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<p>日本の高校生が<a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/">「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」</a>に参加し、議論や発表、交流に臨む「第2回SB Student Ambassadorプログラム」。同プログラムの選考に先駆けて高校生がSDGsに関する知識や企業・団体の実際の取り組みを学ぶ「SB Student Ambassador 西日本大会」が11月7日、関西大学千里山キャンパス(大阪・吹田)で行われた。参加した約180人の高校生は持続可能な社会の実現に向けて活躍する企業・団体の担当者らの基調講演を通して学びを深め、次世代を担う自分たちが、目の前の社会を変えていくアイデアを発表しあうワークショップに取り組んだ。(横田伸治)</p>
<p><strong><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206498_2557.html">SB Student Ambassador西日本大会　開催レポート(1)</a></strong></p>
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<h2>「航空会社はCO2を削減し、気候変動と戦っていく責任がある」</h2>
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<p>オーストラリアのカンタス航空を招いたテーマ別セッションでは、同社が取り組む「カーボンニュートラルプログラム」が紹介された。同社の犬飼克俊法人営業部長は「カンタス航空を聞いたことがありますか？」と高校生に問いかけ、2020年に創立100周年を迎えた同社の概要を説明。オーストラリアの国内線・国際線の年間計4000本以上のフライトにより、交通インフラを支える一方で、カーボンニュートラルに向けた取り組みにも早期から力を入れてきたという。</p>
<p>同社は2050年までにCO2実質排出量をゼロとすることを目指している。犬飼氏は、日本国内のCO2排出量の0.9%にあたる約1000万トンが航空業界によるものであるとして、「排出はゼロにできなくても、吸収量でバランスを取らなくてはいけない。2019年のCO2排出量を維持しながら、森林保護活動などを加速させている」とその意義を説明。</p>
<p>具体的には、乗客がカンタス航空ウェブサイトから航空券を購入する際に、寄付型のオフセットプログラムに参加することが可能で、寄付額に応じて、同社のマイルを貯めることができる仕組みを導入している。例えば東京～シドニー間の片道フライトの場合、CO2排出量を相殺するために必要な費用は1人当たり約900円で、グレートバリアリーフ沿岸の熱帯雨林の植林やタスマニアでの森林保護などのほか、森林火災予防にも活用されるという。</p>
<p>また同社は、ごみを出さないゼロウェイスト・フライトの実現にも取り組んでいる。通常、一回のフライトに伴って機内食の容器や食器類など約34kgの廃棄物が出るが、サトウキビから作られた容器、作物でんぷんから作られたカトラリーなど、使用後はたい肥として活用できる素材を生かし、2019年には業界で初めて、シドニー～アデレード間でごみを出さない商業飛行を実現している。</p>
<p>さらにバイオ燃料の活用も進めており、2020年にはメルボルン～ロサンゼルス間で、バイオ燃料を10％配合してのフライトに成功。通常のCO2排出量の約7%にあたる1.8トンの排出を削減した。現在は配合率を50%に高めたフライトの実験も続けているといい、犬飼氏は「バイオ燃料活用にあたって農家とも提携し、雇用創出にもつながっている」と強調した。</p>
<p>2019年に同社のCEOは、「航空会社にはCO2排出量を削減し、気候変動と戦っていく責任がある。新型航空機の導入など、もっと真剣に、もっと早く取り組まなければならない」とする声明を出しており、危機感は非常に強い。「今は、コロナ禍で色々なところへ行くことは難しいが、やはり自分で直接物事を見て考えることは大切。今後も是非、自分の目でまず世界の現状を確かめてほしい」。犬飼氏は最後にそう語りかけ、高校生たちは講演後、同社の事例を参考に、カーボンニュートラル・ゼロウェイストを実現するプロジェクトについてアイデアを出し合った。</p>
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<h2>「ものづくりを通じたSDGs考えて。多様な視点から課題解決の力を」</h2>
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<p>同じく気候変動にフォーカスして講演を行ったのは、積水化学工業の三浦仁美・ESG経営推進部担当部長だ。三浦市は冒頭、「Z世代の皆さんは、どんなことに課題意識を持っていますか？」と投げかけ、同社はものづくりが環境に及ぼす影響に着目し、その製造過程や製品の利用自体によって社会的課題に取り組んでいることを紹介した。</p>
<p>同社は現在、ESG経営を基本戦略とした2030年度までの「Vision2030」を定めているが、そのルーツは1960年代、生ごみ処理などに広く使われていた蓋つきプラスチックごみ箱「ポリベール」にさかのぼるという。従来製品より軽く、1人で持ち上げることが容易なためごみ収集システム全体の効率化につながり、CO2排出量を削減できた。</p>
<p>「ごみ箱の開発で、社会を変革することができる」と、三浦氏はものづくりによる課題解決の仕組みを説明。現在では、工業化住宅「セキスイハイム」の製品として、ソーラーパネルで再生可能エネルギーを発電でき、蓄電池に貯めることもできる「おひさまハイム」を販売している。その工場においても、プレカット品の納入や廃棄物の分別回収を通して廃棄物削減とリサイクルを並行して実現しているという。</p>
<p>また、上下水道の配管も手掛ける中で、老朽化した水道管を更生する「SPR工法」も紹介された。管を掘り出すことなく、埋設状態で内側からプラスチック材料を用いて補修するもので、▽管の寿命を延長することで、製品のライフサイクルとしてのCO2削減につながる▽水インフラの強靭化によって、気候変動に強い都市づくりができる▽老朽化した管を廃棄しないためごみを削減できる▽道路交通を止めず渋滞を起こさないため、CO2削減に貢献できる――など多くのサステナビリティを実現できるという。</p>
<p>「創業以来大切にしているのは、インフラ創造とケミカルソリューションによって、世界の人々の暮らしと地球環境の向上に貢献すること」。三浦氏は特に、水に関連する製品が多いことから「水リスク」、石油を原材料として多く使用することから「資源循環」を課題として認識しているとして、「気候変動を引き起こしたのは、人間の無責任な生産・消費活動。製品を通じた課題解決を、ビジネスとして成立させて持続させていかないといけない」と訴えた。</p>
<p>「皆さんには、ものづくりを通じたSDGsを考えてみてほしい」。同社は次世代の意識改革にも取り組んでおり、従業員の子ども向けのSDGs教育プログラムや、2017年には世界13か国が参加した「世界こどもエコサミット」を開催している。三浦氏は最後に、「会社に入るというのは、社会で生きていくための一つの選択肢。人と違う課題認識があるなら起業してもいいし、公務員でも政治家でもいい。いろいろなことを勉強する中で、やりたいことが見つかるはず。多様な視点から物事を考え、課題を解決するための力を養ってください」とエールを送った。</p>
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<h2>ワークショップ</h2>
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<p>高校生たちは4テーマに分かれて講演を聞き、それぞれの内容に沿った新しいアイデアを出し合うワークショップに臨んだ後、全体に集合。各テーマで優れた発表として選ばれた代表チームによる発表が行われた。基調講演に登壇したエバンズ亜莉沙氏は「『誰一人取り残さない』という考え方は難しく聞こえるかもしれないが、もともと自然界のすべては関わり合って、意味を持っている。人間が社会でそれを実現するためには、みなさんが考えてくれたように、システムを見つめなおさないといけない。理想の世界を実現するために、これからもさまざまな人や物と出会ってほしいし、今日出会った仲間ともつながり続けてほしい」と総評した。</p>
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<p>「SB Student Ambassador西日本大会」はオンライン大会も同時配信で開催。また西日本大会に先立ち、10月31日には日本大学経済学部(東京・千代田)で東日本大会も行われた。<a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/">サステナブル・ブランド国際会議2022横浜</a>の「第2回SB Student Ambassador全国大会」には、このほか北陸・中四国の各ブロック大会に参加した高校生の中から、選考によって13校が招待される。</p>
<p><strong>関連記事</strong><br />
<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206498_2557.html">●</a> <a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206498_2557.html">「私が変われば、世界が変わる」27校180人の高校生がサステナビリティ議論――SB Student Ambassador 西日本大会 (1)</a><br />
<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206500_2557.html">●「自分の目で課題を認識し、解決する力を養う」――SB Student Ambassador 西日本大会 (2)</a><br />
<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206501_2557.html">● 「Z世代は主役。社会の当事者として提案を」――SB Student Ambassador 岡山大会</a><br />
<a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206502_2557.html">●「社会の幸せは何か。想像し、周囲と話し合いを」 北陸11校の高校生が議論――SB Student Ambassador 富山大会</a></p>
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<p><strong>横田伸治（よこた・しんじ）</strong><br />
東京都練馬区出身。東京大学文学部卒業後、毎日新聞記者として愛知県・岐阜県の警察・行政・教育・スポーツなどを担当、執筆。退職後はフリーライターとして活動する一方、NPO法人カタリバで勤務中。</p>
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「自分の目で課題を認識し、解決する力を養う」――SB Student Ambassador 西日本大会 (2)

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<p><strong>サステナブル・ブランド ジャパン編集局</strong></p>
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<p>日本の高校生が、国内外で持続可能な環境・社会・経済の実現に取り組むトップリーダーとともに<a href="http://www.sustainablebrands.jp/event/sbsa22/">「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」</a>に参加し、議論や発表、交流に臨む「第2回SB Student Ambassadorプログラム」。同プログラムの選考に先駆けて高校生がSDGsに関する知識や企業・団体の実際の取り組みを学ぶ「SB Student Ambassador西日本大会」が昨年11月7日に行われた。会場となった関西大学千里山キャンパス(大阪・吹田)に27校から約180人の高校生が集まった。高校生たちはまず、最先端の活動に取り組むオピニオンリーダーによる基調講演を聴講。さらに、サステナブルな社会の実現に向けて活躍する企業・団体の担当者らを交え、次世代を担う自分たちが、目の前の社会を変えていくアイデアを発表しあうワークショップに取り組んだ。(横田伸治)</p>
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<h2>「私が変わることで世界が変わる。理想の世界体現から始めてほしい」</h2>
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<p>午前の基調講演には、エシカルコーディネーターとして活動するエバンズ亜莉沙氏が、「私が変わることで世界が変わる」というメッセージを込めた「Be the change」という演題で登壇。初めに「私が世界に興味を持ったのも、皆さんと同じ高校生の頃だった」と語り、米オレゴン州で過ごした高校時代を紹介した。そこで環境科学の先生に出会い、毎年4万種の生物が絶滅しているとされる現状や、身近な食べ物の裏側に多くのコストがかかっていることなどの社会問題を知り、衝撃を受けたという。さらに自身のキーワードとして「旅」を挙げ、高校卒業後に訪れたハイチ共和国での経験も踏まえ「普段の生活と違う世界に行くことで、視野を広げ新たな価値観と出合うことはとても重要」と強調した。</p>
<p>「そもそも、エシカルという言葉を聞いたことがある人はどれくらいいますか？」。エバンズ氏は高校生たちに問いかけた後、「直訳すれば倫理的、道徳的であるということ。食べるもの、飲むもの、着るものなど、何かを選んで買うことで、どこにどういう影響があるのかをしっかり考え、思いやりを持つことかなと思います」と説明。自身はこれまでに、国際女性デー(3月8日)の知名度を上げるためのミモザフェスタというイベントや、伝統技術・オーガニック素材にこだわったファッションブランドの運営、プラスチックごみ問題に対応する量り売りのスーパーマーケットのプロデュース、ポートランドをモデルとした環境都市計画である「Kashiwa-no-ha Smart City」プロジェクトなどの活動を行ってきたことを紹介した。</p>
<p>ファシリテーターを務めたサステナブル・ブランド国際会議D&amp;Iプロデューサーの山岡仁美氏はエバンズ氏の活動について「ファッションや女性のライフスタイルなどは『つくる責任つかう責任』にも関わってきて、SDGsはゴール同士もつながっていますね」と感想を述べた。エバンズ氏は「SDGsは2030年までの目標だが、私たちはその先もこの地球上で暮らしていく。一つひとつのゴールというより、続けていくこと、持続可能であることが一つの大きなテーマとなる」と強調。さらに「チャレンジは重要だが、無理をしても短期的な試みで終わってしまうことになる。プラスチックが使われた衣服だとしてもすぐ捨てるのでは地球にやさしくない。まずは持っている服を大事にすることは誰でもすぐできるし、とてもエシカルなことであるはず」と続けた。</p>
<p>エバンズ氏は講演の最後に、社会問題の「原因と仕組み」を考えることの重要性も指摘した。例えば、発展途上国の教育支援のために短期的に文房具を届けたり寄付したりするだけではなく、親世代の貧困を課題としてとらえ、安定した雇用を生むために、消費者一人ひとりが日常的にフェアトレード製品を選ぶことが長期的解決につながる、といった考え方だ。その上で改めて「私が変われば、世界が変わる。自分が理想とする世界を、まず自分が体現していくことを今日から始めてほしい」と高校生たちにエールを送った。</p>
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<h2>「大阪の使命とは？」持続可能な観光の意義を再考する大阪に学ぶ</h2>
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<p>午後は4つのテーマに分かれ、企業や団体のリーダーを招いたセッションが行われた。公益財団法人大阪観光局の田中嘉一・MICE政策統括官を迎えたグループでは「『次世代の観光』創出に向けた大阪観光局のチャレンジ」と題し、2025年に大阪万博を控える中、コロナ禍で大きな変革を迎えた観光業界について議論が交わされた。</p>
<p>田中氏はまず、コロナ以前の大阪観光について「訪日外国人の伸び率が全国1位と、絶好調だった」と総括。ところが感染拡大により街から人影が消えると、「観光は感染拡大や環境破壊を生む」というイメージが広がったことや、インバウンド消費に偏ったオーバーツーリズムの実態が露呈したことなどから、「われわれがやってきたことは間違っていたのでは」と反省し、持続可能な観光収入を生む施策へと転換したことを明かした。</p>
<p>観光の意義を再考した際に見える、「大阪の使命とは何か？」。この問いに対し、田中氏は▽外国人が大阪から入国し、全国に足を運ぶ「日本の新しい玄関」になること▽大阪で日本全国の魅力を伝える「日本観光のショーケース」になること▽万博のホストシティとして、新しい観光の姿を発信するトップランナーになること▽大阪にないものを持った地域と連携し、大阪自身が進化すること――を挙げた。</p>
<p>具体的には、大阪は元々海だったため緑が少ないことに着目し、森林を観光資源として生かしたツーリズムに注力している。森林率が全国で最も高い高知県と協定を交わし、同県の観光PRを大阪で行うことで、自然や森林の重要性を啓発しているほか、大阪市内の緑化自体も推進。ほかにも、大阪万博の会場の回廊に日本各地の木材を活用することで、他の地域が持つ自然環境の魅力を大阪から発信する仕組みも準備しているという。</p>
<p>留学生の支援にも力を入れている。従来は学校や企業が個別に留学生支援を行っていたが、「留学生支援コンソーシアム」を立ち上げ、ポータルサイトによる情報発信や住まい・就職サポート、留学生による観光ガイドプログラムなどのサービスを一元化して実践している。田中氏は「留学生を支援することで、多様性を受容する都市を実現したい」と意気込みを語った。</p>
<p>多様性への取り組みとしては、LGBTQツーリズム万博の誘致を進めるなどマイノリティに属する人たちの受け入れ環境を整備していることを紹介。元来ゲイバーが集まる地区があったり、芸術活動が盛んであったりする大阪はLGBTQの人たちとの親和性が高いとし、「多様性は万博のコンセプトでもあるし、観光という意味ではLGBTQの人たちの消費額は大きく、経済効果も見込める」と、取り組みの意義を説明。</p>
<p>田中氏は「コロナによって人々の価値観は進化している。未来を創るのは今。若者が主体となって行動してほしい」と呼びかけて講演を締めくくった。高校生たちは続けて、実際に次世代の観光の在り方を議論・発表するグループワークに取り組んだ。</p>
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<h2>「交通は手段。訪れたい街をつくる必要がある」</h2>
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<p>一方、JR西日本グループを招いたグループでは、持続可能な公共交通の在り方や街づくりをテーマに議論が行われた。まず登壇したのは西日本旅客鉄道の大槻幸士・総合企画本部地域共生部(気候変動対策推進グループ)担当課長で、鉄道事業を核に、「将来世代を含め、誰もが生き生きと活躍し続けられる西日本エリアの実現」を目指す同社の取り組みの中から、特に地域共生と地球環境への取り組みが重点課題として取り上げられた。</p>
<p>地域共生に向けては、「人々が出会い、笑顔が生まれる、安全で豊かな社会」という中期経営計画を紹介しながら、具体例としては、新幹線を基軸とした広域鉄道ネットワークの強みをチケットレスサービスの拡充などを通じて高めていることを報告。その中で「交通はあくまで手段であり、出発地、中継地、目的地となる地域や街の存在があってこそ。訪れたい街を作る必要がある」と強調した。</p>
<p>また地域の魅力向上のための取り組みとして、大阪エリアで関西国際空港と新大阪駅を結節する「なにわ筋線」の開通や、新駅「うめきた地下駅」の開発を見越し、「大阪駅の拠点性を飛躍的に向上させる」再開発計画があることを披露。広島や岡山などの大都市が連なり、広域経済圏が形成されている中国地方では、「ただ鉄道で結ぶだけでなく、土地の魅力を活用する」として、瀬戸内海の観光資源を生かしたクルージングやグランピングなどの新たな観光開発や、コロナ禍でニーズが高まったワーケーションを利用しやすくするためのセットプランなどを考案しているという。</p>
<p>地球環境への取り組みについては、そもそも鉄道が他の交通手段に比べてCO2排出量が少ないという優位性が示された。鉄の車輪はゴムタイヤに比べ耐荷重が大きく、さらに鉄の線路との摩擦も少ないため、わずかなエネルギーで大量輸送が可能。輸送人員あたりのCO2排出量は自家用車の7分の1だという。</p>
<p>もっとも地球環境や気候変動への取り組みは「将来の課題ではない」と断言。実際に鉄道交通は豪雨による線路・橋梁の流出や、大雪による立ち往生などが近年も発生しており、「リスクへの対応は社会的責任だ」と強調する。具体的には、線路わき斜面の盛り土を補強、水はけを向上するなどの取り組みのほか、写真では確認できない土砂流入や落石などを把握するための航空レーザー測量技術の開発に取り組んでいることが紹介された。</p>
<p>温室効果ガス削減の努力は続く。同社グループ全体として2050年までに実質排出量ゼロを目指し、新型の省エネ車両への置き換えや、駅舎での太陽光発電・LED化などに注力。車両がブレーキをかける際の電力を他の車両に給電したり、駅舎のエスカレーター・エレベーターに活用する「回生電力」技術も含め、「チャレンジングな目標」(大槻氏)を実現しようとしているのだ。</p>
<p>最後に、同じグループ会社から日本旅行の椎葉隆介・事業共創推進本部マネージャーが登壇。熊本県阿蘇市で今年からの商品化を予定している旅行プラン「サステナブル阿蘇アドベンチャーツアー」を説明した。新大阪駅から熊本駅まで移動する際のCO2排出量を可視化するアプリを開発・利用し、旅行客が阿蘇の草原維持活動などを体験することで、一人ひとりがカーボンオフセットに取り組むものだ。この取り組みは阿蘇市・日産自動車と連携して進められていることを踏まえ、椎葉氏は「大切なのは、課題を自分ごととして考えること。そして他者と連携することで、やりたいことを達成できる」と締めくくった。</p>
<p>「SB Student Ambassador西日本大会」はオンライン大会も同時配信で開催。また西日本大会に先立ち、10月31日には日本大学経済学部(東京・千代田)で東日本大会も行われた。<a href="http://www.sustainablebrands.jp/event/sbsa22/">サステナブル・ブランド国際会議2022横浜</a>の「第2回SB Student Ambassador全国大会」には、このほかに北陸・中四国の各ブロック大会に参加した高校生の中から、選考によって13校が招待される。</p>
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<p><strong>関連記事</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206498_2557.html">●</a> <a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206498_2557.html">「私が変われば、世界が変わる」27校180人の高校生がサステナビリティ議論――SB Student Ambassador 西日本大会 (1)</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206500_2557.html">●「自分の目で課題を認識し、解決する力を養う」――SB Student Ambassador 西日本大会 (2)</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206501_2557.html">● 「Z世代は主役。社会の当事者として提案を」――SB Student Ambassador 岡山大会</a><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206502_2557.html">●「社会の幸せは何か。想像し、周囲と話し合いを」 北陸11校の高校生が議論――SB Student Ambassador 富山大会</a></p>
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<p><strong>横田伸治（よこた・しんじ）</strong><br />東京都練馬区出身。東京大学文学部卒業後、毎日新聞記者として愛知県・岐阜県の警察・行政・教育・スポーツなどを担当、執筆。退職後はフリーライターとして活動する一方、NPO法人カタリバで勤務中。</p>
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「私が変われば、世界が変わる」27校180人の高校生がサステナビリティ議論――SB Student Ambassador 西日本大会 (1)

サステナブル・ブランド ジャパン編集局

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<tbody>
<tr>
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<div class="m_paragraph"><sup>籠島氏、後藤氏、大屋氏</sup></div>
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<div class="elem_paragraph">
<p>コロナ禍で生活者の社会的課題に対する意識が変わり、人権や環境を中心にサステナビリティを巡る世界の潮流も大きく動いている。今や企業は、自社の事業をSDGsの17のゴールに当てはめてSDGsへの貢献をアピールするだけでなく、そこから一歩踏み出して、いかに当事者の視点に立てるかということを大切にしながら、社会の変革につながるアクションを起こすべき時に来ているのではないか――。11月26日に東京・日本橋で開かれたサステナブル・ブランド ジャパンのセミナー「SB2021 Sustainable Marketing Day」では、企業のコミュニケーションの最前線でその新しい基準づくりに向き合う専門家からの問題提起もなされた。(サステナブル・ブランド ジャパン＝廣末智子)</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>パネリスト：<br />籠島康治氏・電通 CXクリエーティブセンター部長<br />後藤敏彦氏・特定非営利活動法人 サステナビリティ日本フォーラム 代表理事<br />ファシリテーター：<br />大屋洋子氏・電通 PRソリューション局 ソーシャルイノベーション部コミュニケーションディレクター (「電通Team SDGs」SDGsコンサルタント)</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>経済価値とESG(環境・社会・ガバナンス)への対応を両立する経営に転換する「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)」時代のコミュニケーションの在り方をテーマにしたセッションには、2018年に「SDGsコミュニケーションガイド」を発行し新たに改訂版「<a href="https://www.dentsu.co.jp/sustainability/sdgs_action/pdf/sustainability_communication_guide.pdf">サステナビリティ・コミュニケーションガイド</a>」(12月22日発行)の制作に携わる「電通Team SDGs」からコピーライターの籠島康治氏と、同ガイドの監修に携わった、サステナビリティ日本フォーラム代表理事の後藤敏彦氏がパネリストとして登壇。ファシリテーターは同チームの大屋洋子氏が務めた。</p>
<p>はじめに大屋氏が電通が2020年10月に実施した意識調査で、生活者の約8割が「地球環境や社会問題は他人事ではない」、また「地球や社会の“持続可能性(将来も問題なく続いていくこと)”について真剣に考える必要がある」と回答。その割合がコロナ禍以前と比べ50%以上増えていること、さらにSDGs関連の報道件数はうなぎ上りで、SDGsという言葉に対する認知度は2021年1月の調査で54.2％であり、特にZ世代では非常に関心が高いことがデータでも実証されていることを紹介した。</p>
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<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/28/sbmarketingdaydentsuzentai.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>企業を取り巻く状況は急速に変化　環境・人権の情報開示の動き広がる</h2>
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</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>この後、後藤氏がパリ協定とSDGsが採択された2015年から、現在に至る世界のサステナビリティを巡る潮流について解説。日本では2017年に経団連が企業行動憲章の副題にSDGsを据えたことで企業経営者への認知度が高まったのに加え、今年6月にコーポレートガバナンス・コードが改訂されたことも重なって、気候関連財務情報の開示やシナリオ分析に力を入れる企業が増えていることなどが報告された。</p>
<p>2017年に気候関連の情報開示のあり方を提言したTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)は、そもそも2015年にG20が「気候変動が次の金融恐慌の引き金になりかねない」という懸念から金融業界に要請したのがきっかけであり、日本でも2019年に経産省と環境省、金融庁の支援による「TCFDコンソーシアム」が立ち上げられた。</p>
<p>また人権を巡る国際情勢についても、後藤氏は20世紀後半の猛烈なグローバリゼーションの進展に伴い、多国籍企業による人権侵害が多発したことを背景に、2011年に国連が「ビジネスと人権に関する指導原則」を策定。現在、欧州などでは人権デューデリジェンスを義務化する流れが主流になっていること、日本では昨年10月に指導原則に基づくナショナル・アクション・プラン(NAP)が公表されていることなどを改めて説明した。</p>
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<div class="elem_heading_lv2">
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<h2>「SDGsをやっています」ではなく、企業としていかにブランド価値の向上につなげるか、生き残りをかけた戦略が求められている</h2>
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<p>これを受けてセッションは、金融機関や投資家の動きも踏まえ、「世界のルールは、環境の問題にも、人権の問題にも企業が取り組みを開示しなければいけない、というところにまできている。いわゆるSDGsをやっています、というだけのコミュニケーションではなく、企業としていかにブランド価値の向上につなげるか、生き残りをかけた戦略が求められている」(大屋氏)とする見方を軸に、「サステナビリティ・コミュニケーションガイド」の中身にも触れながら議論が進んだ。</p>
<p>この中で籠島氏は、海外の事例として、米国ではサステナビリティキャンペーン広告を展開した飲料メーカーがペットボトルによる環境汚染度が高いとして消費者保護法の観点から環境NPOに提訴されたり、オランダの代表的なエネルギー会社に対し、「気候変動は人権侵害である」とみなした地方裁判所がCO2の大幅削減を命じる判決を出した例などを挙げ、「日本にもこうした流れがやがてくるのではないか」と述べた。</p>
<p>オランダでなぜ、気候変動が人権侵害とされるのかについては、後藤氏が「地盤が低いオランダでは海面が上昇すると家が浸かり、財産権が冒される。財産権や生存権はまさに人権であるからだ」と説明。こうした考え方に基づき、今年10月には国連の人権委員会が「環境権は人権だ」とする決議を採択したが、残念ながら日本は棄権した経緯を語った。</p>
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<h2>そもそもコミュニケーションを行うのが良いのかどうかを考えることが必要</h2>
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<div class="elem_paragraph">
<p>このような流れを踏まえ電通Team SDGsでは、今回、「サステナビリティ・コミュニケーションガイド」の策定に当たって、環境と人権の二つを大きなテーマに掲げている。環境では気候正義やカーボンニュートラル、1.5℃、サーキュラーエコノミー、人権ではジェンダー平等やLGBTQ、障がい、外国人といった課題に注目し、それぞれ当事者の視点から考えることを第一に編集に取り組んだという。</p>
<p>籠島氏は「NPOから提訴された米国の飲料メーカーなどの事例も踏まえ、そもそもそのコミュニケーションを行うことが良いのかどうか、といったところから考えていただければ。そしてコミュニケーションを準備する時にはチーム編成をするところから多様性を担保し、制作や企画段階では有識者やNPOからアイデアをもらうことが大事だ」とアドバイスした。</p>
<p>これを受け大屋氏は、「今、SDGsの17のゴールに当てはめて、何番と何番をやっていますというふうにアピールしている企業が多い。しかし、そこから一歩踏み出してアクションを起こし、それを社会変革へとつなげていくステージに来ている。コミュニケーションもそれに合わせて変えていかなくてはいけない」と強調し、セッションはまとめに入った。</p>
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<h2>SDGsの根本を理解し、人権と環境への取り組みをビジネス発展の原動力に</h2>
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<div class="elem_paragraph">
<p>籠島氏は、企業が世界を変革するところに向かってアクションを起こしていくべきだとする理由として、SDGsの<a href="https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf">アジェンダ</a>の前文に「Transforming our world (われわれの世界を変革する)」という言葉が書かれていることを紹介。「これまでいろんな人たちが世界を良くしようとさまざまに取り組んできたが、2015年の時点で達成できていなかった。だからこそSDGsという目標を掲げてみんなで取り組んでいるわけで、ここから先はじゃあどうすれば世界を変えていけるのかを考え、アクションにつなげて発信していく企業が増えていくといいなと思う」と力を込めた。</p>
<p>また後藤氏は、「パリ協定とSDGsは一体のもの。SDGsの前文に書いてあることは、17のゴールと169のターゲットは切り離せないものであるということ。その底流をなすものがまさに人権と環境であり、その二つをビジネス発展の原動力にする形で取り組んでいただきたい」と締めくくった。</p>
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<div class="elem_paragraph">
<p><strong>関連記事</strong><br /><strong><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206449_2557.html" title="「パーパスの構築から事業化へ：SB2021 Sustainable Marketing Day (1)」記事へ移動します">パーパスの構築から事業化へ</a></strong><br /><strong><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206448_2557.html">SX時代のサステナビリティ・コミュニケーション最前線</a></strong><br /><strong><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206550_2557.html" title="「サステナビリティをマーケティングや事業に落とし込むには　サントリーの事例に学ぶ：SB2021 Sustainable Marketing Day (3)」の記事へ移動します">サステナビリティをマーケティングや事業に落とし込むには　サントリーの事例に学ぶ</a></strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206551_2557.html" title="「ジャーナリズム視点で広告を発信する時代　より良い社会をつくるコミュニケーションとは：SB2021 Sustainable Marketing Day (4)」の記事へ移動します"><strong>ジャーナリズム視点で広告を発信する時代　より良い社会をつくるコミュニケーションとは</strong></a></p>
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</div>
<p></div>
<p></p>

経営 management

マーケティング

SX時代のサステナビリティ・コミュニケーション最前線：SB2021 Sustainable Marketing Day (2)

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/28/1J3A0012.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>さまざまな社会課題に企業が向き合い、ESG経営を推し進めていくことが求められる今、それらが社会の力となり、ビジネスの力にもなるアクションであるのかどうかが問われている。ここでは、11月26日に開かれたサステナブル・ブランド ジャパンのセミナー「SB2021 Sustainable Marketing Day in 日本橋 MOVE ON 〜パーパスの構築から事業化への進展へ〜」の中から、真のブランド価値を高めるためのマーケティングやコミュニケーションを実践するキーパーソンたちによって語られた言葉を見てみたい。(サステナブル・ブランド ジャパン＝廣末智子)</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>パンテーン「#HairWeGo」はどう生まれたか</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/28/sbmarketingdayokura2.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>まずは「ブランド価値を高める、SDGs時代のマーケティング」と題した、大倉佳晃・OKURA BOOTCAMP社長の基調講演から。大倉氏は2021年まで11年間P&amp;Gに勤め、2017年に着任したパンテーンでブランドパーパスキャンペーン「#HairWeGo　さあ、この髪でいこう。」をゼロから開発・成功させた。これによりカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルのPR部門で受賞しただけでなく、当時、業績が低迷していたパンテーンの売上高と利益のV字回復をけん引した実績がある。</p>
</div>
<p><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/ILNVgpCltuw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>
<div class="elem_paragraph">
<p>＃HairWeGoは、その人らしい髪の美しさを通してすべての人の前向きな一歩をサポートし、一人ひとりの個性の尊重について考えるきっかけにしてもらおうというもの。「＃この髪どうしてダメですか」といったハッシュタグとともに、生まれつき髪が茶色い中高生に学校が提出を求める「地毛証明書」などをテーマに制作されたドキュメンタリームービーが国内外で大きな反響を呼んだ。</p>
<p>「誇らしいのはこのキャンペーンをきっかけに、東京都教育委員会が学校での地毛の黒染め指導をやめることを明言するなど、まさに社会を少しだけ動かすことができたことです」と大倉氏。その一方で、キャンペーンはいわゆる“ソーシャルグッド”と呼ばれる社会に対して良いことをしたいという思いのみから始まったものではなく、あくまで、パンテーンの業況回復に向けた「ビジネスの機会がどこにあるのか」を探る中で生まれたものであることが強調された。</p>
<p>大倉氏によると、当時のパンテーンは、1年間で100以上の新ブランドが出てくるといわれているヘアケア市場にあって、シェアが少しづつ奪われ、競争力が落ち続けていた。そんな中で企業価値を上げ、ビジネスの成果を出すにはどうしたらいいのかを俯瞰的に見て気付いたのは「購買人数と購買単価を高める」必要があるということだった。それにはブランドの価値を高めることが必須であり、ブランドの価値を高めるには、「消費者(特に若い女性)が、これは私のためのブランドだと思えるようなキャンペーンをしなくてはいけない」という動機につながったのだという。</p>
<p>講演で大倉氏は、自身のそのような思考の流れ(シンキング・フロー)を、株主が投資したものに対してどれだけリターンが返ってくるのかを表す経営指標である“TSR＝Total Shareholder Return”を用いた考え方や、売上高と利益率を向上させるための因子(ドライバー)、ブランド価値を高めるための要因(ファクター)などを交えて理論立てて説明。SDGs時代と言われる今、「まずはブランドが抱えているビジネスイシューを理解し、消費者が求めているものと、自分たちのブランドができることを考えてから(キャンペーンなどの)行動に移し、それを数年間かけて継続してこそ意味がある」と語った。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>「パーパスを可視化するコミュニティ構想」テーマに良品計画とオールバーズが事例紹介</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/28/sbmarketingdayall.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>パネリスト：松橋衆・良品計画 営業本部 無印良品 東京有明 店長<br />蓑輪光浩・オールバーズ マーケティング本部長<br />ファシリテーター：高島太士・NEWHERO代表理事</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>次に紹介するのは、良品計画営業本部の無印良品東京有明店店長、松橋衆氏と、オールバーズ マーケティング本部長の箕輪光浩氏が登壇し、「パーパスを可視化するコミュニティ構想」と題してそれぞれの事例や考えを語ったセッションだ。ファシリテーターは、パンテーンのキャンペーンの映像も手掛け、クリエーターの目線から社会的課題の解決に取り組む、NEWHERO代表理事の高島太士氏が務めた。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>良品計画 松橋氏「活動と売り上げがシンクロすれば、最良で最強の店舗に」</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
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<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>無印良品東京有明店は2020年12月、「今の無印を100として、プラス8つの新サービスとコンテンツを加える」という意味合いから、「無印良品　百八貨店　東京有明」としてオープン。暮らしにまつわるすべての商品を販売するだけでなく、家づくりと街づくり、暮らしのサポートの3つを軸に、これまでの小売店の業態を超えた「生活者や地域、社会にとって役立つ活動」を行っている。</p>
<p>店づくりの考え方を松橋氏は、「これからの小売りを考えた時、単純にモノを売っていくのでは限界があり、暮らし方や働き方といったことを快適にしていくような空間商売をしなくてはいけない」と説明。物販では、使うほどに風合いの良くなる家具などを提示するなど、必要以上にモノを持つことにブレーキをかけ、食品や洗剤のほか、マフラーまで量り売りすることで「必要な時に必要な分だけを買ってもらうことに挑戦」している。</p>
<p>暮らしのサポートに関しては、開業までの約1年をかけて、実際に店舗エリアの住民にアンケートを行ったり、雑談会を開くなどして接点を持ち、生活者が家事の中で何にいちばん困っているかを丁寧に拾い上げた結果、収納(片付け)であることが分かった。この過程を通じて松橋氏は、「三現主義」(現場で現物を観察し、現実を認識した上で問題の解決を図ろうとする考え方)の大切さを改めて実感させられたという。</p>
<p>さらに街全体を“自分の住まう空間”と捉えた街づくり事業では、「社内でスキルとやる気のある人材を有明に集結」させ、全国で法人や自治体向けにオフィスや公共の空間などを活用した企画を提案するサービスを展開。このほか店舗では余った食料品を回収し、必要としている人へと届けるフードドライブやフードパントリーへの参画、子ども食堂の開催など、環境問題や社会課題に対するさまざまなチャレンジを形にしている。</p>
<p>松橋氏は、これらの源はやはり三現主義にあり、「環境問題にしても社会の格差の問題にしても、現場でいろんなことを肌身で感じ、会話をして帰ってくると、全員が自然に自分ごとと捉え、思いを一つにできる」と強調。店長としては「お客さまに迷惑をかけず、法に触れないことであれば、あとはもうやってみよう」という気持ちを大事にしている。そうした活動の推進が「店舗の売上高とうまくシンクロしていけば、これはもう最良で最強の店舗ができ上がっていくはずだ」とする確信が伝わる発表となった。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>「本当にいい商品だからこそ、サステナビリティの考え方が生きる」オールバーズ 箕輪氏</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/28/sbmarketingdayallbirds.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>一方、日本では原宿と丸の内の2店舗があり、スニーカーを中心に展開するブランド「オールバーズ」について、箕輪氏は、元サッカーニュージーランド代表のティム・ブラウン氏とバイオテクノロジーの研究者であるジョーイ・ズウィリンジャー氏が2015年に設立したサンフランシスコ発のブランドであることを紹介。そのパーパスは「ビジネスの力で、気候変動を逆転させる」こと。例えば、一つひとつの製品には、それができるまでにどのぐらいの温室効果ガスが排出されたのかが分かるカーボンフットプリントの数値が表示されているという。</p>
<p>箕輪氏によると、カーボンフットプリントの数値を表示しているのは「ダイエットでも65キロを60キロに落とすには、まず体重を測らなくてはいけないのと同じで、温室効果ガスの排出量も数字が分かると、次に開発する時にそれより下げることができるから」。だがそれと同時に、同社はこのカーボンフットプリントの計算式をオープンソースとしてネット上で公開しているのが特徴だ。</p>
<p>オープンソースにしているのはそれだけでない。同社ではこれまで化石燃料から作られることの多かった靴底にサトウキビの繊維を使う方法をブラジルの工場とともに開発し、採用しているが、その方法についても公開し、既に100社以上が採りいれているという。</p>
<p>「インターネットの成り立ちもそうですが、オープンソースにすることで、いろいろな研究開発に使われ、いずれコストが安くなっていく。それが社会の問題解決の糸口にもなる。そう信じて行動しています」</p>
<p>シンプルにナチュラルに、商品のロゴをはじめ、なるべくいろんなものを削ぎ落とすことにも注力し、オンラインショップでの配送も箱に入れることなくそのまま宅急便の伝票を付ける形で行っている。それで消費者からクレームが来ることはなく、逆に評価されることが多いという。そのように、すべてのアクションの真ん中にサステナビリティを置く同社だが、基本にあるのは「履いてみて本当にいいなと思える商品だからこそ、サステナビリティの考え方が生きてくる」という考えだ。</p>
<p>このほかオールバーズでは、店舗スタッフが友人や地域の人たちも交えたサステナビリティの勉強会を自主的に開催していることなどが紹介された。ファシリテーターの高島氏は、「良品計画もオールバーズも、空間や人と人とのつながりをベースにコミュニティを広げている。規模や業種は違っても、そういった何かを大切にしながら、コミュニティを形成していくことは、おそらくほかの企業でもできるのではないか」と総括した。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/28/sbmarketingtakashima.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_block">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>関連記事</strong><br /><strong><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206449_2557.html" title="「パーパスの構築から事業化へ：SB2021 Sustainable Marketing Day (1)」記事へ移動します">パーパスの構築から事業化へ</a></strong><br /><strong><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206448_2557.html">SX時代のサステナビリティ・コミュニケーション最前線</a></strong><br /><strong><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206550_2557.html" title="「サステナビリティをマーケティングや事業に落とし込むには　サントリーの事例に学ぶ：SB2021 Sustainable Marketing Day (3)」の記事へ移動します">サステナビリティをマーケティングや事業に落とし込むには　サントリーの事例に学ぶ</a></strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/community/column/detail/1206551_2557.html" title="「ジャーナリズム視点で広告を発信する時代　より良い社会をつくるコミュニケーションとは：SB2021 Sustainable Marketing Day (4)」の記事へ移動します"><strong>ジャーナリズム視点で広告を発信する時代　より良い社会をつくるコミュニケーションとは</strong></a></p>
</div></div>
</div>
<p></div>
<p></p>

パーパスの構築から事業化へ：SB2021 Sustainable Marketing Day (1)

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/27/main.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>未来まちづくりフォーラム実行委員会は「第４回 未来まちづくりフォーラム」を2022年2月25日(金)に開催します。本フォーラムは、サステナブル・ブランド ジャパンの開催する「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」と同時開催されます。</p>
<p>持続可能なまちづくりに向け、新たな連携・協業を生み出すマッチングの機会創出を目指す本フォーラムでは、SDGs達成を目指し企業との連携をご検討中の全国自治体の皆さまを無料でご招待いたします。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-miramachi.html"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/01/04/miramachisankatoroku.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>登壇者の一部紹介</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/27/sub1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>日本SDGsモデルの最前線－より良き回復(Build Back Better)に向けて―</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>ポスト・コロナを契機に社会の「グレート・リセット(大変革)」が急速に進行中です。変化の激しい時代を乗り切り、より良き回復(Build Back Better)のためには世界に通用する羅針盤としてのSDGsが重要です。</p>
<p>喫緊の課題であるカーボン・ニュートラル社会の実現にはSDGsによる経済・環境・社会の三位一体の解決策が必須です。</p>
<p>4回目を迎える「未来まちづくりフォーラム」は、関係府省の後援をいただき、SDGs未来都市などの自治体や企業、アカデミック、各種団体などがSDGsにより関係者が協働して価値を生み出すプラットフォームとして育ち、「協創力」を生みだす実績を上げてきました。前回に引き続き、リアルとオンラインを融合し、ハイブリットに進化した「未来まちづくりフォーラム」で未来まちづくりの実現を加速しませんか。</p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>＜第４回未来まちづくりフォーラム 開催概要＞ </strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-miramachi.html" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-miramachi.html</a><br />◆開催テーマ：日本SDGsモデルの最前線－より良き回復(Build Back Better)に向けて―<br />◆会期：2022年2月25日(金)10:00－18:30<br />◆会場：パシフィコ横浜 ノース(横浜市西区みなとみらい1-1-2)＆ オンライン<br />◆参加費　一般：5500円(税込／事前登録制)※未来まちづくりフォーラムのみ参加の場合、自治体関係者：無料 (事前登録制)<br />◆主催：未来まちづくりフォーラム実行委員会<br />◆協賛：NECネッツエスアイ株式会社、株式会社NTTドコモ、エプソン販売株式会社、株式会社JTB、<br />損害保険ジャパン株式会社、日本製紙株式会社、日本製紙クレシア株式会社 (他)<br />◆特別協力：サステナブル・ブランド国際会議(株式会社 博展)<br />◆後援：内閣府、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省(申請中)、環境省、<br />全国知事会、全国市長会、全国町村会、一般社団法人CSV開発機構、全国地ビール醸造者協議会(JBA)、<br />一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク、<br />エコッツエリア協会(一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会)、一般社団法人チームまちづくり<br />◆同時開催：サステナブル・ブランド国際会議 2022 横浜</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>プログラム構成</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><sup>※プログラム内容は予告なく変更になる可能性がございます。</sup></p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>【基調講演】</strong><br /><strong>10:00 </strong><strong>− 10:25　＜オープニング・トーク＞　</strong><br />-10:00 − 10:05　野田 聖子 氏(内閣府特命担当大臣(地方創生、少子化対策、男女共同参画)、女性活躍担当、こども政策担当、孤独・孤立対策担当 ほか)<br />-10:05 − 10:25　※調整中</p>
<p><strong>10:25 </strong><strong>− 11:00　＜キーノート・トーク＞　</strong><br />カーボンニュートラル時代のSDGs経営と関係者連携ー変化の中でのサバイバルを探るー　<br />太田 昇 氏　岡山県 真庭市(SDGs未来都市) 市長<br />笹谷 秀光(未来まちづくりフォーラム実行委員長)</p>
<p><strong>11:00 </strong><strong>− 11:15　＜招聘講演－1＞</strong><br />with/afterコロナ時代のスマートで持続可能なまちづくり<br />小泉 秀樹 氏　東京大学 先端科学技術研究センター 教授</p>
<p><strong>11:15 </strong><strong>− 11:25　＜招聘講演－2＞</strong>　※調整中<br />　<br /><strong>11:25 </strong><strong>− 12:15　＜パネルディスカッション＞</strong><br />カーボンニュートラル X ライフスタイル変革とwell-being ー主流化するSDGsの最前線ー<br />＜ファシリテーター＞<br />小谷 真生子 氏(経済キャスター)<br />＜パネリスト＞<br />太田 昇 氏　岡山県 真庭市(SDGs未来都市) 市長<br />牛島 祐之 氏　NECネッツエスアイ㈱ 代表取締役執行役員社長<br />増田 典生 氏　㈱日立製作所　サステナビリティ推進本部 主管、(一社)ESG情報開示研究会 共同代表理事<br />笹谷 秀光　未来まちづくりフォーラム実行委員長</p>
<p><strong>【ランチ・ブレイク】</strong><br />12:35 − 13:20　※交流エリアであるACTIVATION HUB会場で開催されるランチ・ブレイクに参加</p>
<p><strong>【リレーセッション】<br />13:45 − 15:00　企業・自治体・関係者のコラボによる「協創力」に焦点をあてたリレーセッション</strong><br />・損害保険ジャパン㈱　「自治体と企業のパートナーシップによる社会課題解決の取組～持続可能なまちづくりに向けて～」<br />・日本製紙㈱　「セルロースナノファイバー(CNF)で地産世消の食品づくり。」<br />・㈱JTB</p>
<p>15:30 − 16:45<br />・㈱NTTドコモ　「ICT技術を活用した社会課題解決に向けた取組み(仮)」<br />・NECネッツエスアイ㈱<br />・エプソン販売㈱</p>
<p><strong>【特別セッション】17:15 − 18:30</strong>　<br /><strong>特別セッション①「札幌が仕掛ける、地域循環型サステナブルなまちづくり」</strong><br />＜ファシリテーター＞<br />田口 真司 氏　エコッツェリア協会((一社)大丸有環境共生型まちづくり推進協会)事務局次長、SDGsビジネス・プロデューサー<br />＜パネリスト＞　調整中</p>
<p><strong>特別セッション②「ニューノーマル時代のライフイノベーションとは(仮)」</strong><br />＜ファシリテーター＞<br />笹谷 秀光(未来まちづくりフォーラム実行委員長)<br />＜パネリスト＞<br />髙津 尚子 氏　日本製紙クレシア㈱ 営業推進本部 取締役 本部長 ほか</p>
<p>※最新の情報は、オフィシャルサイトをご覧ください。<br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-miramachi.html" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-miramachi.html</a></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-miramachi.html"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2022/01/04/miramachisankatoroku_1.png"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>株式会社博展について</strong><br />代表者：代表取締役社長 田口 徳久<br />所在地：〒104-0045 東京都中央区築地1-13-14 NBF東銀座スクエア9階<br />設立：1970年3月<br />事業内容：体験価値の創造を通じて、企業・団体のコミュニケーションをデザインしています。</p>
<p>▼公式サイト<br />コーポレートサイト：<a href="https://www.hakuten.co.jp/" target="_blank">https://www.hakuten.co.jp</a><br />クリエイティブサイト：<a href="https://www.hakuten.co.jp/content/creative" target="_blank">https://www.hakuten.co.jp/content/creative</a><br />これからの“顧客体験”を考えるオンラインメディア：<a href="https://www.think-experience.com/" target="_blank">https://www.think-experience.com</a><br />サステナブル・ブランド ジャパン：<a href="https://www.sustainablebrands.jp/" target="_blank">https://www.sustainablebrands.jp</a></p>
</div>
<p></div>
<p></p>

社会 social

まちづくり

「第4回 未来まちづくりフォーラム」、サステナブル・ブランド国際会議2022横浜と同時開催

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/26/sby.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンは、国内で6回目の開催となる「サステナブル・ブランド国際会議 2022 横浜(以下、SB 2022 横浜)」を2022年2月24日(木)、25日(金)にパシフィコ横浜ノースとオンラインでハイブリッド開催します。</p>
<p>サステナブル・ブランド国際会議は、国内外の企業・自治体のサステナビリティに関する最新の取り組みや潮流を学び、各業界の第一線で活躍するイノベーターとネットワーキングができるアジア最大規模のサステナビリティに関するイベントです。</p>
<p>公式サイト：<a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022</a></p>
<p>2021年2月にパシフィコ横浜ノースとオンラインでハイブリット開催した前回のSB 2021 横浜では、2日間でのべ4100名ものみなさまにご参加いただき、過去最大規模の開催となりました。</p>
<p><strong>登壇者の一部紹介　</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/26/sbyspeaker.png"/></div>
<div class="m_paragraph">※記載の情報は2021年12月20日現在の情報であり、予告なく変更となる可能性がございます。<br />※最新情報はこちらのサイトをご参照ください。<br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/speaker.html">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/speaker.html</a></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>テーマは「リジェネレーション」</strong></p>
<p>SB 2022 横浜では、地球や社会をより健全でレジリエント(回復力やしなやかさのある状態)にするためのカギとなる「REGENERATION(リジェネレーション＝再生)」をテーマに、ビジネスを変革し企業ブランドを再構築することで、互いが豊かになる環境や社会、経済をどうつくり出すことができるかを登壇者、参加者が共に議論し、探求していきます。</p>
<p>また世界的に取り組みが加速する“脱炭素”と、気候変動と関連する重大な危機として認識されている“生物多様性”を重点テーマとして、関連セッションで取り上げます。</p>
<p>そして、日本の課題である“地方創生・地域活性”を切り口に、全国のSDGs未来都市等の自治体担当者が一堂に会するプログラムや「第4回 未来まちづくりフォーラム」を同時開催いたします。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>開催概要</strong><br /><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/</a><br />テーマ : 『REGENERATION(リジェネレーション＝再生)』<br />会期  : 2022年2月24日(木)・25日(金)※2日間開催<br />会場  : パシフィコ横浜 ノース(横浜市西区みなとみらい1-1-2) + Online　※ハイブリッド開催<br />参加者数  : 4,500名(予定)<br />開催内容  : セッション、ワークショップ、ネットワーキング企画　など<br />参加費  : 有料(下記参照)<br />主催  : 株式会社博展 / Sustainable Life Media, Inc.(本社：米国)<br />協賛  : スポンサー・パートナー企業各社</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><div>参加費一覧</div>
</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/26/sbyokohamaticket.png"/></div>
<div class="m_paragraph">※表示価格は全て税込み価格です。<br />※お支払い方法はクレジットカードもしくは銀行振込となります。<br />※お支払い後のご返金はいたしかねます。ご欠席の場合は、代理の方にご参加いただく等のご対応をお願いいたします。</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>全体の企画構成</strong></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/26/sbyokohama.png"/></div>
<div class="m_paragraph">※記載の情報は2021年12月20日現在の情報であり、今後変更となる場合がございます。</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>サステナブル・ブランド国際会議とは</strong></p>
<p>サステナブル・ブランド国際会議は、<a href="https://www.sustainablebrands.com/sustainablelifemedia">SLM社</a>が展開する国際会議ネットワークで、12カ国で開催(2020 年度)され、参加者数はグローバルで1.3 万人を超える規模のサステナビリティ領域のグローバルリーダーが集うコミュニティ・イベント。国内では株式会社 博展が<a href="https://www.sustainablebrands.com/sustainablelifemedia">SLM社</a>と提携し、持続可能性について議論、ネットワークを広げる場として開催しています。</p>
<p><strong>感染症対策について</strong></p>
<p>政府・自治体、会場および展示会業界のガイドラインを基に、ルールを設定し、それに準拠した運営を行います。<br />-「新型コロナウイルス感染症禍におけるMICE開催のためのガイドライン 第4版」<a href="https://jp-cma.org/wp/wp-content/uploads/2021/07/88ed6757d6bede8601990d4ed86bda4b.pdf"> URL</a> (2021.01.18)(一般社団法人 日本コンベンション協会(JCMA))<br />-「展示会業界における COVID-19 感染拡大予防ガイドライン 第4次改訂版」(2021.02.17)<a href="https://www.nittenkyo.ne.jp/shr/document/210217_guideline4.pdf"> URL</a>(一般社団法人 日本展示会協会)<br />-「パシフィコ横浜における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン 第18版」(2021.10.01)<a href="https://www.pacifico.co.jp/Portals/0/resources/promoter/dl/pdf/guideline_covid_ver18_20211001.pdf"> URL</a> (パシフィコ横浜)<br />-「『新しい生活様式』の実践例」<a href="https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html?_fsi=IFkIoKXf"> URL</a>(厚生労働省)<br />-安全・安心な横浜MICEガイドライン(2021.04.21版)<a href="https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kokusaikoryu/mice/yokohamade/guidelinesformice.files/20210421MICEguideline2021_Jp.pdf">URL</a> (横浜市・公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー(YCVB) )<br />-「株式会社 博展 COVID-19 感染ガイドライン」(株式会社 博展)</p>
<p>参加者及び関係者の皆さまの安全最優先のため徹底した感染症対策を行うのはもちろんのこと、コミュニティ・イベントとしてのクオリティを保ちつつ、新しいイベントの形としてサステナブル・ブランド国際会議を開催いたします。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>サステナブル・ブランド</strong><strong> ジャパンを日本で</strong><strong>運営する株式会社博展について</strong></p>
<p>2030年に向けてSDGs達成への機運が高まる中、イベント業界にある博展は、イベントやメディアを通じて日本市場にサステナビリティの考えを広めることが企業責任であると考え、2015 年より<a href="https://www.sustainablebrands.com/sustainablelifemedia">米国サステナブル・ライフ・メディア社</a>(以下「SLM 社」)と提携し、日本におけるサステナブル・ブランド(以下「SB」)コミュニティ活動をスタートいたしました。SB は、経営の根幹に「サステナビリティ(持続可能性)」を取り入れ、自社の競争力とブランド価値を高める取り組みです。</p>
<p>一企業、一団体では達成困難なSDGs に対して、組織の枠、企業の垣根、そして国境を越えた交流の場を提供し、参加者同士が次なるイノベーションを生み出すプラットフォームの創出を目指しています。</p>
<p>代表者：代表取締役社長 田口 徳久<br />所在地：〒104-0045 東京都中央区築地1-13-14 NBF東銀座スクエア9階<br />設立：1970年3月<br />事業内容：体験価値の創造を通じて、企業・団体のコミュニケーションをデザインしています。</p>
<p>＜公式サイト＞<br />コーポレートサイト　<a href="https://www.hakuten.co.jp">https://www.hakuten.co.jp</a><br />クリエイティブサイト　<a href="https://www.hakuten.co.jp/content/creative">https://www.hakuten.co.jp/content/creative</a></p>
</div>
<p></div>
<p></p>

サステナブル・ブランド国際会議2022横浜、参加登録を受付中

一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns1_3.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>『日本橋サステナブルサミット2021』が11月25日、東京・日本橋で開催された。日本橋にオフィスを構える多彩な企業が集結し、地方創生やダイバーシティ&amp;インクルージョン、脱炭素をテーマに、各社が進めるサステナビリティ・SDGsの取り組みや課題を発表。そこから新たな共創のコミュニティを生み出すことを目指した。当日はそれぞれの講演やセッションごとに交流会が設けられ、多様な企業や人が交じり合う様子も印象的だった。(笠井美春)</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns2.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>江戸時代から日本橋は五街道の起点に定められ、その周辺エリアは「人と物が行き交う街」、また「商人の街」として栄えてきた。幾多の災禍を乗り越えて現存する日本橋とともに、江戸から伝わる循環型社会の知恵、共助の精神が根づいている街でもある。</p>
<p>そんな日本橋エリアでは近年、三井不動産と日本橋室町エリアマネジメントが毎秋に「日本橋サステナブルWeek」を開催し、街全体で持続可能な社会への意識向上を図ってきた。その中で開催されたのが、今回の<a href="https://muromachi-area.jp/event/sustainable2021/">『日本橋サステナブルサミット2021』</a>だ。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>会場となったのはコレド室町テラス内の室町三井ホール＆カンファレンス、および、野村コンファレンスプラザ日本橋。午前、午後と会場を分けたため、街の中を行き来しつつ各社の発表に耳を傾ける参加者も多く見られた。</p>
<p>開催にあたり、主催である日本橋室町エリアマネジメントの黒田誠事務局長は、「この機会を、ビジネス・文化・商人の街としてにぎわってきた日本橋が今後、持続可能な街、共創の街になるための一歩にできれば」と挨拶。サミット開催への感謝と抱負のメッセージとともに本サミットはスタートした。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>肥後銀行がSDGs時代に果たす、地域を支える金融機関としての役割</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>登壇者：肥後銀行 代表取締役頭取 笹原慶久氏</strong></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns3.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>冒頭の基調講演には、日本橋室町に東京支店を置く、熊本・肥後銀行の笹原慶久頭取が登壇した。銀行業界初となる「日本経営品質賞」を受賞し、他行に先駆けてSDGs専門組織を設置、グループでも環境省「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」銀賞を受賞している同行の取り組みが語られた。</p>
<p>講演の中で印象的だったのは同行のサステナビリティ全体構想の分かりやすさだ。SDGs17目標中、9つを重要目標に設定。さらにそれを4事例にまとめ、実践しやすい内容に落とし込むことで、一つひとつを自分ごと化。行員が一体となって取り組むことを叶えていた。</p>
<p>さらに注目したいのは、肥後銀行が近年スタートしたというサステナビリティ経営のコンサルティング事業だ。内容は、顧客企業のサステナビリティ経営の実現を銀行が具体的に指南し、研修などを通じて企業内に浸透させていくというもの。</p>
<p>「社会の発展を維持するためには、経営そのものがSDGsの考えを含有するものでなければならない。その考えを私たちの手で広げていきたい」。笹原氏はこれからの金融機関の社会的な役割についてそう述べるとともに、コンサルティング事業を来年にはカーボンニュートラル領域へと拡大すると発表。地域に根ざした金融機関の新たな事業の広がりを示唆した。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>SDGs推進を地域経済の活性化に生かす</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>登壇者：肥後銀行 経営企画部 サステナビリティ推進室室長 大野隆氏</strong><br /><strong>中国銀行 地方創生SDGs推進部 次長 武田憲和氏</strong><br /><strong>ファシリテーター：サステナブル・ブランド国際会議 ESGプロデューサー 田中信康</strong> </p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns4_1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>田中氏、大野氏、武田氏</sup> </div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>地方銀行の取り組みを例に金融機関の新たな役割や理念浸透における課題・対策などが語られたこのセッション。まず中国銀行の武田氏は、同行の産学連携推進への取り組みを紹介。SDGs推進に積極的な岡山大学と「おかやま未来共創アライアンス」協定を締結するなど、地域共創のハブとして、大学内の技術、知識と地域企業を繋いでいるという。</p>
<p>肥後銀行の大野氏も、やはりパートナーシップ、連携によるサステナビリティ推進に力を注いでいると実例も交えて語った。さらに基調講演でも紹介されたコンサルティングの新規事業は、社会貢献という面で行員のやりがい創出にも貢献していることなどが紹介された。</p>
<p>この発表に対し、ファシリテーターの田中氏は「ファイナンスと社会的課題の解決が相反していた時代からの変化を感じる」と発言。その変化において必要なのは、行員の理解浸透の促進と、強いリーダーシップだと武田氏。また、社会的課題が先進する地方だからこそ、金融機関が実直にその課題を吸い上げ、地域振興機関として解決支援をしていきたいと大野氏も今後の展望を語った。</p>
<p>午後からは野村コンファレンスプラザ日本橋に場所を移し、セッションが続いた。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>スタートアップも老舗も　サステナビリティに挑む日本橋企業</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>登壇者：PGV 代表取締役社長 松原秀樹氏<br />ダイキアクシス 取締役 常務執行役員 CIO 大亀裕貴氏<br />にんべん 代表取締役社長 髙津伊兵衛氏</strong></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns5.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>髙津氏、大亀氏、松原氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>先陣を切ったPGVは大阪大学発の産学連携スタートアップ企業。従来入院が必要となる脳波検査を自宅で簡単に行うことができるパッチ式脳波計と脳波AI解析クラウドの開発と研究、実用化を実施。脳波を使って認知症の早期発見を目指すなど、人々の健康と福祉分野に貢献をしている。</p>
<p>ダイキアクシスは水環境の課題を解決すべく、日本および世界、新興国でも活動。インフラが整っていない新興国においては同社の浄化槽が課題解決の有効策に。世界各国のパートナーとともにSDGsへの貢献を目指していきたいと語った。</p>
<p>1699年創業のにんべんは、鰹節優良カビの選定技術やフレッシュパックの保存技術などを、これまで無償で業界に共有をしてきた。すべては、日本の伝統食文化を次世代に残すため。これからも時代に合った商品を開発しつつ、だしの文化で、人々の健康を守り続けていきたいと老舗ならではのメッセージを残した。</p>
<p>3社の発表において共通して語られたのは、それぞれの共創を促進していきたいという思いだ。結果として、トーク後は交流スペースで多くの人々が名刺交換などを行い、共創の可能性を探りあう様子が見られた。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns6.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>D&amp;I実現が生み出すソーシャルインパクト</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>登壇者：新生銀行 グループ人事部セクションヘッド兼ダイバーシティ推進室長　西村陽子氏</strong><br /><strong>中外製薬 サステナビリティ推進部社会貢献グループ グループマネジャー 加藤正人氏</strong><br /><strong>ファシリテーター：サステナブル・ブランド国際会議 D&amp;Iプロデューサー</strong> <strong>山岡仁美</strong></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns7.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>山岡氏、加藤氏、西村氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>2社のD&amp;I実現においての取り組みが語られたこのセッション。新生銀行が特に注力したのは女性活躍推進だった。女性活躍推進委員会を設置し、要職には人事ではなく現場の長を置くことで自分ごと化を図った。また、女性管理職を増やすことと同時に取り組んだのが女性リーダー育成と支援体制の強化。相互を巻き込みあう環境づくりの重要性が語られた。</p>
<p>一方で中外製薬が注力するのは社会貢献活動の推進だ。中でも共生社会の実現を目的として障がい者スポーツを積極的に支援。主にパラアスリートの講演会、スポーツイベントの実施などをしてきたが、これにより社内でもパラスポーツへの理解が浸透。イベントボランティアへ手が挙がり、さらにスポーツを一緒に楽しむことで双方のバリア(障壁)が柔和。多様性を尊重する社内文化の醸成へとつながったと加藤氏は語った。</p>
<p>これらを「D&amp;Iを全く違うアプローチで実現しようとした企業の例」としたファシリテーター山岡氏は、ここからウェルビーイングやワークインライフへの考えを登壇者とともに議論。会場からも質問を受け付けるなど、まさに参加者全員をインクルーシブするセッションとなった。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>脱炭素に不可欠なグローバル企業の「六方よし」</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>登壇者：BASFジャパン 経営推進本部サステナビリティ推進室シニアマネジャー入江剛氏</strong><br /><strong>ボストン コンサルティング グループ（BCG） プロジェクトリーダー 伊原彩乃氏</strong><br /><strong>三井不動産 サステナビリティ推進部 企画グループ グループ長 杉野茂樹氏</strong><br /><strong>ファシリテーター：サステナブル・ブランド国際会議 サステナビリティ・プロデューサー 足立直樹</strong></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns8.png"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>左上から時計まわりに、伊原氏、杉野氏、入江氏、足立氏</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>最後のセッションは、再び、室町三井ホール&amp;カンファレンスに場所を移して開催。ファシリテーターの足立氏は、冒頭で「グローバルに活躍する3社それぞれの立場から、カーボンニュートラルをどう進めていくべきか、そこに生まれる新たな市場をどう考えるかを議論していきたい」とこのセッションへの期待を述べた。</p>
<p>世界的な総合化学メーカーBASFの入江氏は、世界各地の同社工場がサーキュラーエコノミー(循環型経済)を体現していることを紹介した。化学製品を作っているからこそ、サステナビリティに貢献するイノベーションをしていかなくてはならないと入江氏。自社工場の排出をゼロにするという目標を立て、再生可能エネルギーの活用をさらに推進していく予定だ。</p>
<p>また、三井不動産の杉野氏は、脱炭素の実現には、自社だけでなく、サプライチェーンを含めた取り組みが必要だと語った。さらに日本橋室町三井タワーに東京ガスと連携して設置した「日本橋エネルギーセンター」が脱炭素社会の実現に貢献していることについても触れた。</p>
<p>これに対し、さまざまなグローバル企業の課題に向き合ってきたボストン コンサルティング グループの伊原氏は、多くの企業で脱炭素への取り組みが前進しない3つの理由を明示した。1つは、この取り組みが影響する範囲の広さと複雑さ、2つ目は各国の取り組みの不透明さ、そして3つ目が目標達成への時間の長さだ。さらに伊原氏は「パーパス(存在意義)に意識的にカーボンニュートラル要素を組み込むこと、経営トップが圧倒的なコミットメントを示すこと」が、成功のポイントであると述べた。</p>
<p>その後、会場からの質問をふまえた活発な意見交換があり、カーボンニュートラルについて、「パートナーシップの必要性」や「今できることに注目し、いつかやるときのための作戦を練ることの大切さ」などがそこでは語られた。また、最後にはファシリテーターの足立氏から、セッションのタイトルである「脱炭素に不可欠なグローバル企業の六方よし」について、六方とは「売り手、買い手、世間」そして「地球、未来」に加えて「何がよし」なのかをぜひ考えてみてほしいとの思いが、会場へと投げかけられた。ちなみに足立氏の回答は「パートナーよし」。来場者はこの問い対し、それぞれの考えを巡らせつつ会場を後にしていたようだ。</p>
<p>プログラムごとに交流会を持つスタイルで行われた今回の日本橋サステナブルサミット。すべてのプログラムが終了した後にも、多くの人がコミュニティスペースで語らう姿があった。古く室町時代から、日本には「袖振り合うも多生の縁」ということわざがあるが、いま日本橋にこうしてオフィスがあること、そしてこの日ここに集まったこともまた偶然ではないかもしれない。その言葉をかみしめつつ、ここからまた新たな共創が生まれることに期待せずにはいられなかった。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/24/ns9_1.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_block">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>≪日本橋サステナブルサミット概要≫<br />日　程：2021年11月25日(木)<br />場　所：室町三井ホール＆カンファレンス、野村コンファレンスプラザ日本橋、COREDO室町テラス 大屋根広場<br />テーマ：地方創生・SDGs金融、Diversity &amp; Inclusion、環境、脱炭素社会</p>
</div></div>
</div>
<p></div>
<p></p>

パートナーシップ

日本橋から新たな共創コミュニティをつくる　『日本橋サステナブルサミット2021』開催レポート

いからしひろき

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2953.JPG"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>環境配慮型製品やサービスの情報提供と市場拡大を推進する団体、グリーン購入ネットワーク(=GPN/東京・千代田)が主催する「第22回グリーン購入大賞」の表彰式が12月15日、都内で開催された。10の企業や自治体などが受賞。大賞・環境大臣賞は漂着海藻を活用して食品や医薬品などの原料を生産するキミカ(同・中央)、同・経済産業大臣賞は自動車部品のリサイクルに取り組むNGP日本自動車リサイクル事業協同組合(同・港)、同・農林水産大臣賞はパーム油のサステナブル調達を手がける不二製油グループ本社(大阪)が受賞。コロナ禍で消費活動が停滞する中、BtoBや中小企業等の再エネ電力調達の取り組みが目立った。(いからしひろき)</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>同賞は1998年に「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度として創設。第19回(2018年度)より、持続可能な調達を通じてSDGsの目標達成に寄与する取り組みも審査対象に加えた。22回目となる今年度は、10の企業や自治体、学校法人等が、部門賞、大賞、優秀賞等を受賞した。</p>
<p>大賞と環境大臣賞を受賞したキミカは、1941年の創業以来、浜に打ち上げられた“漂着海藻”を活用して、食品や医薬品などの原料となる「アルギン酸」を生産。1980年以降はチリを主産地とし、継続的かつ安定的な調達により地元漁民の生活を支え、海岸付近の砂漠で自然乾燥させることでエネルギー消費を大幅に削減している。さらに、アルギン酸を抽出した後の残渣は肥料として活用するなど、海のサーキュラーエコノミーとも言える資源循環型ビジネスモデルを80年に渡って実践していることが評価された。 </p>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2862_1.JPG"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>大賞・環境大臣賞を受賞したキミカの笠原文善社長(左)と授与した環境省大臣官房審議官の白石隆夫氏</sup></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2912_1.JPG"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>受賞スピーチを行う笠原社長</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>大賞と経済産業省を受賞したのはNGP日本自動車リサイクル事業協同組合。使用済み自動車を引き取り、まだ使える部品を「自動車リサイクル部品」として再利用するとともに、他の部品も半手作業で徹底分別し、資源循環と廃棄物削減に取り組んでいる。また、それによるCO2削減効果を定量的に示すことで商品に付加価値を与え、ユーザーの選択肢を増やしたことも評価の理由とされた。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2879.JPG"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>大賞・経済産業省を受賞したNGP日本自動車リサイクル事業協同組合の小林信夫理事長(左)と授与した経済産業省産業技術環境局審議官の木原晋一氏</sup></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2922_1.JPG"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>受賞スピーチを行う小林理事長</sup> </div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>大賞と農林水産省を受賞した不二製油グループ本社は、主原料のサステナブル調達を通じ、サプライチェーン上の地球環境や人権の課題解決に取り組んでいる。特にパーム油に関しては、2016年に「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ」を掲げ、業界に先駆けて「グリーバンスメカニズム」(苦情処理・問題解決の仕組み)を構築。その結果、2019年度には1400に及ぶ搾油工場のトレーサビリティを達成した。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col2">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2894.JPG"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>大賞・農林水産省を受賞した不二製油グループ本社の酒井幹夫社長(左)と授与した農林水産省大臣官房審議官川合豊彦氏</sup> </div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2929_1.JPG"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>受賞スピーチをする酒井社長</sup></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>その他の大賞、優秀賞の受賞者は以下の通り。内藤鋼業(愛媛・内子町)のバイオマス発電プロジェクトや、二川工業製作所(兵庫・加古川市)のゼロ・カーボンチャレンジ、長野県立大学(長野・長野市)の国公立大で初の再エネ100％調達実現など、それまで大手企業が中心だった再エネ電力調達を、中小企業や地方自治体、大学法人が取り組み、成果を上げた例が目立った。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2815_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>優秀賞(中小企業部門)を受賞した内藤鋼業の内藤昌典社長(左)</sup> </div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2822.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>優秀賞を受賞した二川工業製作所の二川昌也社長(左)とGPN梅田靖会長</sup> </div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/IMG_2824.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"><sup>優秀賞(行政・民間団体部門)を受賞した長野県立大学の金田一真澄学長(左)</sup> </div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>審査委員長で、グリーン購入ネットワーク会長の梅田靖氏(東京大学大学院教授)は記者の取材に、「再エネに加え、BtoBなどコロナ禍で比較的影響の少ない業種、取り組みの応募が多かった。経済活動が持ち直せば、消費系の企業や団体もより多く応募してくれるだろう」と来年度への抱負を語った。</p>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>【受賞一覧】※<a href="https://www.gpn.jp/info/gpn/3b1b70da-6536-4e0d-a920-72617efe3235">グリーン購入ネットワークHP</a>より抜粋</p>
<p>■第22回グリーン購入大賞 審査結果<br />◇大賞・環境大臣賞<br /><u>＊株式会社キミカ(中小企業部門)</u><br />海のゴミを資源に。漂着海藻から「アルギン酸」を生み出し、サーキュラーエコノミーを80年間実践した企業</p>
<p>◇大賞・経済産業大臣賞<br /><u>＊NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(行政・民間団体部門)</u><br />自動車リサイクル部品でカーボンニュートラルに貢献～削減効果の定量化と研究成果を活用した普及・啓発～</p>
<p>◇大賞・農林水産大臣賞<br /><u>＊不二製油グループ本社株式会社(大企業部門)</u><br />持続可能な食料システムに貢献する地球環境および人権に配慮したパーム油のサステナブル調達</p>
<p>◇大賞<br /><u>＊つくば市(行政・民間団体部門)</u><br />公共施設における「価格と環境」への影響を考慮した持続可能な電力調達<br /><u>＊住江織物株式会社(プラスチック資源循環特別部門)</u><br />水平循環型リサイクルタイルカーペットＥＣＯＳシリーズ</p>
<p>◇優秀賞<br /><u>＊エスビー食品株式会社(大企業部門)</u><br />香辛料・パーム油・紙に関する「持続可能な原材料調達のコミットメント」の取り組み<br /><u>＊株式会社スーパーホテル(大企業部門)</u><br />～お客様と共に取り組む脱炭素実現への取り組み～公式 HP 予約による宿泊(エコ泊)の<br />カーボン・オフセット<br /><u>＊有限会社内藤鋼業(中小企業部門)</u><br />地域共生型バイオマス発電プロジェクトによる脱炭素社会への挑戦と地域活性化<br /><u>＊株式会社二川工業製作所(中小企業部門)</u><br />中小企業の製造業が取り組むゼロカーボンチャレンジ<br /><u>＊公立大学法人長野県立大学(行政・民間団体部門)</u><br />持続可能な社会へ「攻める」大学 ～水力発電電力による、国公立大学で初の再エネ 100％<br />大学～</p>
</div>
<p></div>
<p></p>

カーボンニュートラル/脱炭素

第22回グリーン購入大賞に10団体、BtoBや中小企業の再エネ電力調達が目立つ

Sustainable Event Professional Forum

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/13/eptop_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>新型コロナウイルスの大流行によって、これまでの事業運営を見直さざるを得ない状況となり、新しい方法での事業継続を模索した業界は少なくない。顔を直接合わせ、リアルでの接点をつくることを基本としてサービスを提供していたイベント業界もその一つだ。</p>
<p>人が「集まること」「移動すること」に対して、今までとは違う厳しい目が向けられるなか、イベント業界は持続可能性の先を見据えてリジェネレーション(再生)を前提とした仕組み作りを求められている。</p>
<p>今回は、イベントに関わるすべての人々がよりよく生きる世界を目指し、環境負荷を低減した「サステナブルなイベント」を共創するコミュニティづくりを推進するSustainable Event Professional Forum(サステナブル・イベント・プロフェッショナル・フォーラム)のメンバーである3者がイベント業界の未来について語る。</p>
</div>
<div class="elem_block">
<div class="inner">
<div class="elem_various img_right">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/13/evp1.png"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>犬塚 圭介</strong><br />株式会社セレスポ  サステナブルイベント研究所所長<br />セレスポはイベントの制作会社としてセレモニー、スポーツイベント、プロモーションイベント等、全国規模の大型イベントから地域密着型のイベントまであらゆるタイプのイベントを全国47都道府県でお手伝いしています。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_various img_right">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/13/evp2.png"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>野上 慎介 </strong><br />ユタカ株式会社onefabrica事業部ファブリックグループ・リーダー<br />ユタカは装飾施工会社として30年以上、ホテルイベント／展示会を中心に多くのステージ、展示ブース作りを行ってきました。2018年には廃棄物が少なく、表現の自由度が高いファブリック施工(onefabrica)を開発・導入し、サステナブルな施工を推進しています。 </p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_various img_right">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/13/evp3.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>白川 陽一</strong><br />株式会社 博展 サステナビリティ推進室 兼プロダクトマネジメント部 部長<br />博展はイベントを中心に企業の体験型マーケティング活動を支援しています。また、イベントやメディアを通じてサステナビリティの考えを広めることを目指し、2015年より日本におけるサステナブル・コミュニティ活動を運営しています。 </p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph right">
<p> (インタビュアー：村松 加奈江 ／ライター：大村 果歩)</p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-professional.html">『<strong>Sustainable Event Professional Forum 2022』公式 HP</strong></a></p>
</div>
<div class="elem_block color">
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p>目次：<br /><strong>⑴ </strong><strong>ポストコロナに向けて改めて見直すイベントの意義</strong><br /><strong>⑵ </strong><strong>イベント業界を変えるキーワードはステークホルダーを巻き込んだコミュニティ形成</strong><br /><strong>⑶ </strong><strong>サステナブルなイベントを目指す「Sustainable Event Professional Forum」</strong><br /><strong>⑷ </strong><strong>Sustainable Event Professional Forum 2022 </strong><strong>が目指すゴール</strong></p>
</div></div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>⑴ ポストコロナに向けて改めて見直すイベントの意義</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>――新型コロナウイルス感染症の流行で「イベントの在り方」について改めて考える機会が増えたのではないでしょうか？</strong><br /><strong>この2年間でイベントにどのような変化があったとお考えですか？</strong></p>
<p><strong>犬塚：</strong><br />イベント自体の意義は変化していないと考えています。何か目的があって、それを達成するための手段としてイベントを選択することは、コロナ前後も変化していません。</p>
<p>大きく変化したのは、<strong>業界自体がイベントの意義を考えるようになったこと</strong>です。当たり前に開催していたイベントが開催できない期間に、イベントの目的やゴール、結果を振り返り、その本質に立ち返るきっかけになりました。</p>
<p>われわれは今後、イベントの<strong>ステークホルダー</strong>に対する考え方を改めて捉えなおす必要があります。</p>
<p>これまでイベント開催におけるステークホルダーは、主催者 / 参加者 / 制作会社 / 運営スタッフなどが中心だと考えられていました。しかしコロナ禍において、感染予防の観点で、関係者の家族も含めて考える必要がでてきました。さらに、移動に関する考え方もシビアになっている今、特に開催される地域への影響も考えていく必要があります。</p>
<p>今までとは異なるステークホルダーに対し、新たなニーズへの対応が求められていますね。</p>
</div>
<div class="elem_various">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/13/evp4.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>野上：</strong><br />参加者の属性もこの2年間で変化しました。オンラインという手法が急速に普及し、今までは来場できなかった地方や海外在住の方や子育て中の方など、幅広い多様な層へのアプローチが可能になりましたから。多様性の観点で、オンラインはイベントの可能性を広げましたね。</p>
<p>ポストコロナを迎える今、オンラインとオフラインという手法のシームレス化、サステナビリティへの対応の要求が高まったことは、イベント業界において新しい開発を生むチャンスだと思います。</p>
<p><strong>白川：</strong><br />私はオリンピックが世間のイベントに対するイメージを変えるきっかけになったと考えています。<strong>人が集まるという特性を持つイベントは、これまで以上に社会から厳しい目を向けられるようになりました。</strong>世間の目がイベントに集まる今だからこそ、サステナビリティへの取り組みも迅速に進めていかなければならないと危機感を持っていますね。将来にイベントというものを残していくためにも、クリアにしていくべき課題がたくさんあります。</p>
<p><strong>犬塚：</strong><br />コロナ禍で一般消費者の目がイベント開催に対して集まるようになった結果、イベントに対してもサステナビリティ促進へのニーズが高まってきたことは、とてもポジティブに捉えています。</p>
<p>厳しい意見は、イベント業界が変わるきっかけになるはず。求められるということは、伸びしろがある、チャンス到来ということですから、業界としての取り組みを社会に発信し、理解してもらえるように努めたいです。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>⑵ イベント業界を変えるキーワードは、ステークホルダーを巻き込んだコミュニティ形成</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>――今後サステナブルなイベント業界を確立するために、必要なことは何だとお考えですか？</strong></p>
</div>
<div class="elem_various img_right">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/13/evp5.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>犬塚：</strong><br /><strong>イベント単体の課題と社会課題を統合して考えることが、これから非常に重要になると考えています。</strong>社会課題との繋がりに基づく総合的な目線を持つことができれば、イベントに対する意識に変化が生まれるのではないでしょうか。</p>
<p>これを自社だけで完結するのは難しいと思います。イベント視点だけでなく、地域の視点から社会課題を見つけ、それに必要なステークホルダーを巻き込み、これまでのイベント業界にとらわれないコミュニティを形成できるかが重要です。</p>
<p>イベントに関わるステークホルダーがより拡大しているからこそ、やはり今はイベント業界を変えるチャンスですね。</p>
<p><strong>白川：</strong><br />イベントで排出されるゴミの問題などを解決する<strong>資源循環型のイベント</strong>を実施できれば、その方法を家庭ゴミにも転用できるかもしれない。<strong>イベントを社会問題の実証実験の場として捉えることができれば、より多くの人々を巻き込むことができ、社会への影響力も発揮できるのではないでしょうか。</strong></p>
<p><strong>野上：</strong><br />業界問わずさまざまな企業や人と協力しあい、情報共有を行うことはやはり重要です。</p>
<p>ポストコロナの今は、業界に居なければ、知りえないイベントの裏側、イベントに使われている素材や作業に費やされている時間がどうであるかを発信・共有する良いタイミングだと思います。業界の問題をクライアントや制作会社を含め皆で考えなければいけない時代に突入していると感じます。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>⑶ サステナブルなイベントを目指す「Sustainable Event Professional Forum」</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>――業界という枠組みを超えた企業・人々の共創が求められる今、改めてこのSustainable Event Professional Forumの目的を教えてください。</strong></p>
<p><strong>白川：</strong><br />本フォーラムでは、“<strong>これからのイベント”について議論をし、</strong>一企業、一団体では実現困難なサステナビリティ課題に対して、<strong>組織の枠、企業の垣根を越えた共創の場をつくり、次なる一歩を踏み出していくことを目指しています。</strong></p>
<p><strong>野上：</strong><br />一社ではなかなか成し遂げることができないことも、参加している企業同士で協力したら達成することができる。過去2回の開催では、聴講者として参加していたのですが、「今後のアクション」について同じ境遇の企業同士で、何か一緒にできることがないかと考えていました。</p>
<p>長らく携わってきたイベント業界をより魅力的にできるように、多くの企業に参画していただき、より良いイベント業界を目指していきたいです。</p>
</div>
<div class="elem_various img_right">
<div class="elem_pik_box">
<table class="elem_pik_box">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/13/evp6_1.jpg"/></div>
<div class="elem_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="inner">
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>白川：</strong><br /><strong>情報共有</strong>も大きな目的にしています。</p>
<p>これまで、イベント業界では“情報”を一社で囲う傾向がありましたが、本フォーラムを通じてざっくばらんに自社の取り組みや課題を発信することで、参加いただいた企業の方からも情報が集まってくるようになりました。</p>
<p>例えば、イベントで出るゴミによる環境負荷を減らせる会社を紹介いただいたり、逆にパートナー企業について紹介してもらえないかと相談をいただいたり。情報開示をすることで、新たな情報の広がり・つながりが生まれています。</p>
<p><strong>犬塚：</strong><br />協力し合うべき部分は手を取り合いながら、これまで通り競争すべき部分は競い合っていく、そんなイベント業界を目指したいです。</p>
<p>情報共有するプラットフォームはありつつ、そこで得た情報を自社でどう活用していくかで差別化を図る。サステナブルなイベントを目指すということは共通の目標を掲げつつ、それぞれが企業の個性を尖らせ、最終的にビジネスとして確立することを目指しています。</p>
</div>
</div>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>⑷ Sustainable Event Professional Forum 2022 の目指すゴール</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>――ありがとうございます。</strong><br /><strong>最後に2022年2月に開催されるSustainable Event Professional Forumへの意気込みをお聞かせください。</strong></p>
<p><strong>白川：</strong><br />次回で本フォーラムは3回目の開催になります。これまでは、業界への啓発と活動報告を中心に活動してきましたが、ここからは業界の枠を超えた新たなコミュニティを形成し、結果を残していきたいです。</p>
<p>そのためには、本フォーラム自体の魅力を高め、参加企業を増やしたいですね。今まで固定化されていたイベント業界における企業間の繋がりに、新しい風を吹かせ、志をともにする仲間を増やしていきたいです。</p>
<p><strong>犬塚：</strong><br />3回目になると、“責任”が生まれてきていると思います。言いっぱなし、やりっぱなしではなく、活動で表現することが求められます。</p>
<p>“守破離”の型にのっとり、3回目の次回はサステナブル・ブランド国際会議の枠を超え、社会への働きかけを行っていきます。</p>
<p>サステナブルなイベントを推進するコンソーシアムの設立という新しい取り組みにも挑戦します。</p>
<p><strong>野上氏：</strong><br />これまでのフォーラムでは、参加者にむけて情報を発信する、比較的一方通行のコミュニケーションでした。</p>
<p>次回は、イベントに関係する人たちも積極的に参加できる没入感のあるセッションを目指しており、参加者同士で議論をするワークショップを開催することも決定しています。</p>
<p>新しいチャレンジを通じて、われわれ3社が始めるコンソーシアムへの第一歩に繋がればと考えています。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/13/evp7_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><div> </div>
<div>＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝<br /><strong>Sustainable Event Professional Forum 2022</strong><br /><strong>「共創」で実現するサステナブルなイベント・MICE</strong></p>
<p>グローバルMICEの潮流とイベントにおけるサステナビリティへの取り組みを共有する場であるSustainable Event Professional Forumは、MICE・イベント関係者・DMO認定法人の方限定の特別プログラムを｢サステナブル・ブランド国際会議2022 横浜｣内にて開催することが決定。</p>
<p>日時：2022年2月24日(木)15:30-19:00<br />会場：パシフィコ横浜ノース(サステナブル・ブランド国際会議2022 横浜会場内)<br />主催：株式会社セレスポ / 株式会社博展<br />企画協力：ユタカ株式会社<br />後援：公益財団法人横浜観光コンベンション･ビューロー(予定)<br />参加費(税込)：19,250円(2月24日SB横浜1Day Passを含む)/ 27,500円(2月24-25日SB横浜All Event Passを含む)<br />※MICE・イベント関係者・DMO認定法人の方限定の特別価格<br />公式HP：<a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-professional.html">https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-professional.html</a><br />＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</div>
</p>
</div>
<p></div>
<p></p>

ステークホルダー

ポストコロナへ、イベント業界のリジェネレーション  ー循環型イベントの実現に向けてー

コミュニティ・ニュース

<p></p>
<div class="blockTemplateArea"></p>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/12/08/sbuniversity750.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランド ジャパンは「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜(2022年2月24日-25日)」に大学生30名をご招待するプログラム「SB University」の応募を受け付け中です。</p>
<p>本プログラムはリジェネラティブな(再生型の)社会へのシフトを加速するため、次世代を担う大学生に「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」へご参加いただき、SBコミュニティを通じて社会に新たなアクションが湧き上がることを期待するものです。</p>
<p>大学生の皆さんの価値観や社会に求めるものをサステナブル・ブランド国際会議2022横浜の参加者と共有するだけでなく、これからのサステナビリティを考える上で重要なテーマとなる「Regeneration (リジェネレーション：再生)」について学ぶ場となります。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-university.html" target="_blank"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/SABANNER_1.jpg"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>サステナブル・ブランドは2006年に米国で誕生し、世界12カ国でカンファレンス「サステナブル・ブランド国際会議」を開催しています。日本での開催は今回で6回目となります。</p>
<p>今年2月に開催した「サステナブル・ブランド国際会議2021横浜」は初めてライブ配信/現地会場のハイブリッド形式で行い、85のセッションに202の企業・団体から271人の方々がスピーカーとして登壇。 2日間を通して延べ4169人の方に 現地＋オンラインでご参加いただきました。</p>
</div>
<p><center><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/nLtAIVJ191E" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></center></p>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>SB University 昨年開催の様子</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/IMG_1080_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/IMG_1157_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/IMG_1169_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_pik_box col3">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/_MG_8733_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/_MG_8692_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
<td class="separator"></td>
<td class="elem_pik_box">
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<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>スケジュール</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/_MG_8670.png"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p><strong>SB University</strong><br />2022年<br />2月1日(火)：事前研修(参加必須)　オンライン<br />2月24日(木)・25日(金)：SB横浜へのご参加(現地での参加必須：交通・宿泊費は各自ご負担ください)　<br />■会場：パシフィコ横浜ノース　神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-2</p>
<p><strong>After Campas</strong><br />3月7日(月)：進捗共有会　オンライン<br />3月14日(月)：報告会/ダイアログ(現地での参加必須：交通費は大和ハウス工業が負担いたします)<br />■会場：みらい価値共創センター　奈良県奈良市西九条町4丁目1-1</p>
<p><strong>※</strong>本企画は、SB 2022 Yokohamaの学生向けAll Event Pass（2日間・¥16,500- 税込み）をご提供するものです。SB 2022 Yokohama会場までの交通および宿泊については、各自でご負担ください。3月14日に行う報告会の現地までの交通費は大和ハウス工業が負担いたします。</p>
</div>
<div class="elem_heading_lv2">
<div>
<h2>募集要項</h2>
</div>
</div>
<div class="elem_table">
<table align="left" border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tbody>
<tr>
<td>募集対象　</td>
<td>2022年3月時点で大学生・大学院生の方(社会人向け大学は除く)</td>
</tr>
<tr>
<td>募集期間</td>
<td>2021年11月25日(木)～2021年12月23日(木)まで</td>
</tr>
<tr>
<td>申込方法</td>
<td>本応募フォームからご登録ください</td>
</tr>
<tr>
<td>応募条件</td>
<td>
<ul>
<li>（1）2月1日(火)13:00-16:00 の 大学生向けSB University 事前研修(オンライン開催)に必ずご参加いただける方</li>
<li>（2）2月24日(木)12:35-13:20 の 大学生向けSB オリエンテーションに必ず現地でご参加いただける方</li>
<li>（3）2月25日(金)17:15-18:30 の 大学生向けSB特別セッションに必ず現地でご参加いただける方<br />*上記セッション以外はご自由に参加いただけます(2日間)</li>
<li>（4）3月14日(月)午後(お時間未定)の報告会に必ず現地でご参加いただける方</li>
<li>（5）大和ハウス工業 からのアンケートにご協力いただける方</li>
</ul>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>※抽選結果は事務局(sbt@sustainablebrands.jp)より2021年12月中にメールにてお知らせいたします。「sustainablebrands.jp」のドメインからのメールを受信できるよう、設定をお願いいたします。<br />＊また提供されたAll Event Passは、本人のみの利用となり、他の方への譲渡はできませんので予めご了承ください。</p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/_MG_8679_1.jpg"/></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<div class="elem_paragraph">
<p>なお、株式会社博展(サステナブル・ブランド国際会議 主催)および大和ハウス工業株式会社は、お客様のプライバシー保護に努めております。このプライバシーに関するポリシーは、『SB University 特別招待プログラム』における申し込み時において、株式会社博展および大和ハウス工業株式会社 が取得するお客様の個人情報の利用目的、管理、運用について規定するものです。お客様が 『SB University 特別招待プログラム』に応募される時に記入・入力されるお客様の個人情報に適用されるものです。お客様は、『SB University 特別招待プログラム』に応募することで、株式会社博展および大和ハウス工業株式会社のポリシーに明記する内容に同意されたものとします。</p>
<p>株式会社博展 ｜<a href="https://www.hakuten.co.jp/contents/privacy/#policy">博展 個人情報保護方針</a><br />大和ハウス工業株式会社｜<a href="https://www.daiwahouse.co.jp/info/privacy.html">大和ハウス工業 個人情報保護方針</a></p>
</div>
<div class="elem_pik_box full">
<table class="elem_pik_box" summary="">
<tbody>
<tr>
<td class="elem_pik_box">
<div class="pik"><a href="https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2022/special-university.html" target="_blank"><img decoding="async" alt="" src="https://cms.sustainablebrands.jp/community/column/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/SABANNER.jpg"/></a></div>
<div class="m_paragraph"></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p></div>
<p></p>