• サステナブル・ブランド国際会議2017~2020
  • ニュース
  • SB国際会議
  • 公開日:2018.04.02
  • 最終更新日: 2025.03.28
企業も「ハッピーヒーロー」に

吉田 広子(よしだ ひろこ)

SB 2018 Tokyo

「人々がある状況を現実であると定義すれば、結果としてその状況は現実となる」ロンドンに拠点を置き、サステナビリティに関するコンサルティングを行うフテラの共同創業者ソリティア・タウンセンド氏は、米社会学者ウィリアム・I・トマスの言葉を紹介した。(オルタナ編集部=吉田広子)

タウンセンド氏は「より良い生活に向かっているのか、危機的な状況に向かっているのか。岐路に立たされたときに、どちらを信じるかが重要だ」と話す。

フテラはリサーチ会社に依頼し、日本をはじめ世界26カ国で気候変動に対する姿勢を調査した。必ず解決できると信じる「強い楽観主義」、テクノロジーなどによって解決できるかもしれないと考える「楽観主義」、解決できないと考える「悲観主義」、運命だとあきらめる「運命論者」、そもそも気候変動を否定する「否定主義」――。

調査の結果、グローバルで見ると、強い楽観主義が16%、楽観主義が40%で半数を超え、否定主義は4%にとどまった。一方、日本は強い楽観主義が8%、楽観主義が24%、運命論者が最も多い32%に上り、否定主義は18%だった。

タウンセンド氏は「世界でも日本でも気候変動に関するネガティブな話の方が、解決策よりも多くみられる。私たちは解決策を持っていることをもっと大きく示さなければいけない」と訴える。

例えば、ジュエリーブランドのティファニーはトランプ米大統領に対し、新聞広告などを使って「パリ協定から脱退しないで」といったメッセージを発信した。

タウンセンド氏は「みなさんは素晴らしい『ハッピーヒーロー』の仲間。世界中でサステナビリティを実現できることを確信している。企業はヒーローになれるはずだ」と呼びかけた。

written by

吉田 広子(よしだ ひろこ)

株式会社オルタナ オルタナ編集部 オルタナ副編集長

大学卒業後、ロータリー財団国際親善奨学生として米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。2007年10月に株式会社オルタナに入社、2011年から現職。 「オルタナ」は2007年に創刊したソーシャル・イノベーション・マガジン。主な取材対象は、企業の環境・CSR/CSV活動、第一次産業、自然エネルギー、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域、ダイバーシティ、障がい者雇用、LGBTなど。編集長は森 摂(元日本経済新聞ロサンゼルス支局長)。季刊誌を全国の書店で発売するほか、オルタナ・オンライン、オルタナS(若者とソーシャルを結ぶウェブサイト)、CSRtoday(CSR担当者向けCSRサイト)などのウェブサイトを運営。サステナブル・ブランドジャパンのコンテンツ制作を行う。このほかCSR部員塾、CSR検定を運営。

Related
この記事に関連するニュース

第2次トランプ政権下で、米国民が期待するのはパーパスを貫く企業のリーダーシップ
2025.01.10
  • ワールドニュース
  • #パーパス
将来のリスクは「もう目の前にある問題」――企業は変化に適応し計画的にレジリエンスを高めるべき
2024.12.04
  • ワールドニュース
  • #パーパス
  • #人的資本経営
「非財務価値」をいかに可視化しROEにつなげるか――KDDIと日清食品ホールディングスの取り組み
2024.07.08
  • ニュース
  • #情報開示
  • #パーパス
日産自動車が長期ビジョンから挑む「コーポレートアクション」の実践と実現
2024.06.17
  • ニュース
  • #ウェルビーイング
  • #パーパス
  • #ガバナンス

News
SB JAPAN 新着記事

水素を活用する社会の実現へ ホンダが進める多元的で多面的な取り組みとは
2025.04.03
  • ニュース
  • #リジェネレーション
自社の歴史から学ぶ、人の感動起点の製品開発とサステナビリティ
2025.04.02
  • ニュース
  • #リジェネレーション
米国の現状から何を学ぶべきか、「リジェネレーション」の可能性とは――米SBの創設者とCEOが語る
2025.04.01
  • ニュース
  • #リジェネレーション
SB-Jの発行元がSincに移行――サイトリニューアルでコンテンツを一層充実へ
2025.04.01
  • ニュース

    Ranking
    アクセスランキング