![]() 住まいと環境の学びの場「積水ハウス エコ・ファースト パーク」
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積水ハウスが昨年5月にオープンした「エコ・ファースト パーク」(茨城県古河市)の来場者が5000人を突破した。同パークは、積水ハウスの環境技術研究の実証実験住宅などを通じて「温暖化防止」「生態系保全」「資源循環」などについて学ぶ場。地球環境を守るために、住まいが果たせる役割を体感しながら楽しく学んでもらうのが目的だ。
積水ハウスは「住まいから社会を変える」という理念のもと、住宅の環境配慮設計や技術研究を進めてきた。「エコ・ファースト パーク」では、実証実験住宅など3棟が集まり、「温暖化防止」「生態系保全」「資源循環」への取り組みを体感できる。
小学生の親子向けに環境教育プログラムを実施したり、大学生に住まいと環境の関係を理解する教材としても利用されたりしているという。例えば、「生きものの庭」では、「生きものの庭」・「5本の樹」計画と連動した巣箱づくりを体験できる。巣箱の材料は、東日本大震災で被災した宮城県宮古市の材木店から間伐材を取り寄せ、被災地支援にもつながっている。
「資源の泉」はリサイクルを学べる施設で、分別体験を通して、家庭でのゴミの分別の重要性が実感できる。参加者からは、「畳では、見えないところにたくさんの材料が使われていることが分かった。すべて分解して分別することで、より記憶に残った」という感想が寄せられた。
「積水ハウス エコ・ファースト パーク」は、茨木・古河駅から車で20分。入場無料で、ホームページから予約ができる。夏休み期間中には、小学生(親子)向けの体験学習プログラムが予定されている。
吉田 広子(よしだ・ひろこ)
株式会社オルタナ オルタナ編集部 オルタナ副編集長
大学卒業後、ロータリー財団国際親善奨学生として米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。2007年10月に株式会社オルタナに入社、2011年から現職。 「オルタナ」は2007年に創刊したソーシャル・イノベーション・マガジン。主な取材対象は、企業の環境・CSR/CSV活動、第一次産業、自然エネルギー、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域、ダイバーシティ、障がい者雇用、LGBTなど。編集長は森 摂(元日本経済新聞ロサンゼルス支局長)。季刊誌を全国の書店で発売するほか、オルタナ・オンライン、オルタナS(若者とソーシャルを結ぶウェブサイト)、CSRtoday(CSR担当者向けCSRサイト)などのウェブサイトを運営。サステナブル・ブランドジャパンのコンテンツ制作を行う。このほかCSR部員塾、CSR検定を運営。