている」と述べた。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g04_35t.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"><sup>漆原氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>さらに西日本旅客鉄道金沢支社長 漆原健氏も、新幹線の延伸で北陸三県を1時間以内で移動できるようになることから、「旅の価値が高まると同時に、通勤や通学など、北陸エリアのライフスタイルが変わる可能性を秘めている。新たなイノベーションにつながることを期待している」と話し、シンポジウムの成功を願った。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>福井県内の高校生が次世代修学旅行プランを提案</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>パネルディスカッションでは「私たちが考える福井次世代修学旅行」をテーマに、福井県内の5校の高校生が、地域の観光や地元の魅力発見と向き合った1年間の活動と、プロジェクトを通じて変化した自分たちの考え方について発表した。ファシリテーターを務めた日本旅行総合研究所 主任研究員の椎葉隆介氏は、セッションの冒頭、今回の取り組みをきっかけに、教育旅行を目的とした旅行者が世界中から集まることに期待を寄せ、「次世代修学旅行は“交流”が鍵。生徒がワクワクしながら主体的に成長しつつ、地域の人々も成長できるような取り組みを考えている」とプロジェクトの近況を説明した。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box left">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g05_75.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>会場の様子</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>高校生は、福井県内で実施可能な修学旅行の旅程のアイデアも含めて、多様な活動を通じて再発見した福井の魅力などについて等身大の言葉で語った。福井県立敦賀高等学校の生徒たちは、夏や秋に地域で何度もフィールドワークを行ったことに言及。昨年10月には静岡県熱海市の高校生と交流を深めた研修旅行を経験し、熱海高校の生徒たちが街を熱心に案内してくれた様子から地元の魅力をさらに深掘りして探してみようと意欲が湧いたと言い、「自分たちの地元には何もないと思っていたが、身近なところに魅力が眠っていることに気づいた。地域を知ることの大切さを実感した」と語った。</p>
<p>そして、プロジェクトを通じて考えた「敦賀1300年の歴史をひも解く度(たび)につながっていく旅」をテーマとした修学旅行のモデルプランを発表。「旅のストーリーを考える力が身についた。このプロジェクトが後輩たちに引き継がれていくのがとても楽しみ」だと今後への期待を寄せつつ、「福井県の魅力は、今日ここに集まっているような、歴史を語り継いでいく若者がいることではないか」と意見を述べた。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g06_67.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>発表の様子</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>福井県立奥越明成高等学校の生徒たちは、プロジェクトを通じた思考の変化を中心に発表内容をまとめた。当初、生徒たちは地元・大野市の魅力について「水と自然」しかないと考えていたが、奥越地域の観光資源を調査する中で、そばなどの食文化や街の歴史、街並み、地元の人の温かさ、星空といった魅力を再発見したという。同校を代表して発表した生徒は、「今の私たちが思う大野市の魅力は、水、自然、星、歴史、食、人です」と自信を持って言い切ると、「観光客も観光に携わる人も、いろいろな刺激をもらい、成長するのだと実感した。人とのつながりがあってこそ、良い観光になると思った」「1年間の活動を通じて、自分たちの地域に誇りを持てたと同時に、多くの人に大野市の魅力を発信していきたいと思うようになった」とまとめた。</p>
<p>登壇者全員で行った意見交換の場では、新幹線延伸によって盛り上がりを見せるであろう地域の観光業について、「“シャッター通り”の商店街には、北陸新幹線のおかげで新しいお店も増え、にぎやかになってきた。これからさらに、にぎやかにできると思う」と敦賀高校の生徒が意見を述べた。さらに、プロジェクトを通じて、旅におけるストーリー性と交流の大切さを実感できたと手応えを語り合い、「これから修学旅行を経験する高校生たちにも、地元高校を含めた地域の人たちとの交流と、その土地ならではの日常生活や文化を体験してほしい」と意見をまとめた。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>地元高校生も修学旅行生も人生を良い方向に変えるきっかけに</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>その後、SB-JのZ世代のコミュニティプラットフォーム SB nestに所属する入江遥斗氏と足立萌愛美氏がファシリテーターを務め、全国の高校生が福井県を旅先とした「高校生が考える、これからの旅行のカタチ」について議論を深めた。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g07_84.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>ディスカッションの様子</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>ディスカッションでは、高校生らしい視点で多様な意見が飛び交い、歴史のある城等を観光資源に持つ丸岡エリアでの修学旅行について考えたチームは、「少人数で楽しむ自分たちで作るHome Stay」というアイデアを議論の成果としてまとめた。少人数であれば各生徒の興味関心に基づいたプランを実現できるうえに、ホームステイで現地の住民と交流することで、より深い学びを得られる修学旅行になるはずだという。</p>
<p>また、敦賀エリアの修学旅行について考えた2つのチームからは、同級生との団結力を高めながら、福井の歴史や文化に没入できる修学旅行のコンセプトについて話し合った。高校生たちは歴史をひも解く謎解きゲームや伝統産業の職業体験を提案。それらを通じて敦賀エリアを深く知ることで、「地域の経済効果や伝統産業の継承につながれば」などと話し合った。</p>
<p>豊かな自然を携える大野エリアについて考えたチームは、地域のコミュニティや星空保護区を生かした体験機会について議論。特に後者では、修学旅行生が地域の高校生とともに星空を眺め、ゆったりとした時間を過ごすことで「地元高校生も修学旅行生も、人生を良い方向に変えるきっかけになるのではないか」と修学旅行の新たな可能性を提示した。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g09_102.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>会場では教員らも議論した</sup></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g08_166.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>発表の様子</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>シンポジウムでは、高校教員や旅行業界の関係者などが参加した意見交換の場も設けられた。ここでは実務的な話を中心に、「修学旅行で企業と関わることも大きな経験になるのでは」「生徒が何を学びたいかを起点としてプランを考えることで学習効果が高まるはず」「生徒に自分事として修学旅行を捉えてもらう意識改革が必要」といったさまざまな意見が飛び交った。</p>
<p>1日目のプログラムを終えると、最後は日本旅行 執行役員 代表取締役常務取締役(当時)の舘真氏とSB-Jの鈴木が講評へ。</p>
<p>鈴木は、「『地元愛』が地域の価値を再発見するきっかけになり、その価値が固有のコンテンツとなる。それを旅行者に『ストーリー性』を持って伝え、共感を生む。この2点が今日の議論のポイントだった」と話し、「何十年後かにまたここで集まり、今日の議論を振り返ることができたらいい。ここで得たものを各自が今後の活動に生かしてほしい」とまとめた。</p>
</div>
<div class="elem_various img_right">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g10_180t.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"><sup>舘氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>舘氏は高校生の議論に強い感銘を受けたと話し、「ここで出てきた意見をしっかりと受け止めて、新しい旅に反映させていくことが我々の役割。修学旅行も含め、時代の期待に応えながら旅を提供していきたい」と力強く語った。</p>
<p>シンポジウム終了後は、参加した全国の高校生が福井市内のホテルへ移動。福井県立福井商業高等学校の生徒たちが懇親会を企画し、福井県産の米を食べ比べ、品評する「美味しいお米を食べ比べ！ ～福井米1グランプリ～」を開催。福井の米の魅力を知り、その味を楽しみながら親交を深めた。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>福井県の高校生が考案した旅程を体験、交流しながら地元の魅力を味わう</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/27/g11.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>(左上から時計回りに)福井米１グランプリの様子、奥越地区の公園、丸岡地区の町並み、敦賀高校の生徒の発表</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>2日目は、福井県の高校生が考えた3種類のコースに分かれてエクスカーション(体験型見学会)を実施。大野エリアについては、福井県立奥越明成高等学校の生徒が企画した街の自然と歴史を体感するプランで、越前大野城の城下町を中心に散策し、大野市発祥のしょうゆカツ丼などを堪能した。</p>
<p>福井県立丸岡高等学校が企画した丸岡エリアのエクスカーションでは、地域産業である織物をテーマに国内最大のシャトル織機(旧式)を使ったチロルリボン(ジャガードリボン)の生産工場を見学。また、丸岡城の見学や「一筆啓上 日本一短い手紙の館」(資料館)で“大切な人”へ手紙を書いたり、丸岡産そば粉を使ったクッキー「そばっキー」作りなどを楽しんだ。「そばっキー」は同校発案で開発されたお菓子で、チロルリボンでラッピングし、手紙を添えた丸岡エリアのお土産として提案された。修学旅行の思い出を伝えられるものであり、旅から帰ってからも丸岡エリアを思い出してほしいという、生徒たちの思いが込められている。</p>
<p>敦賀エリアは福井県立敦賀高等学校が企画。革命や戦争で難民となった海外の人々を受け入れた歴史を伝える「人道の港 敦賀ムゼウム」を見学したのち、地域の名物であるソースカツ丼を楽しみ、地元で「けいさん」と親しみを込めて呼ばれる氣比(けひ)神宮を参拝して、同校の生徒たちが再発見した敦賀の歴史や文化の魅力を味わった。</p>
<p>参加した全国各地の高校生たちからは「同年代の人と交流することで、心からその土地を知ろうと思えた。自分の地元についてももっと知り、語りたいという地元愛を再確認できた」「地元高校生に案内してもらうことで、その地域ならではの魅力をたくさん知ることができた」「今回の体験を通じて、自分たちの地元にも多くの人が訪れるような企画を考えていきたい」といった声が上がり、エクスカーションはどの旅程も盛況のうちに終了した。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>文：市岡光子</p>
</div>
<p></div>
<p></p>

話題のキーワード

社会 social

高校生が「次世代修学旅行」を考える――北陸新幹線延伸で福井の魅力を発信

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/g00.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパン(SB-J)のユースコミュニティnest [SB Japan Youth Community]の第3期が、4月20日にキックオフした。サステナビリティや社会課題について考えを深め、志を共にする仲間づくりのために集まった16～25歳の31人のメンバーのうち、22人が会場またはオンラインで参加した。nestの第1期から関わっていた、現在大学3年生の足立萌愛美氏が今期からプロデューサーに就任。「サステナビリティの分野で原石みたいに輝いている人がたくさんいる。そういう人が安心して輝ける場所を作っていきたい」と抱負を語った。(松島香織)</p>
<p>nestは、同じ志を持つ若い世代が共に学び・共創し、最終的には、社会課題解決に向けたアクションを起こすというゴールを目指すユースコミュニティだ。2017年から日本で開催しているサステナブル・ブランド国際会議に、仲間たちと集まっていたという大学生たちの発案がきっかけとなり、2022年からスタートした。プロデューサーやメンターが主体的に企画を考えメンバーに伴走し、またOBたちも可能な範囲でサポートするかたちで活動している。「nest」とは「鳥の巣」の意味で、所属は最長3年間、若者が何らかの成果を得て世の中に羽ばたけるよう、SB-Jが主催・運営支援している。</p>
<p>冒頭、nestはサステナビリティに関心のある学生や社会人が集まり、対話を通じて課題解決に取り組むユニークなコミュニティだと運営側のSB-Jが改めて説明。そしてこの場では「対論」でなく「対話」してほしいと促した。「対論はAとBが戦ってどちらが勝つかということ。だが、対話はAとBが変わることを前提に話してCという答えを出すこと。物おじせず、積極的にしっかりやってほしい」と集まった第3期のメンバーにメッセージを伝えた。</p>
<p>プロデューサーの足立氏は、高校生を対象にしたSB-Jの次世代育成プログラム「SB Student Ambassador(SA)」に参加したことをきっかけにnestを知った。そして第1期はメンバー、第2期はメンターとして参加してきている。SB-Jのプラグラムを「ステップアップ」して活動してきたからこそ、nestをさらにメンバーに寄り添ったより良いものにしたいという思いがあるようだ。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/g01_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>挨拶する足立プロデューサー</sup></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/g02.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>ワークショップの様子</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>まず、足立氏は初対面のメンバー同士が打ち解けられるよう、「雪山サバイバル」ゲームを開始。自分が乗っていた飛行機が雪山で遭難したという設定で、飛行機に積んであった新聞紙やサバイバルナイフなど10アイテムを重要な順番に並べ、模範解答の順位と比較しポイントを競う。4～5人のチームに分かれたメンバーは、初めて会う仲間たちに自己紹介。シートを見ながらみんなで優先順位を決めていき、最後に足立氏が「第1位は大箱入りのマッチ」などと発表するのを聞いて、一喜一憂していた。</p>
<p>会場が和やかな雰囲気になったところで、nest第2期メンバーで今期からメンターとなった、大学1年生の藤井玲緒氏が、nestのビジョンと年間計画を説明した。ビジョンは、現場視点で課題の本質を捉える「社会課題探究」と、自己と社会のつながりを発見する「自己探究」を2軸に据えた思考力を身につけること。活動は前期と後期に分け、前期では有識者の講義やフィールドワーク等から知識・体験をインプットしつつ、メンターとの1 on 1を通して、自分の学びたい・取り組みたい事を探究していく。後期は自己探究をもとにグループまたは個人でのアクションプランを作成し、その実現に向けた活動を進める。翌年3月開催のSB国際会議は、その成果発表の場となる。</p>
<p>こうした説明を聞いた後メンバーたちは、次のプログラム「自己探究ワークショップ」を体験。今期新しくメンターになった、大学3年生の坂本みなみ氏が進行した。ワークシートに、思いついた自分の興味関心事や自分の強みなどを書き込み、自分を探っていくだけでなく、さらにペアを組んだ相手の強み・素晴らしいところを発見してシェアする。坂本氏は積極的に席を移動して、いろいろな人と対話するように働きかけた。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/g03.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>ワークショップでは自分の関心事を共有</sup></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/g04.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>真剣にワークシートに書き込むメンバーたち</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>「正しい支援」に興味があると話すメンバーは、「持続可能な”正しい”支援をニーズに応じて行うために、国際化の影響と文化の維持の境界線をはっきりさせることが必要」だと考えているという。なぜなら、いわゆる先進国が自国の利益のために支援を「利用」しており、ローカリズムが軽視されていると考えているからだ。また他のメンバーは、「サステナブルな活動が強迫観念でなく、みんなが普通に暮らしている中で、その普通にしていることが地球にやさしかったらいい」などと、自分の考える理想の社会を語っていた。</p>
<p>プログラムを終えて、「これから1年間どんなことが実現できるかワクワクした」「みんな楽しそうで嬉しい。自分ももっと頑張りたいと思った」といった感想が多く聞かれ、メンバーそれぞれが多くの刺激を受けたようだ。</p>
<p>キックオフ終了後は、メンバーの山口笑愛氏の提案でポッドキャストを収録。第1期から参加している山口氏は、「ポッドキャストの発信ができておらず、今年から力を入れていきたい」と意気込む。着物のリメイクブランド「u縁me(ゆうえんみ)」を立ち上げた山口氏は、ユネスコ無形文化遺産に指定されている京都の伝統芸能「六斎念仏」を継承する足立氏と、日本文化について語り合った。2人は「若者世代と伝統文化に距離がある」「どこまで既存の文化にアレンジを加えてもいいのか。アレンジをしても伝統文化と呼んでいいのか」といった課題を感じている。「日本文化をもっと身近にしたい」「若者も気軽に日本文化に触れてほしい」などと、大いに話が盛り上がっていた。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/g05.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>第3期nestがキックオフ！</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/g06-1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>ポッドキャスト収録中の山口氏(左)と足立氏</sup></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/05/10/g06-2.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>nestの活動について、ぜひチェックを！</strong><br />メンバーによる各種発信 (Podcast/note/Instagram 他)<br /><a href="https://linktr.ee/nest_sustainablebrands">https://linktr.ee/nest_sustainablebrands</a></p>
</div></div>
</div>
<p></div>
<p></p>

ユースコミュニティ「nest」第3期が始動、サステナビリティをけん引する「原石」が輝ける場に

SB Student Ambassador

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_paragraph right">
<p><strong>サステナブル・ブランド ジャパン編集局</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/01/19/01.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>次世代を担う高校生と共に、サステナブルな社会の実現に向けて共創する育成プログラム「第4回 SB Student Ambassador 全国大会」への出場校14校が決定した。本大会は、2月に開催するサステナブル・ブランド国際会議2024 東京・丸の内(以下、SB ‘24 東京・丸の内)のプログラムのひとつで、毎回、高校生の自由な発想から生まれるアイデアは企業・自治体などからも注目されている。</p>
<p>2030年までに、ミレニアル世代やZ世代が労働及び購買層の圧倒的多数を占めるようになる中、社会は彼らの優先順位や多様化する価値観に耳を傾け、対応していく必要がある。また、内閣府SDGs推進本部が発表している「SDGsアクションプラン2021」では、「持続可能な開発のための教育(ESD)を推進し、次世代へのSDGs浸透を図る」を重点事項として挙げている。今後ESD教育(持続可能な開発のための教育)はますます重要になると考えられている。</p>
<p>こうした背景から、次世代を担う未来のリーダーである高校生に、最新のサステナビリティへの知見を深めてもらうと同時に、高校生が持つ価値観や社会に求めるものを共有し、サステナブルな社会の実現へ向けて共創していく場として、「SB Student Ambassador 全国大会」を開催し、今回4回目を迎えた。</p>
<p>全国大会出場の選考に先駆け、事前学習の場として「SB Student Ambassadorブロック大会」を、東日本(東京)、西日本(大阪)と地域ブロック(北海道、東北、東海、北陸、中国、四国、九州)の全国9地域で実施。合計166校1019人の高校生が参加した。</p>
<p>ブロック大会では、SDGsに関連した最先端の活動に取り組むオピニオンリーダーたちによる「サステナビリティ実践講義」でサステナビリティを学び、実際にサステナビリティに取り組んでいる先進企業や自治体で活躍する方たちの講演をテーマ別に聴講。その後、サステナブルな社会の実現に向けて、何ができるのかを議論するワークショップを行った。</p>
<p>全国大会出場には、ブロック大会に参加した92校から応募があり、厳正な論文選考から招待する14校を決定した。参加14校 54人の生徒たちは、2月21～22日の2日間にわたる「SB ‘24 東京・丸の内」のプログラムを通して、最新のサステナビリティへの取り組みに対して知見を深めると同時に、高校生の価値観や社会に求めるものを社会に発信する。</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>特設サイト：<a href="https://sb-tokyo.com/2024/program/next-generation/student-ambassador/">https://sb-tokyo.com/2024/program/next-generation/student-ambassador/</a></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>招待決定高校と各学校のテーマ（都道府県順）</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>北海道ブロック代表</strong><br />札幌日本大学高等学校(北海道北広島市)：高校生が提案する「クリーンオリンピック」</p>
<p><strong>東北ブロック代表</strong><br />東北高等学校(宮城県仙台市)：チョークの粉で守る海水と海洋生物</p>
<p><strong>北陸ブロック代表</strong><br />福井県立若狭高等学校(福井県小浜市)：「less two run(読み方：レストラン）」～食品ロス削減×高齢者支援 地域で取り組む新しいカタチ～</p>
<p><strong>東海ブロック代表</strong><br />中部大学第一高等学校(愛知県日進市)：香りの創造とSDGs</p>
<p><strong>東日本ブロック代表</strong><br />成立学園高等学校（東京都北区)：生活圏内にある空き家を活用した保育施設の利用を通じた社会復帰へのみち</p>
<div>中央大学杉並高等学校(東京都杉並区)：ほっこり辞典</div>
<div>文化学園大学杉並高等学校(東京都杉並区)：未来をつなぐ窓空風〜solar window〜</p>
<p><strong>西日本ブロック代表</strong><br />香里ヌヴェール学院高等学校(大阪府寝屋川市)：「食品ロス削減・栄養不良の解消」と「企業利益」の両立を実現するビジネスの提案</p>
<div>雲雀丘学園高等学校(兵庫県宝塚市)：地産地消の推進による物流の安定化</p>
<p><strong>中国ブロック代表</strong><br />修道高等学校(広島県広島市)：牡蠣ガチャで広島の海を救え！</p>
<div>AICJ高等学校(広島県広島市)：IDOL×LGBT-Q</p>
<p><strong>四国ブロック代表</strong><br />愛媛県立今治東中等教育学校(愛媛県今治市)：「培養肉」焼肉で世界を救おう！</p>
<p><strong>九州ブロック代表</strong><br />東福岡高等学校(福岡県福岡市)：仕事のトビラ</p>
<div>熊本市立必由館高等学校(熊本県熊本市)：「熊本幸福論『エモーショナルなストーリーのまーケーション2023』」～「ツールド・フルーツ」の提案～</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>【開催概要】</strong><br />プログラム名：第4回 SB Student Ambassador 全国大会<br />開催日時：2024年2月21日(水)・22日(木)<br />開催場所：東京国際フォーラム ・ 明治安田ヴィレッジ 丸の内　※「SB ‘24 東京・丸の内」 会場内<br />参加人数：全国の高校14校から生徒54名、教員14名(予定)<br />主催：サステナブル・ブランド ジャパン(株式会社 博展)<br />共催：西日本旅客鉄道株式会社、株式会社日本旅行</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>【関連記事】</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1214699_2557.html">高校生の視点で社会課題を解決し、未来を切り開く ――第3回SB Student Ambassador 全国大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1218301_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ① 四国・北海道ブロック大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1218800_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ② 西日本・東日本ブロック大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1219050_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ③ 東北・中国ブロック大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1219051_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ④ 北陸・東海ブロック大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1219150_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ⑤ 九州ブロック大会</a></p>
</div>
<p></div>
<p></p>

まちづくり

全国の高校14校が出場決定、高校生がSDGs学びサステナブルな社会の実現を目指す――第4回 SB Student Ambassador 全国大会開催

高校生の力で地域を、社会を変えていこう ――第4回SB Student Ambassador ⑤ 九州ブロック大会

高校生の力で地域を、社会を変えていこう ――第4回SB Student Ambassador ④ 北陸・東海ブロック大会

高校生の力で地域を、社会を変えていこう ――第4回SB Student Ambassador ③ 東北・中国ブロック大会

高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ② 西日本・東日本ブロック大会

高校生の力で地域を、社会を変えていこう ――第4回SB Student Ambassador ① 四国・北海道ブロック大会

リジェネレーション

環境 environment

高校生の視点で社会課題を解決し、未来を切り開く ーー第3回SB Student Ambassador 全国大会

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_paragraph right">
<p><strong>サステナブル・ブランド ジャパン編集局</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/01/19/image.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>2月14・15日の「サステナブル・ブランド国際会議2023東京・丸の内」(以下、SB ‘23 東京・丸の内)において開催される「第3回 SB Student Ambassador 全国大会」への参加校15校が決定した。同大会は次世代を担う未来のリーダーである高校生に、最新のサステナビリティへの取り組みについて知見を深めてもらおうと、サステナブル・ブランド ジャパンが日本旅行との共催で毎年行っているもので、今年は過去最多となる北海道から九州までの111校から応募があった。厳正な論文選考を経て全国大会への参加が決定した約60人の高校生は、SB Student AmbassadorとしてSB ‘23 東京・丸の内に参加し、最終日に行われる全国大会でそれぞれの取り組みを発表。彼らの価値観や社会に求めるものを企業や社会に発信する。</p>
<p>全国大会に先駆けた事前学習の場となる「SB Student Ambassadorブロック大会」は昨年秋に東日本(東京)、西日本(大阪)、北海道、東北、東海、北陸、中国、四国、九州の全国9地域で行われ、計194校の1253人が参加。SDGsに関連した活動に取り組むオピニオンリーダーによる基礎講座や、サステナビリティに積極的に取り組む企業や自治体の講演を聴き、SDGsを活用してサステナブルな社会の実現に向けて自分達が何ができるのかを考えるワークショップを体験した。</p>
<p>各ブロック大会に参加した高校生は、そこで得た知見や経験を生かして全国大会を目指し、SDGs達成のために企業や自治体等とともに取り組むアイデアを論文形式にして応募。審査委員会は「サステナビリティへの理解度」「考察力」「提案力」の3つの審査基準に加え、提案内容の持続可能性や革新性などの面から総合的に評価して全国大会への出場校を決定した。</p>
<p>全国大会出場校は以下の通り。</p>
</div>
<div class="elem_block">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>北海道ブロック代表</strong><br />北海道岩見沢農業高等学校(北海道岩見沢市)：「北の雪から～北海道における自然エネルギーを活用した野菜類周年栽培技術の確立～」</p>
<p><strong>東北ブロック代表</strong><br />東北高等学校(宮城県仙台市)：「クリーンなエネルギーを自給自足から」</p>
<p><strong>北陸ブロック代表</strong><br />富山県立高岡南高等学校(富山県高岡市)：「車社会にチャンス到来！富山の未来はモーマンタイ！！」<br />福井県立武生東高等学校(福井県越前市)：「越前文化を多文化共生に」</p>
<p><strong>東海ブロック代表</strong><br />岐阜県立岐阜高等学校(岐阜県岐阜市)：「地域をつなぐ皆覧板(かいらんばん)」</p>
<p><strong>東日本ブロック代表</strong><br />郁文館高等学校(東京都文京区)：「離島における水上飛行機の可能性」<br />中央大学杉並高等学校(東京都杉並区)：「高校生でも起業はできる！～食品ロスと飢餓を救う～」<br />豊島岡女子学園高等学校(東京都豊島区)：「オーストラリア先住民(アボリジニ)との融合によるカンタス航空のSDGsの達成」<br />白鵬女子高等学校(神奈川県横浜市)：「エコレールマークポイントカード　略して“エコレルポイント”の提案」</p>
<p><strong>西日本ブロック代表</strong><br />大阪学芸中等教育学校(大阪府大阪市)：「空き家×きらベジ×地域住民　“空き家ファーム”」<br />関西大学高等部(大阪府高槻市)：「BCWs　〜見えない世界との架け橋〜」<br />雲雀丘学園高等学校(兵庫県宝塚市)：「商店街の活用と地域活用について」</p>
<p><strong>中国ブロック代表</strong><br />岡山県立操山高等学校(岡山県岡山市)：「Re-Take   SDGs２つの軸　自助具×竹」</p>
<p><strong>四国ブロック代表</strong><br />大手前丸亀高等学校(香川県丸亀市)：「電車deキャンプ」</p>
<p><strong>九州ブロック代表</strong><br />宮崎第一高等学校(宮崎県宮崎市)：「うんち県 MIYAZAKI」 </p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>【開催概要】<br />第3回 SB Student Ambassador 全国大会<br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2023/special-student.html">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2023/special-student.html</a>　<br />開催日時：2023年2月14日(火)・15日(水)<br />開催場所：JPタワー ホール＆カンファレンス(千代田区丸の内二丁目7番2号 KITTE 4階)※「SB ‘23 東京・丸の内」 会場内<br />参加人数：全国の高校15校から生徒60人、教員15人(予定)<br />主催：サステナブル・ブランド ジャパン(博展)<br />協賛：日本旅行</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>関連記事<br />・<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1212348_2557.html">地域の社会課題解決へ学校の枠超え高校生が議論――第3回SB Student Ambassador ① 四国・北陸・東北ブロック大会</a><br />・<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1212398_2557.html">地域の社会課題解決へ学校の枠超え高校生が議論――第3回SB Student Ambassador ② 東海・九州ブロック大会</a><br />・<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1212450_2557.html">地域の社会課題解決へ学校の枠超え高校生が議論――第3回SB Student Ambassador ③ 中国・北海道ブロック大会</a><br />・<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1212399_2557.html">地域の社会課題解決へ学校の枠組み超え高校生が議論――第3回SB Student Ambassador ④ 東日本・西日本大会</a> </p>
</div>
<p></div>
<p></p>

全国の高校15校が出場決定、東京・丸の内で最新のサステナビリティを学ぶ ――2月14・15日に「第3回 SB Student Ambassador 全国大会」 開催