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SB Student Ambassador

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<div class="elem_paragraph right">
<p><strong>サステナブル・ブランド ジャパン編集局</strong></p>
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<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2024/01/19/01.png"/></div>
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</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>次世代を担う高校生と共に、サステナブルな社会の実現に向けて共創する育成プログラム「第4回 SB Student Ambassador 全国大会」への出場校14校が決定した。本大会は、2月に開催するサステナブル・ブランド国際会議2024 東京・丸の内(以下、SB ‘24 東京・丸の内)のプログラムのひとつで、毎回、高校生の自由な発想から生まれるアイデアは企業・自治体などからも注目されている。</p>
<p>2030年までに、ミレニアル世代やZ世代が労働及び購買層の圧倒的多数を占めるようになる中、社会は彼らの優先順位や多様化する価値観に耳を傾け、対応していく必要がある。また、内閣府SDGs推進本部が発表している「SDGsアクションプラン2021」では、「持続可能な開発のための教育(ESD)を推進し、次世代へのSDGs浸透を図る」を重点事項として挙げている。今後ESD教育(持続可能な開発のための教育)はますます重要になると考えられている。</p>
<p>こうした背景から、次世代を担う未来のリーダーである高校生に、最新のサステナビリティへの知見を深めてもらうと同時に、高校生が持つ価値観や社会に求めるものを共有し、サステナブルな社会の実現へ向けて共創していく場として、「SB Student Ambassador 全国大会」を開催し、今回4回目を迎えた。</p>
<p>全国大会出場の選考に先駆け、事前学習の場として「SB Student Ambassadorブロック大会」を、東日本(東京)、西日本(大阪)と地域ブロック(北海道、東北、東海、北陸、中国、四国、九州)の全国9地域で実施。合計166校1019人の高校生が参加した。</p>
<p>ブロック大会では、SDGsに関連した最先端の活動に取り組むオピニオンリーダーたちによる「サステナビリティ実践講義」でサステナビリティを学び、実際にサステナビリティに取り組んでいる先進企業や自治体で活躍する方たちの講演をテーマ別に聴講。その後、サステナブルな社会の実現に向けて、何ができるのかを議論するワークショップを行った。</p>
<p>全国大会出場には、ブロック大会に参加した92校から応募があり、厳正な論文選考から招待する14校を決定した。参加14校 54人の生徒たちは、2月21～22日の2日間にわたる「SB ‘24 東京・丸の内」のプログラムを通して、最新のサステナビリティへの取り組みに対して知見を深めると同時に、高校生の価値観や社会に求めるものを社会に発信する。</p>
</div>
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<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>特設サイト：<a href="https://sb-tokyo.com/2024/program/next-generation/student-ambassador/">https://sb-tokyo.com/2024/program/next-generation/student-ambassador/</a></p>
</div></div>
</div>
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<div>
<h2>招待決定高校と各学校のテーマ（都道府県順）</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>北海道ブロック代表</strong><br />札幌日本大学高等学校(北海道北広島市)：高校生が提案する「クリーンオリンピック」</p>
<p><strong>東北ブロック代表</strong><br />東北高等学校(宮城県仙台市)：チョークの粉で守る海水と海洋生物</p>
<p><strong>北陸ブロック代表</strong><br />福井県立若狭高等学校(福井県小浜市)：「less two run(読み方：レストラン）」～食品ロス削減×高齢者支援 地域で取り組む新しいカタチ～</p>
<p><strong>東海ブロック代表</strong><br />中部大学第一高等学校(愛知県日進市)：香りの創造とSDGs</p>
<p><strong>東日本ブロック代表</strong><br />成立学園高等学校（東京都北区)：生活圏内にある空き家を活用した保育施設の利用を通じた社会復帰へのみち</p>
<div>中央大学杉並高等学校(東京都杉並区)：ほっこり辞典</div>
<div>文化学園大学杉並高等学校(東京都杉並区)：未来をつなぐ窓空風〜solar window〜</p>
<p><strong>西日本ブロック代表</strong><br />香里ヌヴェール学院高等学校(大阪府寝屋川市)：「食品ロス削減・栄養不良の解消」と「企業利益」の両立を実現するビジネスの提案</p>
<div>雲雀丘学園高等学校(兵庫県宝塚市)：地産地消の推進による物流の安定化</p>
<p><strong>中国ブロック代表</strong><br />修道高等学校(広島県広島市)：牡蠣ガチャで広島の海を救え！</p>
<div>AICJ高等学校(広島県広島市)：IDOL×LGBT-Q</p>
<p><strong>四国ブロック代表</strong><br />愛媛県立今治東中等教育学校(愛媛県今治市)：「培養肉」焼肉で世界を救おう！</p>
<p><strong>九州ブロック代表</strong><br />東福岡高等学校(福岡県福岡市)：仕事のトビラ</p>
<div>熊本市立必由館高等学校(熊本県熊本市)：「熊本幸福論『エモーショナルなストーリーのまーケーション2023』」～「ツールド・フルーツ」の提案～</div>
</div>
</div>
</div>
</div>
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<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>【開催概要】</strong><br />プログラム名：第4回 SB Student Ambassador 全国大会<br />開催日時：2024年2月21日(水)・22日(木)<br />開催場所：東京国際フォーラム ・ 明治安田ヴィレッジ 丸の内　※「SB ‘24 東京・丸の内」 会場内<br />参加人数：全国の高校14校から生徒54名、教員14名(予定)<br />主催：サステナブル・ブランド ジャパン(株式会社 博展)<br />共催：西日本旅客鉄道株式会社、株式会社日本旅行</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>【関連記事】</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1214699_2557.html">高校生の視点で社会課題を解決し、未来を切り開く ――第3回SB Student Ambassador 全国大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1218301_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ① 四国・北海道ブロック大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1218800_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ② 西日本・東日本ブロック大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1219050_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ③ 東北・中国ブロック大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1219051_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ④ 北陸・東海ブロック大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1219150_2557.html">高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ⑤ 九州ブロック大会</a></p>
</div>
<p></div>
<p></p>

次世代育成

地方創生

社会 social

まちづくり

全国の高校14校が出場決定、高校生がSDGs学びサステナブルな社会の実現を目指す――第4回 SB Student Ambassador 全国大会開催

話題のキーワード

高校生の力で地域を、社会を変えていこう ――第4回SB Student Ambassador ⑤ 九州ブロック大会

高校生の力で地域を、社会を変えていこう ――第4回SB Student Ambassador ④ 北陸・東海ブロック大会

高校生の力で地域を、社会を変えていこう ――第4回SB Student Ambassador ③ 東北・中国ブロック大会

コミュニティ・ニュース

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<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/12/12/SBU2024-3-SBU2024800_1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンは「サステナブル・ブランド国際会議2024東京・丸の内(2024年2月21日・22日)」に大学生30人を招待するプログラム「SB University 2024」の応募を受け付け中です。</p>
<p>本プログラムは、リジェネラティブな(再生型の)社会へのシフトを加速するため、次世代を担う大学生に「サステナブル・ブランド国際会議2024東京・丸の内」へご参加いただき、SBコミュニティを通じて社会に新たなアクションが湧き上がることを期待するものです。</p>
<p>なお、SB Univseristy 2024は、大学生の皆さまの価値観や社会に求めるものをサステナブル・ブランド国際会議2024東京・丸の内の参加者と共有し、持続可能な社会の実現に向けて、共創していく場を積水化学工業様のご支援でご提供します。</p>
</div>
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<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>SB University 2024 </strong>詳細は<a href="https://sb-tokyo.com/2024/program/next-generation/university/">こちら</a></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランドは2006年に米国で誕生し、世界10カ国で「サステナブル・ブランド国際会議」を開催しています。</p>
<p>日本での開催は今回で8回目となります。今年2月に開催した「サステナブル・ブランド国際会議2023東京・丸の内」は2日間で、212のブランドから272人が登壇する87のセッションを実施し、ビジネスパーソンを中心に5000人以上の方々にご参加いただきました。</p>
</div>
<p><center><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/3eQFEnICgCo" title="SB&#39;23 Tokyo-Marunouchi Recap" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></center></p>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>SB University これまでの開催の様子</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/12/12/01.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/12/12/02.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/12/12/03.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/12/12/04.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>スケジュール</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>今回のSB Universityプログラムでは、1日目午後(12:30〜13:15)のWelcome Meeting (ランチ・オリエンテーション)と、2日目の最後(17:00〜18:15)に開催される「SB University Wrap Up Meeting」にご参加いただきます。<br />それ以外の時間は、2日間のすべての基調講演・セッションにご自由にご参加いただけます。</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>SB University 2024 </strong>詳細は<a href="https://sb-tokyo.com/2024/program/next-generation/university/">こちら</a></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>募集要項</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_table">
<table align="left" border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tbody>
<tr>
<td>募集対象　</td>
<td>2024年3月時点で大学生・大学院生の方(社会人向け大学は除く)</td>
</tr>
<tr>
<td>募集期間</td>
<td>2023年12月13日(水)～2024年1月12日(金)まで</td>
</tr>
<tr>
<td>申込方法</td>
<td>本応募フォームからご登録ください</td>
</tr>
<tr>
<td>応募条件</td>
<td>
<ul>
<li>（1）2月21日(水)12:30〜13:15 の SBU Welcome Meeting に必ず現地でご参加いただける方</li>
<li>（2）2月22日(木)17:00〜18:15 の SB University Wrap Up Meeting に必ず現地でご参加いただける方</li>
<li>（3）積水化学工業 からのアンケートにご協力いただける方</li>
</ul>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>※会場までの交通費、および宿泊費については、各自でご負担ください。</p>
</div>
<p></div>
<p></p>

リジェネレーション

環境 environment

大学生30人を「SB国際会議2024東京・丸の内」に招待 「SB University」参加大学生を募集中

高校生の力で地域を、社会を変えていこう――第4回SB Student Ambassador ② 西日本・東日本ブロック大会

高校生の力で地域を、社会を変えていこう ――第4回SB Student Ambassador ① 四国・北海道ブロック大会

一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント

パーパス

経営 management

人的資本経営

AI時代を生き抜くために必要な「人づくり・組織づくり」とは？『日本橋サステナブルサミット2023』レポート

サステナブル・ブランド ジャパン編集局

ブランド戦略

マーケティング

一貫したサステナビリティの追求を――クリエイター視点で考える、伝わるサステナブルアクション：SB特別企画「BRANDS FOR GOOD+ SUMMIT 2023」(3)

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/00.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>日本航空は、飛行機を利用する際にできる“ちょっとした”サステナブルな行動を紹介する「#かくれナビリティ」で、生活者とコミュニケーションを図っている</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>9月27日に開催された「BRANDS FOR GOOD+ SUMMIT 2023」のセッションに、HPと日本航空、SB国際会議 アカデミック・プロデューサーの青木茂樹氏が登壇し、各社の事例をもとに、生活者とサステナビリティに関するコミュニケーションについて議論を深めた。ブランドの姿勢を伝え消費者を行動変容に導くコミュニケーションとして、HPは自社の印刷技術を使いメディア機能を付加した商品パッケージによる事例を紹介。またBrands for Goodが開発した「Pull Factor Workshop」を体験した日本航空は、生活者視点で発信する「#かくれナビリティ」の取り組みを発表した。(松島香織)</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>Session-2<br />デジタル印刷パッケージの戦略的活用によるブランドと消費者の新たな繋がり方</strong></p>
<p><strong>講演者：<br />仲田 周平・日本HP デジタルプレス事業本部 事業企画部カスタマーサクセス シニアスペシャリスト</strong></p>
<p><strong>​生活者との共感を生み、行動変容を促すサステナブル・ブランディング</strong></p>
<p><strong>講演者：<br />鈴木 紳介・SB国際会議 カントリー・ディレクター</strong></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>Brands for Goodは米国サステナブル・ブランドのタスクフォースとして2019年6月にスタートした。ネスレやP&amp;G、ユニリーバなどの企業が参加し、ブランドの力で生活者の行動変容を促し、生活者のライフスタイルを持続可能にすることを目指している。日本で実装しているBrands for Goodのフレームワークには、「JSBI(Japan Sustainable Brands Index)」「Socio-Cultural Trends Research <sup>TM</sup>」、「Pull Factor Workshop」の3つがある。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/g1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>(講演資料より)</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>Socio-Cultural Trends Research <sup>TM</sup>は、Brands for Good が設定した「9 SUSTAINABLE BEHAVIORS」のアンケート調査を実施。「気候変動への対応」など9つのサステナブルアクションについて、日本の生活者の約半数が「しなやかで多様な社会の促進」の3項目で「まったく行っていない」と回答した。その理由として、SB国際会議 カントリー・ディレクターの鈴木紳介は「情報不足がもっとも多い」と説明し、「ブランドとして、情報不足を補うようなコミュニケーションをとっていくことが重要」だと強調した。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>HPの印刷技術で商品パッケージにメディア機能を付加</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/01hp.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>仲田氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>HPはBrands for Goodの主要メンバー企業で、「インディゴ」というプリンターの活用から取り組みを進めている。その背景として、日本HPの仲田周平氏は、「従来のマーケティング方法では、今の消費者に通用しない」と話し、同社では、国際的な広告アワードのカンヌライオンズに応募された過去9000件以上を分析。メディアとしてパッケージを活用することが有効だとわかったという。</p>
<p>パッケージを活用した事例として仲田氏は、LGBTQ+の多様性を支援する視点を表現した「スミノフウォッカ」、COVIT-19と戦う医療関係者の画像とストーリーを印刷した限定ボトルを販売したインドの消毒液のブランド「DETTOL」を紹介した。いずれもコミュニティとの共創や、パンデミック時に医療従事者を称えると同時に、国民に希望を持たせるストーリーの発信で消費者に支持され、売り上げ成長につながった。</p>
<p>またチョコレートメーカーのハーシーズは、自社の名前である「Her」「She」という言葉の言葉遊びを通じた女性の支援を、限定版のチョコレートパッケージで表現した。ブラジルのキャンペーンではSNSで5000万の表示回数を超え、600%もの売上成長率を記録した。このキャンペーンはその後、複数の国で展開され多くの広告賞を受賞したという。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/g2hp.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>(講演資料より)</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>最後に仲田氏はドイツの花王の取り組みを紹介した。同社は、カラフルなパラパラ漫画を使い子どもたちに手話を教え、言葉の壁のないコミュニケーションをサポートしているスタートアップ会社talking hands(トーキング・ハンド)の事業内容に感銘を受け、GUHL(グール)のシャンプーボトルのパッケージに起用した。パッケージには、シャンプーの使い心地を表現したドイツ語の手話のイラストが描かれている。</p>
<p>さらに限定版のボトルには1本につき1ユーロの寄付を付け、talking handsの活動支援金となる仕組みを設けた。結果、11%の売り上げの上昇が見られたという。仲田氏は、「こういったパッケージは、ブランドの姿勢を伝えて消費者を巻き込んで共創を促し、さらに行動変容に導くもの。非常に意義の高い成功した事例」だと話した。</p>
<p>仲田氏は、更なるHPの取り組みとして、Bコーポレーション認証を取得した英国のOneDrive社と、CO2削減に貢献する「ネットポジティブプリンティング」に基づいたサービスを開発中だと説明。パッケージ印刷を行う際にCO2の排出量を計算し、マイナスカーボンまで補正する場合は認定書を発行するという。</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>Session-3<br />Sustainable Marketing 3.0ー生活者のWell Beingをドライブする戦略展開へー</strong></p>
<p><strong>講演者：<br />青木 茂樹・SB国際会議 アカデミック・プロデューサー／​駒澤大学 経営学部 市場戦略部 市場戦略学科 教授</strong></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>青木茂樹氏はまず、「サステナブルマーケティング3.0」について説明。サステナブルマーケティング3.0とは、さまざまな企業やNGOなどと連携しながら、自社のコアバリュー、リソースを共有し社会問題を解決していく状態だという。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/g3a.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>(講演資料より)</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>そのなかで重要なテーマが、サーキュラーエコノミーだ。また脱炭素の取り組みも重要であり、青木氏は「スコープ1、2には多くの企業が取り組み、数量化もできる。だが問題はスコープ3で、2050年にカーボンニュートラルを達成するために、生活者を巻き込んだ取り組みが必要」だと話した。「まさに今日のテーマである、生活者をウェルビーイングに導くような商品開発、プロモーション、コミュニケーションが重要になってくる」と続けた。</p>
<p>また青木氏は、取り組み方法には、「サステナブルエンジニアリング(SE)」と「サステナブルブリコラージュ(SB)」があると説明した。SEは自社のGHG排出量データを積み上げていくことなどだ。一方、今ある資源を有効活用し、創造的なプロセスで推進する手法がSBだ。例えばフランスには駅舎の復興を利用したカフェや、敷地内で有機農業をするなどした複合施設があり、市民を対象にワークショップを開催している。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/g4a.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>(講演資料より)</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>「生活者が経験を通じ『こういった社会を実現していきたい』という行動につながることが、ウェルビーイングでありサステナビリティ」だと青木氏はいう。またデンマークの町中に建設されたスキー場でもあるゴミ焼却場・コペンヒルを例に挙げ、「私達が生活で捨てたものをあえて視覚化し、循環型社会を改めて認識してもらう。こうした大胆な取り組みが必要ではないか」と青木氏は強調した。</p>
<p>最後に青木氏は、「サステナブルマーケティング3.0における5P」として、「社会課題に対しパーパスを掲げ、市場競争では差別化し、取り組み目的に合意し役割分担したパートナーシップを組み、その事業活動がステークホルダーから称賛され社会的なムーブメントを起こすものであること。その結果として、社会の繁栄につながっていることが大事」と結んだ。</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>Session-4<br />PULL FACTOR WORKSHOP：社内変革をもたらす新たなコミュニケーションアプローチ</strong></p>
<p><strong>講演者：<br />石川 恭子・日本航空 CX戦略部 ​主任<br />西岡 桃子・​日本航空 ESG推進部 ​主任</p>
<p>​Facilitator：<br />Brands for Good コミュニケーション・プロデューサー／一般社団法人 NEWHERO 代表理事<br />高島 太士</strong></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>Pull Factor Workshopは、ターゲットである生活者“ペルソナ”の思考を徹底的に考え、「7 NEED STATES」」「9 SUSTAINABLE BEHAVIORS」を掛け合わせ、生活者をグッドライフに導くアイデアを引き出すワークショップだ。</p>
<p>今年の1月にPull Factor Workshopを体験した日本航空の西岡桃子氏は、「さまざまな部署から合計20人が参加した。通常業務ではベクトルが違うことがあるが、一つのことにフラットになって取り組み、お互いを知ることができた」と振り返った。さらに西岡氏は「サステナビリティ＝我慢というイメージが、社内外であると感じているが、実は“ちょっとした”気づきや行動がサステナブルにつながっている」と続けた。</p>
<p>Pull Factor Workshopを経て、同社は社会に向けたコミュニケーションを考えるチームを発足。利用者が増えるゴールデンウィークに、顧客との接点を意識したコミュニケーション、「#かくれナビリティ」をローンチした。「搭乗前にトイレに行くこと」など、飛行機を利用する際にできる“ちょっとした”サステナブルな行動を紹介している。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/g5.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>(講演資料より)<br />かくれナビリティ　<a href="https://www.jal.com/ja/sustainability/kakure/">https://www.jal.com/ja/sustainability/kakure/</a></sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>「飛行機は機体が重いほどCO2の排出量が増えてしまう。“塵も積もれば山となる”だが、利用者が搭乗前にトイレに行って軽くなるとCO2が減らせる」と同社の石川恭子氏は説明した。利用客からは「こんなことがサステナビリティになるのか」といった声が寄せられたという。「逆に航空業界では当たり前だと思っていたことが、社外の方からみると面白いことなのだと気づきを得ることができた」と話す。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/02-1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>西岡氏</sup></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/10/30/02-2.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>石川氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
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<p>社内にはそれまで、利用者にサステナビリティをどう説明したらいいかわからないという課題があったという。だが、生活に密接した、誰でもできる内容の「#かくれナビリティ」は理解しやすく、取り組みの一助となっている。また同社としては、ゆるいキャラクターやポップなデザインを用いることは、新しい取り組みだった。結果、社内外から良い反響があり、今後も旅行シーズンや年末年始などの繁忙期に向けて展開していく予定だ。</p>
<p>最後にファシリテーターの高島太士氏は「生活者視点で考え、事業に結び付くプロジェクトを考えたりすることで、自分も心が豊かになれたか」と質問。石川氏は「CX戦略部は将来的なことを考える部署で、他部署と話すと『理想論だ』と言われていた。なかなか理解してもらうことが難しかったが、最近は『#かくれナビリティ』が浸透してきて対応がしやすくなった」と笑顔で答えた。</p>
<p>西岡氏は「航空会社なので、CO2排出量削減など大規模な取り組みをしているが、事業の最前線の部署はどうしてもベクトルが少し違う場合がある。私達の言いたいことを一方的に押し付けるのではなく、お客さまがどう思うかという生活者視点に立つと、みんなが共通認識を持てる」と、「#かくれナビリティ」をきっかけにした明るい展望を話した。</p>
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<p><strong>Pull Factor Workshop</strong><br />生活者の持続可能なライフスタイルを促すコミュニケーションを構築するためのワークショップです。マーケッターやブランドリーダーをはじめ、あらゆるセクションが結束し、新たなアクションを創出するためにBrands for Goodsが開発したプログラムです。</p>
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<p><strong>問い合わせ・申込</strong><br />Email：<a href="mailto:B4G@hakuten.co.jp">B4G@hakuten.co.jp</a></p>
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