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  • 公開日:2016.07.01
  • 最終更新日: 2025.03.21
オーガニック新潮流(2)大手スーパーも多店舗展開へ

    食品スーパー大手のライフコーポレーションは6月25日、新業態の「ビオラル」の1号店を大阪市西区にオープンした。「オーガニック、ローカル、ヘルシー」と「安心、トレンド、高質」を意識した品ぞろえが特徴だ。(関口志乃)

    既存店を改装した建物で、ビオフルの売り場面積は964平米。周辺は高層住宅が建ち並び人口急増中のエリアで、1キロ圏内の人口構成は30代がトップ。単身世帯が6割近い。

    従来店と比べて農産物と惣菜を多く扱う。有機野菜・果物のほか、近郊和歌山県の提携農家から直送される「農家さんの直売所」コーナーを設置。国産原料やスーパーフードを使って店内調理した惣菜のビュッフェ、和歌山県産の果物や野菜を使ったジェラートも対面販売する。

    商品構成は「ビオラルスタイル(有機を含むこだわり品)」「ビオラル(通常品)」「毎日スペシャル(通常通年ロープライス品)」の三本立て。オーガニック・国産素材・無添加・グルテンフリー・アレルギー配慮商品・減塩などの商品に力を入れる。

    ライフでは5年ほど前に「10年後のスーパー」を見据えたプロジェクトを社内公募。営業企画部・竹下太氏の提案が採用され、3年越しでビオラル1号店の開店にこぎつけた。

    竹下氏は「梅田でも芦屋でもなく、普通の町でトライしたいと考えた」「日常のお買い回りの中で、オーガニックを手に取って知っていただく。チャレンジと位置付けたお店です」「1キロ圏内のお客様のニーズに応え、まずはこの新店舗がご支持いただけるように」ここで成功すれば次の展開も、と意欲的だ。

    ビオラル靭店の年間売上目標高は約9億円。開店時の商品構成のうち、オーガニックは1割強。今後、購買データを分析し、通常品と有機品の割合を検証していく。

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