• ワールドニュース
  • 公開日:2018.08.08
  • 最終更新日: 2025.03.06
世界同時「脱プラ」衝撃③環境省、プラごみ緊急調査へ

中島 洋樹(なかじま ひろき)

中国などがプラスチックごみの輸入を禁止した、いわゆる「グリーンフェンス」問題で、環境省は8月6日から全47都道府県と廃棄物処理法上の政令市75市の計122自治体を対象に、緊急調査を実施する。輸入規制が各自治体のプラごみ処理にどう影響するのか調査する。同省は今後のプラごみ処理政策に対する判断材料にしたいとしている。(オルタナ編集部=中島洋樹)

調査を実施する環境省環境再生・資源循環局廃棄物規制課によれば、対象の自治体に7月末に緊急調査を行う旨の事前連絡を行った。8月6日に調査票を送付し、調査期間は8月末としている。

主な調査項目は以下の3点である。いずれの項目も、「グリーンフェンス問題」が発生する前と後を比較して回答を求める。

1.各自治体管内でのプラスチックごみ不法投棄の有無について。
2.各自治体管内でのプラスチックごみの保管状況の変化について。(量の増減、保管に関する基準違反の有無)
3.各自治体管内でのプラスチックごみに対するリサイクル設備新設の有無について、および既存リサイクル設備処理能力の増設の有無について。

廃棄物規制課の担当者は「アジア諸国での受け入れ規制により、これまで輸出していたプラスチックごみを国内で処理することになる。それにより、処理しきれなくなったプラスチックごみの保管がおざなりになり、保管の基準違反や不法投棄につながる恐れもあることから、各自治体の現状を把握するために実施した」と説明した。

環境省は8月末に出そろう調査結果を取りまとめ、今後のプラスチックごみ処理政策の判断材料とする方針だ。

関連記事

世界同時「脱プラ」衝撃②アディダス「PET禁止」

written by

中島 洋樹(なかじま ひろき)

株式会社オルタナ オルタナ編集部

2018年4月オルタナ入社。入社1ヵ月弱でCSR検定3級合格。趣味は高校野球観戦、絵画鑑賞、テニス、ビリヤード、サイクリング、ウォーキング、国内旅行など広範囲におよび、特技はカラオケ(レパートリーは50曲以上)。好奇心旺盛で、編集のオールラウンダーを目指す。 「オルタナ」は2007年に創刊したソーシャル・イノベーション・マガジン。主な取材対象は、企業の環境・CSR/CSV活動、第一次産業、自然エネルギー、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域、ダイバーシティ、障がい者雇用、LGBTなど。編集長は森 摂(元日本経済新聞ロサンゼルス支局長)。季刊誌を全国の書店で発売するほか、オルタナ・オンライン、オルタナS(若者とソーシャルを結ぶウェブサイト)、CSRtoday(CSR担当者向けCSRサイト)などのウェブサイトを運営。サステナブル・ブランドジャパンのコンテンツ制作を行う。このほかCSR部員塾、CSR検定を運営。

Related
この記事に関連するニュース

海洋生物に負担をかけない斬新なマイクロプラスチック除去装置 米スタートアップが効果的な「人口根フィルター」を考案
2024.10.03
  • ワールドニュース
  • #プラスチック
  • #生物多様性
7月は脱プラ月間:生活者が参画できる循環型サービスはどこまで広がっているか
2024.07.18
  • ニュース
  • #資源循環
  • #プラスチック
2030年までに全注文を持続可能な容器包装に――ウーバーイーツジャパンが使い捨てプラ廃止へ定義明確化
2024.07.03
  • ニュース
  • #資源循環
  • #プラスチック
【アーヤ藍 コラム】第8回 ごみが行き着く先への責任と創造
2024.05.30
  • コラム
  • #サーキュラーエコノミー
  • #プラスチック

News
SB JAPAN 新着記事

水素を活用する社会の実現へ ホンダが進める多元的で多面的な取り組みとは
2025.04.03
  • ニュース
  • #リジェネレーション
自社の歴史から学ぶ、人の感動起点の製品開発とサステナビリティ
2025.04.02
  • ニュース
  • #リジェネレーション
米国の現状から何を学ぶべきか、「リジェネレーション」の可能性とは――米SBの創設者とCEOが語る
2025.04.01
  • ニュース
  • #リジェネレーション
SB-Jの発行元がSincに移行――サイトリニューアルでコンテンツを一層充実へ
2025.04.01
  • ニュース

    Ranking
    アクセスランキング

    • TOP
    • ニュース
    • 世界同時「脱プラ」衝撃③環境省、プラごみ緊急調査へ